「SADA 戯作・阿部定の生涯」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

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【承】– SADA 戯作・阿部定の生涯のあらすじ2

SADA 戯作・阿部定の生涯のシーン2

画像引用元:YouTube / SADA 戯作・阿部定の生涯トレーラー映像

定に伝えませんでしたが、岡田はハンセン氏病患者でした。当時のハンセン氏病は業病と言われ、病名が判明すると同時に隔離が強行されました。岡田は極秘裏に遠い瀬戸内の島へ渡ったのですが、定にはこのことは知らされませんでした。

定は岡田のことを、生涯にわたって忘れずに思い続けます。

処女を失った定は幸せな結婚ができないと思い、不良になります。家から服を持ち出して売ると、近所の不良少年たちと行動を共にします。

母・いとは斉藤家の門を叩いて「責任を取って娘を嫁にしろ」と言いますが、斉藤家に相手にされていません。また定もまっぴらごめんでした。いとが騒ぐこともあり、定が傷物だということは知れ渡っていました。世間の定を見る目に定は反発します。

金ちゃんという少年らといっしょに遊んでいた定ですが、いつのまにか時間は過ぎて大人になっていました。

まっとうなところに勤められないと思った父・卓造が「芸者にでもなれ」と言い、定は父の言うとおりだと思います。遠縁の滝口に頼み、芸者の門を叩きました。

三味線ができるかと言われて、定は上手に爪弾きながら歌います。こうして定は芸者として働き客を取ります。

【大正12年(1923)関東大震災】

関東大震災が起こったころにも、定は客を取っていました。芸者から売笑婦に職を変えた定は、人気でした。たくさんの男たちと時間が、定の上を通り過ぎていきます。

【昭和4年(1929)夏】

店を変えるたびに、名前も変えて定は売笑婦として過ごしていました。定は全国を移動して客を取っています。

あるとき、定が大阪にいると昼間から客が来ます。それは定の兄貴分の滝口でした。滝口は定が立派な売笑婦になっているのを見て、感心します。ふたりで再会を喜んでいると、客がやってきました。定は滝口を押し入れに隠します。

やってきた客は、明日満州へ出兵するという若い兵士でした。女性を知らないまま死にたくないため定のところへ来たのです。定はそれを聞くと、懇切丁寧に対応しました。それを滝口が押し入れから覗いて、見入っています。

兵士が帰ったので滝口が押し入れから出てきて、定を褒めました。するとまた客が来たので滝口は押入れに隠れます。今度の客は職人の男で、定に激しく挑み「親方!」と叫んでいました。二度も見せられた滝口は、職人が帰るとたまらず定にしがみつきます。

定は滝口に、自分の処女を奪った斉藤をなんとか連れてきてくれないかと言います。相手をしたあとで「金を受け取らない」という恥をかかせて復讐したいと言う定に、滝口は「恐ろしい女だな」と答えます。

【昭和10年(1935)夏】

定はお屋敷に住んで、宮崎利三郎という男の連れてくる相手の接待をするようになっていました。

あるとき宮崎は、立花佐之助という名古屋市市会議員を連れてきます。定が立花を手伝って風呂に入れようとすると、立花は「自分でやる」と拒否しました。自分がバカにされているように感じた定は「この人を征服してやろう」と思い、誘惑しました。立花はすぐに定に夢中になります。

立花は定を妾にしました。市会議員であり高校の校長をしている立花は、表立って定を囲うことができないので、いつも旅館に呼んで相手をさせると小遣いを渡していました。それでも定の生活はうるおいます。

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