「アナイアレイション全滅領域」のネタバレあらすじと結末の感想

アナイアレイション -全滅領域-の紹介:2018年公開のアメリカ・イギリス合作映画。不可解な現象が起こるエリアに、調査に向かう者たちの姿を描いている。ジェフ・ヴァンダミアの小説が原作で、アレックス・ガーランドが監督と脚本を務め、ナタリー・ポートマン主演で贈るSFファンタジー。

予告動画

アナイアレイション全滅領域の主な出演者

レナ(ナタリー・ポートマン)、ヴェントレス(ジェニファー・ジェイソン・リー)、アニャ(ジーナ・ロドリゲス)、ラデック(テッサ・トンプソン)、シェパード(ツヴァ・ノヴォトニー)、ケイン(オスカー・アイザック)、ダニエル(デヴィッド・ジャーシー)、ケイティ(ソノヤ・ミズノ)、ロマックス(ベネディクト・ウォン)

アナイアレイション全滅領域のネタバレあらすじ

【起】- アナイアレイション全滅領域のあらすじ1

生物学者のレナは、七年間陸軍に所属したことがあり、現在は大学の教授をしています。軍にいた頃に出会った夫・ケインは、秘密の任務に行って、一年間行方不明となっていました。
ある日突然、ケインが自宅に帰ってきます。死んだと思っていたレナは喜びます。しかしケインは、何が起こったのか分からないと答えるだけでした。
そしてケインは血を吐き出し始めます。レナは救急車に乗り込み、救急隊員に夫を助けるよう頼みます。すると警察が追ってきて、レナもケインも連れて行かれます。
連れて来られたのは、エリアXと呼ばれる場所の施設でした。レナは、心理学者のヴェントレスから、ケインについて聞かれます。
レナは何も分からないと答え、夫を救う手助けができると申し出ます。ケインは現在、多臓器不全に陥っており、大量の内部出血もして危険な状態でした。レナは放射線を大量に浴びたのか、ウィルスかもしれないと考えます。
施設から外を見たレナは、その驚愕の光景に目を奪われます。この光景は、超自然現象や、地球外からの何か、多次元世界など、様々な仮説がたてられていました。
三年前、ブラックウォーター国立公園の灯台が、シマーと呼ばれる光に包まれてから、この現象は始まりました。
住民には化学汚染と言って避難してもらい、調査に向かった調査隊は誰も戻りませんでした。境界は広がっており、あと数か月も経てば、この建物を飲み込み、そして国をも飲み込んでいきます。
ヴェントレスからその話しを聞いて、レナは夫が戻ってきたことから、生還者がゼロではないと言います。
夜になって一人でいたレナは、アニャという女性と知り合います。アニャは、一緒に働く女性たちを紹介します。
地形学者のシェパード、物理学者のラデックの二人です。アニャ自身は救急隊員として、ここに来ていました。 
隊長のヴェントレスは、誰も戻ってこないことが辛く、原因となった灯台に、自ら調査に向かうことにしました。同行するのが、アニャにシェパード、ラデックになります。全員女性だけの調査隊になります。

【承】- アナイアレイション全滅領域のあらすじ2

レナは自分も調査に向かいたいと申し出ます。この女性の調査隊は、それぞれ抱えているものがありました。
ヴェントレスは家族や恋人など誰もおらず、癌を患っていました。ラデックは自殺未遂をしたことがあり、腕の傷跡を隠しています。
調査に向かった五人でしたが、誰も昨日の記憶がありませんでした。食料の減り具合から見て、この場所に既に四日いることが分かります。通信機器は正常でしたが、外部とは通信がとれません。
五人が湿地に覆われた森を進んでいくと、湖に沈みかけている小屋を見つけます。レナはここに生えている花がおかしいことに気づきます。
色んな種類の花が混ざっているように見えますが、株が一つしかないのです。つまりこの花は全て同じ植物であり、変異し続けているのです。
小屋の中の様子を見に行ったラデックは、何かに引っ張られ、水の中に引きずり込まれていきます。皆の助けがあって、生きて陸に戻れます。
しかし、その引きずった正体が現れます。それは人をも食らうワニでした。レナの銃撃によって、ワニを倒すことができて、口を開けて調査します。
このワニの歯は、サメのような形をしていました。異種交配をしている可能性があり、レナはサンプルを入手します。
次にやってきた建物を調べると、前回の調査隊が拠点にしていたことが分かります。ボードには見張りの位置や、兵士の名前も書いてあり、ケインの名前もありました。
テーブルの上には、次の調査隊に向けたメモと、メモリーカードが置かれていました。
再生してみると、ケインが仲間の兵士の腹をナイフで切り、内臓をカメラに映させていました。内臓が蛇のようにうねっていました。
ヴェントレスが建物の奥に行き、四人も後をついていきます。そこには上半身と下半身が切り離され、壁と融合した人間の跡がありました。近くには、ケインが使ったナイフが落ちていました。
レナは自分の血液を顕微鏡で見て、分離していくのを発見します。

【転】- アナイアレイション全滅領域のあらすじ3

夜になり、建物を交代で見張ることにします。目が覚めたレナは、早めにヴェントレスの元へ行きます。ヴェントレスは映像が酷かったことから、ケインがレナの夫であることを、皆に黙っていて正解だったと言います。
何か大きな音がして、レナとヴェントレスは警戒し、フェンスが破られていることに気づきます。
音で起きた三人も駆けつけます。そしてシェパードが変異したクマに襲われ、助けてと叫びながら連れて行かれます。
アニャは死人が出たことから、戻るべきと訴えますが、ヴェントレスは先に行くことを選びます。
ここから海まで二日かかり、ここまで来るのに六日かかりました。海まで行けば外に出られることから、レナも先に進むことを選び、アニャにも納得させます。
翌日、避難させた村に行くことになり、道中でシェパードの靴が落ちていました。レナが確認に行くと、首をかじられたシェパードの遺体がありました。
避難させた村に到着すると、人の形をした自然がありました。木や花が人間の形をしているのです。それを見て、ラデックはある結論を導き出します。
シマーが電波をブロックしているから、通信できないのではなく、ブロックされずに反射し、信号が絡まっているのです。
また、葉っぱなど自然の中に、人の遺伝子が存在していることも分かります。シマーは全てを反射するプリズムなのです。光や電波だけでなく、動物や植物、全てのDNAをも反射します。つまりこのエリアに入った人間のDNAもです。
レナの血液からも分かるように、既にシマーは彼女の内部にもいました。アニャは自分の手の指紋が動いていることに気づきます。
そして夜遅く、アニャは三人を拘束します。なぜならレナのペンダントに、映像に映っていたケインがいたからです。腹を切る映像を見て、アニャは前回の調査隊が狂って殺しあったと考えていました。
シェパードが襲われた時、クマに連れて行かれたのを見たのは、レナだけでした。そのレナが嘘をついていたことことから、アニャは信じることができなくなります。
するとシェパードの助けを呼ぶ声が聞こえてきて、アニャは助けに向かいます。
しかしやってきたのは、シェパードを殺したクマでした。クマは、シェパードの声を発することができました。シェパードの残した恐怖の感情が、反射してクマに遺ったのです。

【結】- アナイアレイション全滅領域のあらすじ4

拘束されている三人は、動かないでやり過ごそうとします。噛まれたアニャが立ち上がり、クマに向かって撃ちますが、首から頬のあたりを食いちぎられ、殺されてしまいます。
次はレナが襲われそうになりますが、拘束を解いたラデックが銃を拾って、クマを至近距離で撃ちまくって殺します。
ヴェントレスは、自分を保っていられる間に、灯台に着きたいと直ぐに出発します。
ラデックは、ケインにもレナにも、シマーが入り込んだことを聞いて、いづれそうなるのだと思います。彼女は体中から自然が生え始め、灯台に行かずに一人歩いていき、消えてしまいます。
レナは彼女を見失い、一人で灯台に向かいます。そこには人骨が置かれていました。
また、カメラの先に、黒く燃え白骨化した死体もありました。レナはカメラを再生します。
そこにはケインが映っており、目の前にいる何かに、レナに会いに行くように伝えています。そして自ら白リン弾のピンを抜いて自爆します。
ケインの目の前にいる何かが、カメラの前を通りかかります。その何かはケインの姿をしており、黒く燃えた死体はケイン本人でした。
近くに穴が開いており、レナは中に入って行きます。すると中にはヴェントレスがいて、全てを飲み込み、全滅するだろうと予言してきます。
ヴェントレスはシマーを口から吐き出し、うごめく球体のようになります。それは人の形をした存在となります。
その存在は、レナの行動を模倣し、ついてきます。レナは外に出ようとしますが、くっつかれて動けなくなります。
そのまま倒れたレナは、白リン弾を拾って、その存在と手をつなぎます。すると存在は、レナと同じ姿に変異していきます。レナは存在に白リン弾を持たせて、手を放します。
白リン弾が爆発している間に、レナは灯台の外に逃げます。存在は灯台や周りの環境を変異させ、消滅させていきます。
エリアXに戻ったレナは、ロマックスに今までの事を説明します。ロマックスから、存在はエイリアンなのかなど聞かれますが、レナは分からないと答えます。あの後、調査隊が向かいましたが、灯台は消えていました。
シマーが消えたことで、ケインは意識を取り戻し、回復していました。レナは彼に会いに行って、夫ではないのね、と聞きます。
ケインではない何かは、そうだと答え、レナを抱きしめるのでした。彼の見ている目は、瞬き一つなく、どこか別の場所を見続けていました。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、舞台となっている湿地など、幻想的で美しい世界が広がっています。レナと存在が対峙する前後の場面では、存在の登場する映像美が特に素晴らしくなっています。
そんな美しい映像とは真逆で、恐ろしい場面もあります。ワニはそうでもないのですが、変異したクマが恐ろしくなっています。
特にクマのビジュアルと、アニャが食われる場面がえぐくなっています。また、じわじわと近づくクマと、シェパードの声が合わさり、恐怖が倍増となっています。
そしてケインが腹を切る映像が、痛々しくなっており、グロテスクさがかなり出ております。
よくぞここまで不思議な空間を作り上げた、と言える作品であり、異世界を舞台にしたゲームのような印象でした。実写としても違和感なく、出演者の演技は世界観とマッチしており、素晴らしい映画になっています。

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