映画:アブダクションプロジェクト遭遇

「アブダクションプロジェクト遭遇」のネタバレあらすじと結末

SF映画

アブダクション・プロジェクト ~遭遇~の紹介:UFOの目撃談など、世界各国で起きている超常現象についてアツく語るラジオ番組で、DJを務めている主人公。彼のもとに、怪しい「黒い服の男たち」に追われている女性が逃げ込んできて・・・という物語で、「エイリアン・アブダクション=宇宙人による誘拐」だけでなく、様々な超常現象の要素を取り入れた作品になっています。

あらすじ動画

アブダクションプロジェクト遭遇の主な出演者

リドリー(マーク・アーノルド)、クリスタル(マーリー・カルヴィ)、アンジェリカ(シエンナ・ギロリー)、ゼーン(ウィリアム・B・デイヴィス)、キャロライン(バフィ・ディヴィス)、ホワイト(アンドレイ・クロード)、リラ(ペトラ・ブライアント)

アブダクションプロジェクト遭遇のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- アブダクションプロジェクト遭遇のあらすじ1

アブダクションプロジェクト遭遇のシーン1 アメリカのテキサス北部で、ローカルラジオ番組「シャドウ・ハウス」を自宅から放送、DJを勤めているリドリー。その内容は、異星人に遭遇した人の体験談や、各地の謎の遺跡に関する話題などなど。毎月の家賃にも苦労する生活を送りながら、ドラマ「X-ファイル」的なミステリアスな話題を、マニアなリスナーあてに日々提供していました。
今宵はゲストに、ロシア出身の女性UFO研究家、リラ・コズロフ氏を招き、更にディープな話に花を咲かせる予定でした。すると放送中に、若い女性から電話が入ります。「追われている、助けて」という電話に、リドリーはイタズラだと思って電話を切ろうとしますが、女性は「私が真実を見せてあげる」と言って、放送終了後に、リドリーの住む家に車で突入してきます。その背後に黒い服を着た男がチラリと見えましたが、その姿はすぐに消え去ってしまいました。
クリスタルと名乗るその女性の只ならぬ様子に、リドリーの大家・ゼーンとその妻キャロラインは、とりあえず彼女を保護します。リドリーは、放送している場所を公にしていなかったにもかかわらず彼女が家に来たことで、やはり何かあると、放送のゲストだった電気工学・天体物理学の博士号を持つ、UFO研究家のホワイトを呼び出します。
実はクリスタルはここへ来る前に、道端で倒れていたところをマルヴィンという男に助けられ、バーに立ち寄った際にマルヴィンが参加したポーカーゲームでカードを次々と読み取り、マルヴィンに大勝ちをさせていました。このポーカーに、放送前のリドリーも参加しており、クリスタルは「普通ではない」ことを改めて認識します。クリスタルは追ってきた「黒い服の者たち」にマルヴィンを殺され、リドリーに助けを求めて来たのでした。

【承】- アブダクションプロジェクト遭遇のあらすじ2

アブダクションプロジェクト遭遇のシーン2 やって来たホワイトは、彼女に関わるならただ事では済まないぞとリドリーに忠告。先住民の血を引くホワイトはクリスタルの「気」を感じ取りますが、それが邪悪なものであることを察し、更に警戒の色を強めます。するとテレビが自然に付き、砂嵐を映し出し。そして突然電話が鳴り、クリスタルの名を呼びます。「クリスタル、容器を返してくれ」と。
危険を感じたクリスタルは逃げ出そうとしますが、リドリーは「君1人では立ち向かえない。皆で力を合わせよう」と彼女を説得。そしてクリスタルは皆の前で、自分の過去を語りだします。9歳の時両親が殺され、施設に入ったこと。そこで自分の「異質さ」に気付いたこと。そして、時折記憶をなくすことがある、両親を殺したのは自分かもしれないという自責の念にとらわれていたのでした。
クリスタルの両親は、密かに政府からの極秘プロジェクトに参加しており、クリスタルは「そのため」に育てられていたのです。しかし両親が死んでから、ずっと「黒い服の男」と「謎の光」に追われる生活を続けていました。リドリーは、電話で聞いた「容器」をクリスタルが持っていると考え、彼女の外出中に密かに荷物を調べ、小さな箱を見つけます。これが、「奴ら」の狙っているものに違いないと。
その後も、クリスタルあてにマルヴィンの携帯が送られてきたり、クリスタルと一緒にいたリドリーが数時間の記憶をなくすなど、奇妙な現象が次々と起こります。

【転】- アブダクションプロジェクト遭遇のあらすじ3

アブダクションプロジェクト遭遇のシーン3 ホワイトは謎を解明すべく、自身の開発した装置で、クリスタルを覆う電磁波を測定しようと試みます。そして、何かに連れ去られそうになったら、「私は精霊のもの」と繰り返し唱えるように伝えます。ホワイトはテレビから流れた砂嵐の映像、送られてきたマルヴィンの携帯の電波を解析し、それれが起きたのが、政府の軍事施設が地球外からの大量の電波を受信し作動した時間と一致することを突き止めます。そして、クリスタルは異次元と現世を結ぶ「入り口」の役目を果たすのではないか、それゆえ彼女は追われているのではないかと推察するのでした。
リドリーは放送で、リスナーに呼びかけます。「象を知らない人に目隠しをして、尻尾に触れさせロープだと言えばそれをロープだと、肌に触れて木の幹だと言えばそう信じるだろう。象の姿が見える人は、いますか?」
最初は超常現象的な話を信じていなかった大家のゼーンも、クリスタルにまといつく謎の影を見て、確かに「怪しい存在がいる」と確信。彼女は何かの追跡装置を埋め込まれていて、それでどこへ行っても追われてしまうのではないかと考えます。看護師をしていた妻のキャロラインが、クリスタルの首の後ろに埋め込まれていた追跡装置を取り出す手術を行い、細いひも状の物体を取り出します。取り出したものは、空気に触れると見る見る虫のように動き出し、ホワイトが慌ててその虫をシャーレの中に閉じ込めるのでした。
リドリーとホワイトは、追跡装置を外したクリスタルを逃がそうと、車で出発します。すると、しばらく連絡の取れなかったリラが突然現れ、2人に銃を向けます、リドリーがクリスタルが口ずさんでいた歌を口笛で吹くと、リラは正気を取り戻します。小さい頃に何者かに誘拐された経験があり、それから超常現象を研究するようになったリラでしたが、彼女は誘拐された時に政府のマインドコントロールを受けていたのでした。

【結】- アブダクションプロジェクト遭遇のあらすじ4

アブダクションプロジェクト遭遇のシーン2 遠い地へ逃げようと考えるリドリーたちの前に、死んだはずのマルヴィンが立ちふさがります。彼もまた、黒い服の者たちに操られていたのです。マルヴィンを助けようとしたクリスタルが彼に触れた瞬間、光のようなものがマルヴィンからクリスタルへ伝わります。クリスタルは態度が豹変、ホワイトの首を、超能力で締め上げ始めます。
その時、リドリーの前には黒い服の女性が現れていました。彼女はリドリーを「我が息子」だと語ります。リドリーは幼い頃に母親たちの「策略」を見ていたのですが、それを口外しないようマインドコントロールされていました。しかしリドリーは記憶の底に眠る陰謀に気付き、かすかな記憶から、それをラジオ放送という形で世間に知らせようとしていたのです。
クリスタルは「リドリーの母」の言われるまま、リドリーとホワイトを消し去ろうとしますが、ホワイトが「君は大いなる精霊のもの。惑わされるな!」と叫ぶと、クリスタルは我に返り、逆にリドリーの母を打ち倒します。すると、空中に巨大なUFOが現れ、クリスタルを収容し去って行きます。クリスタル自体が、異世界へ繋がる「容器」だったのです。リドリーの母=クリスタルの母は、時空を越え子供たちを異世界へ通じるものとして育て上げていたのでした。クリスタルを失い、リドリーの母は「また会えるわ」と言い残し、リドリーの元を去っていきます。
その後、政府の機関に捕らえられたリドリーでしたが、彼1人だけが解放され、ホワイトもゼーンもそれ以降、姿を消してしまいます。リドリーはクリスタルが去っていった森の中で1人、ホワイトの残した電波発信機を、空へ向かって発信するのでした。

みんなの感想

ライターの感想

タイトルからして本作が「UFOもの」であろうことは十分に予想出来ますが、本作はその枠組みを越えて、1970年代に暴露された、アメリカ政府が密かに行っていた人体実験「MKプロジェクト」から、先住民に伝わるスピリチュアルな存在までを網羅した、超常現象オール総進撃!といった盛りだくさんの内容になっています。
それゆえ、超常現象マニアの方にとっては「そこも絡めてくるか!」といった嬉しい内容になっていますが、そうでない方には少し難解な作品かもしれません。多分にオカルティックな部分を含んでいますので、それに意義を唱える「世間一般の良心的存在」として、主人公の住む家の大家夫妻を登場させているのですが。最初は謎の存在に怯えるクリスタルを「よく事情はわからないけど助けよう」という気持ちだった彼らも、結局「不可思議な存在」を目にしてそれを「肯定する」立場になりますからね。
本作で作者が訴えたかったことは、数ある超常現象の中でも「別のもの」として考えられているUFOや霊的なものも、全てひとつに繋がるのではないか?というところなんですけども、そこに現実に起こった政府の陰謀なんかも合わせワザで絡めて何気にリアリティを増そうとしている点が、ニクい手法と言えるでしょうか。本作の主張が「正解」かどうかは別として、そういった考え方も「アリ」だな!と思わせてくれる、面白い作品に仕上がっていると思います。
ただ、トップにクレジットされているシエンナ・ギロリーさんが、確かに「重要な役どころ」ではありますが、どちらかというと「ゲスト出演」的な枠だったことは否めないですかね・・・それでも、「明かされないまま終わる」謎も多い作品ですが、実際現実でも「明かされてない謎」なんですから、それは致し方なしでしょう!オカルティックな気分に浸りたい時には持って来いの作品だと思います、はい!

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