「アース・トゥ・エコー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

SF映画

2014年製作のアメリカ映画で、高速道路の拡張工事により生まれ育った町を離れなければならなくなった少年たちが、「最後の思い出に」と出かけたことが、思いがけない冒険に繋がっていく・・・!という、SFジュブナイルと言える内容の作品です。「E.T.」や「SUPER8/スーパー8」を思わせるような少年たちの冒険譚に加え、「スタンド・バイ・ミー」的な少年時代の切ない思い出が描かれた良作になっています。

あらすじ動画

アース・トゥ・エコーの主な出演者

タック(ブライアン・”アストロ”・ブラッドリー)、アレックス(テオ・ハレム)、マンチ(リース・ハートウィグ)、エマ(エラ・ワーレステット)

アース・トゥ・エコーのネタバレあらすじ

【起】– アース・トゥ・エコーのあらすじ1

アース・トゥ・エコーのシーン1

画像引用元:YouTube / アース・トゥ・エコートレーラー映像

アメリカの田舎町に住む少年、タックとアレックス、そしてマンチの3人は、いつも共に過ごしている、かけがえのない仲間でした。しかし町の中央に新しい高速道路が建設される計画が持ち上がり、町の人々は別の土地に住まいを変えることとなり、タックたち3人も近日中に、それぞれ別の場所で新しい生活を始めることになっていました。

中でもアレックスの家庭は一番早く町を出ることになっていて、引っ越しを明日に控えた日、3人は「共に過ごす最後の日」を切ない思いで迎えていました。そんな時、カメラマニアで自分の行動を逐一撮影しているタックは、3人最後の日を映像に残そうとしていましたが、スマホが急に操作出来なくなってしまいます。

やっと動き出したスマホは、よくわからない影のようなものが映っているだけで、それはタックの家族が持っているスマホも同じでした。アレックスのスマホも同じような症状が出ていることがわかり、最後に合流したマンチのスマホだけは無事でしたが、集合したアレックスの家の敷地内に入った途端、同じく不気味な影が映るようになってしまいます。

そこに高速道路の工事を請け負う作業員が訪ねて来て、工事の影響でスマホに妨害電波が入っていると思うが、回収して修理をすると言いだします。タックは咄嗟に、作業員がスマホを回収に来るわけがない、これは怪しいと思い、作業員を追い返します。

この件には何か理由があるのかもと考えたタックは、ネット上にその影を投稿し、誰かわかる人はいないかと尋ねてみます。すると「この砂漠じゃないか」というレスが入り、確認するとスマホに映った影は、レス者の投稿した砂漠の地形と同じ形をしていました。

きっとこの砂漠に、何かの秘密がある!と考えたタックは、砂漠まで20キロの距離を、自転車で行ってみようと提案します。3人で過ごす最後の日として、これ以上ない思い出になると思ったのです。マンチだけは「大丈夫かな」と不安そうでしたが、それぞれが誰かの家に泊ると自分の親に嘘を付き、3人は砂漠を目指して走り始めます。

日が落ちて辺りが薄暗くなる中、タックは同級生の美少女で人気者のエマとキスをしたと、自慢げに語ります。本当は少し話しただけでキスどころか手も握っていなかったのですが、3人で最後の日であれば、もう嘘がバレることもないだろうと考えていました。

そして夜になり、3人はようやく目的地の砂漠に到着します。スマホには現地の地形と、「ここに行け」と指示するかのような矢印が映し出されていました。その矢印に従い砂漠の中を進んで行くと、砂に埋まった古いバルブのようなものを見つけます。

砂まみれで、壊れた部品のようなバルブを見て、タックは肩を落とし、「もう撮影は止める」と帰ろうとします。しかしマンチはせっかくの記念だからと、リュックにバルブを入れます。そこで、丘の上に人の気配がして、3人は物陰に隠れます。その人物たちはライトで辺りを照らして、何かを探しているようでした。

こうして3人は砂漠を後にして帰宅しようとしますが、途中でマンチは背負ったリュックに違和感を感じ、「何かが動いた!」とリュックを投げ捨てて自転車を降ります。アレックスがリュックの中を見ようとすると、確かに何かが中にいる気配がして、思わずリュックを手放します。

次にタックがバルブを持ってみますが何も起こらず、アレックスに渡すとバルブの内部が青く光り出します。皆は爆弾かと思ってバルブから離れますが、そこでタックはスマホに「新しい影」が映っていることに気付きます。マンチのスマホには謎の絵文字のような画像、アレックスのスマホはなぜか勝手に録画を始めていました。

タックのスマホに映った地図には、現在地から別の場所へ向かう矢印が光っていました。これは「その場所へ行け」という意味だと考え、3人は矢印の示す場所に向かうことにします。3人がたどり着いたのは草むらに建つ納屋で、中に入ると何かの部品が猛スピードで飛び回り始めます。

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