「アーカイヴ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

SF映画

アーカイヴの紹介:2020年製作のイギリス映画。死んだ妻をアンドロイドとして蘇らせようとするロボット工学者をめぐるSFサスペンス。ジョージは“アーカイヴ”というシステムを利用して亡き妻のデータを取り出し、J1、J2とバージョンを上げたアンドロイドを開発。ついにJ3も完成間近となるが……。出演は、「ダイバージェント」シリーズのテオ・ジェームズ、「カサノバ 最期の恋」のステイシー・マーティン、「アンダーワールド:ビギンズ」のローナ・ミトラ、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」のトビー・ジョーンズ。「未体験ゾーンの映画たち2021」にて上映。

あらすじ動画

アーカイヴの主な出演者

ジョージ・アルモア: テオ・ジェームズ (佐々木啓夫) ジュール・アルモア/J3/J2の声: ステイシー・マーティン (大津愛理) シモーヌ: ローナ・ミトラ(織部ゆかり) ミスター・タッグ: ピーター・フェルディナンド メルヴィン: リチャード・グローヴァー エルソン: ハンス・ピーターソン 管理システムの電子音声: リア・ウィリアムズ ヴィンセント・シンクレア: トビー・ジョーンズ(魚建) その他の日本語吹き替え‐森優子、齋藤響、堀総士郎、ふじたまみ

アーカイヴのネタバレあらすじ

【起】– アーカイヴのあらすじ1

アーカイヴのシーン1

画像引用元:YouTube / アーカイヴトレーラー映像

日本の山梨県。現在。(注:山梨だと判るのは、映画の中盤以降です)

雪がうっすら積もる寂しい山のなかを、ひとりで走る者がいました。彼はロボット工学者のジョージ・アルモアという男です。ジョージはハイテクな設備を備えた建物に入ります。そこは操業停止中の施設で、ジョージはその施設で実験をしていました。

(映画タイトル)

施設に戻ってきたジョージを迎えるのは、二足歩行をする人の形をしたロボット、J2です。ロボットの肩の部分に「J02」と書かれています。

施設内にはほかに、下半身だけのロボットJ1もあります。ジョージはARM社に雇われた研究者で、3年のあいだに高性能のロボットを作り出す契約を結んでいました。J1もJ2も人工知能を搭載していますが、J1は下半身だけで感情も音階で示すだけでした。J1のデータをバージョンアップして作ったJ2は、人語を操ることができます。

ジョージはJ1にモノクロのテレビアニメを見せてなだめます。J2はジョージに見た夢の内容を教えました。ジョージが続きを聞くと、J2は夢を見て悲しくなったと話しました。ジョージはJ2に、J1のチェックを手伝ってくれと頼むとほかの部屋に移動します。

ジョージは別の部屋で妻のジュールにビデオ通話をしました。呼び出し中という文字が表示されたあと、ジュールの姿が映し出されます。

ジュールがジョージに調子はどうかと聞いたので、ジョージは仕事三昧だと答えました。回線が不安定なのか、映像と音声が乱れます。ジュールは「寂しい」「こんなのはつらすぎる。ごめんなさい」「さよなら、ジョージ」と切ない顔をして言うと、通話を切りました。ジョージはやりきれない気持ちになります。

…(過去の回想)ジョージは助手席に妻のジュールを乗せて、ドライブしていました。自動運転の車ですが、ジョージは「自分が作ったロボットではないから」と自分でハンドルを握って運転していました。助手席のジュールと談笑するジョージは、幸せそうです…。

ジョージの勤務するARM社の上司・シモーヌから連絡が入ります。会社の経営陣にいるホリンズが失脚したことで、シモーヌが会社のトップに立つとシモーヌはジョージに言いました。シモーヌはジョージに、3年以内に試作ロボットの完成させることが条件で契約をしていることをいま一度言うと、成果を上げるよう叱咤激励しました。成果が上げられなければ、契約の見直しもすると言います。

またシモーヌは、会社の機密が狙われていることも話題に挙げて、セキュリティを強化するようにジョージに命じます。ジョージは、自分のいる場所がARM社とかかわりがあるか外部には分からないからその必要はないと答え、開発が遅れることも話しました。シモーヌは、万全を期して必ずバックアップを取れと言います。

電話のあと作業をするジョージに、シモーヌとの会話を聞いていたJ2が「シモーヌは嫌いだ」と発言しました。J2の意見にジョージも同感だと言います。

ジョージはARM社には内緒で、3つめのロボットを作っていました。それはJ2をバージョンアップして人間に近づけたJ3です。まだ上半身しかできていません。

ジョージはJ3を開発している研究室に入ると、J3に死んだ妻・ジュールのデータをダウンロードしました。それをこっそりJ2が見ています。

山のなかで施設の外に配備しているセキュリティ装置の点検作業をしながら、J2はジョージにまた新しくロボットを作っていることを指摘しました。新しいロボットができたら自分たちは不要になると心配するJ2に、ジョージはそんなことはないと否定します。

J2を先に戻したジョージは、研究室でJ3を起動させました。するとロボットは大きな声をあげます。ジョージはシステムをダウンして、J3に「休止状態にした。睡眠状態と同じだ」と安心させようとします。

先に帰ったJ2は、住居部分にある黒い大きな金属の装置を見ていました。

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