映画:カレブラン

「カレブラン」のネタバレあらすじと結末

カレ・ブランの紹介:2011年製作のフランス映画。人間が家畜と社畜に分類された近未来を舞台に、その環境で生きる人々の姿を描いている。新鋭ジャン=バティスト・レオネッティが監督を務めたSFドラマ。

あらすじ動画

カレブランの主な出演者

フィリップ(サミ・ブアジラ)、マリー(ジュリー・ガイエ)、パトリス(ジャン=ピエール・アンドレアーニ)、ジャン(カルロス・レアル)、フィリップの母(フェイリア・ドゥリバ)、少年時代のフィリップ(マジッド・イヴ)、少女時代のマリー(アデル・エグザルチョプーロス)

カレブランのネタバレあらすじ

【起】- カレブランのあらすじ1

最初に発見されたのは、子熊を抱いた母熊の死体でした。大きな雄熊に襲われて死んでいたのです。
次に別の母熊が氷河の上で死んでいました。今度は子熊が逃げた跡がありました。
そう語るのはフィリップの母で、奴らはみんな恐ろしい怪物であり、そのうちあなたにも見えるようになると言います。
この近未来の世界では、スピーカーによる放送が行われています。子供を作らないか、人工的な精子を注入しないか、子供を隠したらクロッケーの権利を失うなど、流れています。
クロッケーとは人生の学校であり、バットを使った家族のスポーツです。どの子供でもチャンピオンになれることも、スピーカーからは流れています。
とある工場では、黒い袋に何かが詰められ、吊るされていました。黒い袋からお肉がパックづけにされて、ベルトコンベアで流れてきます。
働いていた女性は、黒い袋の中身が分かったのか、囲いを越えて逃げていきます。
フィリップの母は、これでいいのだと言い、心を隠すように息子に伝えます。そしてベランダから飛び降りて亡くなり、黒い袋に詰められます。
学校へ行くことにしたフィリップは、飼い犬のリードを天井に巻きつけ、自殺をすることにします。しかし気づいたマリーは、彼を起こして救います。
フィリップは、もう一人の男子生徒と疑似体験の実験をさせられることになります。黒い袋の中にどちらか入ってと言われ、男子生徒は入ることにします。
袋のチャックが閉められると、女性は自ら入る者に生きている価値はないと言います。そして強面の男性が棒を二本持ってやってきます。
フィリップは、その一つの棒で男子生徒を殴るように指示されます。殴れないでいると、フィリップが殴られます。もっと強くと言われ、フィリップは仕方なく命令に従います。
指示していた女性から、これはゲームであり、続ければ生きていけると言われるフィリップでした。ゲームなので、勝ちと負けがあるのです。

【承】- カレブランのあらすじ2

大人へと成長したフィリップは、会社で実験を行っていました。対象者はリズで、電話を制限時間内にとるように命令します。
次の対象者のダニエルには、棒を長く持っておくようにと指示します。棒からは電流が流れ、ダニエルは倒れて動かなくなります。
フィリップはマリーと結婚していましたが、子供はまだでした。マリーは彼が親になることを怖がっているのが原因だと考えています。
フィリップが勤める会社には、パトリスという駐車係の男性がいました。笑顔で歓迎を常に命令されています。
リズは電流に耐えることができて、次の実験を受けることができます。それは壁に背をつけて、後ろに下がるといったものでした。頑張って下がるリズでしたが、壁があるので出来ません。
その次の実験は、小さい丸い円から出ないことです。フィリップが竹刀で頭を叩いてくるため、リズは外に出てしまい、注意されてしまいます。
マリーはフィリップに電話をしますが、留守電でした。しかしマリーは彼が仕事に没頭をしているのを遠くから見ていました。
フィリップが別人になったこと、子供を作ってくれないことから、マリーは全てが嫌いだと暴れます。
実験の答えですが、壁の一部を背につければ、横向きに下がることができます。丸い円は足で動かせば良いだけでした。
マリーはマンションのベランダから、ぬいぐるみや家具など下に落としていました。下にはネットが張られていました。

【転】- カレブランのあらすじ3

フィリップとマリーは、会社員が出席する食事会に出席します。四人の男性会社員は、当たってグラスをこぼしてきた給仕に対し、リンチをして殺します。
そして帰っていたフィリップとマリーの元にもやってきます。マリーがガンを飛ばしたのが理由でした。
フィリップはマリーを守ろうとします。そこへレーザー銃を持ったパトリスが現れ、男性会社員たちは逃げて行きます。
マリーは、レーザー銃をどこで拾ったのか聞きます。パトリスは昨日道で拾ったのだと言います。
マリーが子供はいるのか聞くと、パトリスはいないと答えます。しかし彼の家には幼い子供がいました。
マリーは夫が子供を作るのを邪魔していると言い始め、今の世の中を否定します。
母親は窓から落ち、子供は母親の腹から落ちるのだと、マリーは話します。これは汚いゲームなのです。
マリーが帰っていき、フィリップはこのことは内密にとパトリスに頼んで、彼女を追いかけていきます。
フィリップはゲームを続けなければ、給仕と同じ末路になってしまうと言います。マリーは足りないものがあるのだと話します。満足できないなら消えろと言うフィリップでした。
マリーは、フィリップの母と同じで見えました。何かと言うと、それは怪物です。

【結】- カレブランのあらすじ4

翌朝、フィリップはパトリスにお礼を言いに行きます。パトリスは持ち場から離れる時間が20秒と決められており、返事をするななど、細かく命令をされていました。
四人の男性会社員が、奥さんに花をとやって来ます。フィリップは理解し、口外しないと伝えます。彼らが去った後、フィリップは花をゴミ箱に捨てます。
フィリップは四人を呼び出し、ボスの意向で簡単な実験をすることにします。ボスが昨日のことを不愉快に思っているのが理由と言っておきます。
一つのボトルを飲み干すように指示します。すると四人は奪い合います。最後は手に入れた一名が同僚の頭をボトルで叩きます。
四本のストローがあったので、分け与えることもできたのです。それなのに力で勝ちを手に入れた一名に、フィリップはどう思うかと血を流す他の三名に問いかけます。
勝ちを得た一名は、三名からリンチをされて動かなくなります。
マリーはパトリスに会いに行って、彼にも怪物が見えることを知ります。
弱い子熊は捨てるのです。それでもあなたはできるのかと、パトリスはレーザー銃を持って、なぜ自分なのかと嘆きます。
怪物などいないなんて嘘だと、マリーは考えます。店の席に座っている男性の姿が映し出されます。
マリーは男性を車で轢き殺して、身分証を落としていきます。監視カメラは身分証を捉えます。
家の玄関が壊されていき、フィリップは目を覚まします。マリーに何をしたのか聞くと、彼女は最後のキスをします。そしてマリーはベランダから飛び降ります。
続いてフィリップも飛び降ります。ネットがクッションとなり、フィリップは気がついて、マリーに人工呼吸をします。
そして二人は逃げていきますが、男性が追ってきます。クロッケーが二人を救います。フィリップはクロッケーのバットで殴りかかり、男性を追い払います。
店の席に座って、マリーは見えるかどうか聞きます。ようやくフィリップにも怪物が見えます。
目の前に座っている男性、そして自分、普通に暮らす皆が怪物なのです。見てみぬふりをしている彼らのことです。
真実が見えたフィリップは、マリーと一緒なら怖くないと思います。たとえ熊の世界としてもです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、現代を象徴していると言えます。笑顔の強制やリンチなど具体例を用いて描いており、それらと現代を重ね合わせることで、大切なことに気づくことができます。
熊の世界と人の世界を照らし合わせる演出には驚かされ、最後に怪物の真実が分かる展開も素晴らしいの一言です。
最後まで見終わり、行き過ぎた管理主義への警鐘を鳴らす映画として見受けられました。終始暗い雰囲気が、暗黒の未来を象徴しているかのようでした。

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