「SADA 戯作・阿部定の生涯」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ラブストーリー

【結】– SADA 戯作・阿部定の生涯のあらすじ4

SADA 戯作・阿部定の生涯のシーン4

画像引用元:YouTube / SADA 戯作・阿部定の生涯トレーラー映像

【5月9日】

出前のソバをひとりで食べ、過ごします。部屋にいるヤモリを、定は退屈そうに眺めています。

【5月10日】

龍蔵をただ待つ時間は、一日がひと月にも一年にも感じられました。それほどに、定は龍蔵を恋い慕うようになっていました。

【5月11日】

龍蔵がやっと戻ってきました。定は嫉妬して龍蔵に詰め寄ります。怒りのあまり、情事の際に龍蔵の首を絞めると、龍蔵は喜びました。その様子を見て定は、龍蔵はそれを望んでいるのかと思います。

【5月16日】

また金が尽きました。今度は定が立花に会って無心をします。

立花は定に、瀬戸内に旅行へ行って岡田を探してみようと声をかけました。しかし定の気持ちはすっかり岡田からも立花からも離れていました。それよりも龍蔵といっしょにいたいと思います。立花は定の幸せを考えて、もし好きな男がいるなら結婚のお膳立てをしてやると言うと、定に金を渡します。

龍蔵のところへ戻った定は、「寂しさ」について訴えます。その年まで定は、寂しさを感じることがなかったと言いました。龍蔵との出会いがそうさせたのだと言い、腰紐で情事の際に面白がって龍蔵の首を絞めました。龍蔵は、定が望むならそうしろと言います。龍蔵は42歳でした。

【5月17日】

それ以後も情事の際に首を絞めていた定に、龍蔵が「絞めるなら途中で手を離すな」と言いました。それを聞いた定は、龍蔵は殺されるのを望んでいるのかと思います。そこで龍蔵の寝顔を見た定は、最後まで腰紐で首を締めあげました。龍蔵は死にました。午前2時ちょっとすぎのことです。

定は龍蔵の腰のイチモツをメスで切り取ると、ハトロン紙に大事に包んで帯のあいだにしまいました。龍蔵の身体に「定龍二人」と刻むと、待合から出て行きます。

【5月18日】

宿の女中が龍蔵の死体を発見し、警察が来ました。局部が切り取られているのを見て驚きます。

定は映画を見て、立花と会いました。使ったことのない旅館を指定して会うと、自分と立花は無関係だと言います。これは事件発覚後に立花に迷惑がかからないようにするためでした。

【5月19日】

品川の宿をとった定は首を吊って自殺しようとしますが、欄間が低くて無理でした。仕方なく延期して、岡田と立花に宛てて遺書を書きます。

【5月20日】

それを投函して宿に戻り、ビールを飲みながら寝ていると警察がやってきました。定は逮捕されます。定は気を使ったつもりでしたが、立花に遺書を投函したため表沙汰になって迷惑をかけてしまいます。

定と龍蔵の事件は大きな話題を呼びます。新聞では定を「恋の勝利者」として扱い、定と龍蔵は運命的な出会いだったのだと持ち上げていました。

それは裁判のときも同じでした。「殺してまでも独占したい深い愛情を抱いていた」というふうに取られ、定は懲役6年の刑に処されます…。

…さてその後の話を。岡田の行方に関しては、けっきょく判らずじまいでした。

定は懲役6年の刑でしたが、模範囚として5年務めたあと昭和16年に出所しました。その後は「名前を変えて埼玉のほうで結婚した」「実名で全国を回り、自分の話題で金を稼いだ」などといろんな噂がありました。しかし定もどうなったか判らずじまいです。

【1998年】

もし定が生存しているならば、93歳になるはずです…と、滝口が語ります。滝口が語る向こう側では、海を見る老婆の後ろ姿が見えました。しかしそれも映画のお話ですので、本当のところはどうか判りません。

次のページで映画の感想を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「SADA 戯作・阿部定の生涯」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×