「ガメラ2　レギオン襲来」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（3件）

ガメラ2 レギオン襲来 [DVD]

DVD > 日本の特撮映画
大映
永島敏行（出演）,水野美紀（出演）,石橋保（出演）,金子修介（監督）,永島敏行（Unknown）

￥4,866

Amazonで見る

価格・情報の取得：2021-04-30

画像引用元：YouTube / ガメラ2　レギオン襲来トレーラー映像

突如日本に現れた、大怪獣ガメラとギャオスの壮絶な戦いから一年後。北海度の山中に隕石が落下し、地元の自衛官や観測隊が隕石の探索に向かいます。しかし落下した跡はあったものの、隕石自体はその場から姿を消したかのように、発見出来ませんでした。

一方、札幌市の少年科学館で働く若い女性・穂波碧は、科学館の窓から青く光るオーロラが夜空に輝いているのを見て、同僚と共にオーロラの光る方向へ調査に出かけます。しかし車の計器が、隕石の起こしたものなのか強力な磁場の影響を受け、止まってしまいます。そこで穂波は、隕石の探索に来ていた自衛官の渡良瀬と出会います。

隕石が発見出来ないという話を聞いた穂波は、隕石が「自ら移動したのではないか」と語ります。奇想天外な話にも思えましたが、渡良瀬の部下・花谷は、隕石が地球に接近した際、地上へ衝突する前にスピードを緩めたような形跡があるという報告を受けていたことを思い出します。そこで渡良瀬がタバコを吸おうとすると、ライターの火が大きく燃え上がります。

そして次の日の夜、札幌市内にあるビール工場が何者かに襲われるという事件が起きます。ビール工場の警備員は偶然にも、一年前ギャオスが発生した長崎で刑事をしていた大迫という男で、ギャオスの第一発見者でもあり、恐ろしい体験をしたことで刑事を辞め、はるか遠くの北海道で働いていたのでした。

大迫は取り調べの刑事に、「人間大の生物に襲われた」と訴えていました。その頃穂波は、NTTネットワークセンターに勤める帯津から、通信用の光ファイバーが大量に消失したという話を聞きます。穂波は消えた箇所の地図を見て、光ファイバーは隕石の落ちた地から何者かが移動したように、順を追って消えていることに気付きます。

そこで穂波は、渡良瀬から呼び出しを受けます。渡良瀬は事件の起きたビール工場の調査に来ており、隕石が移動したことを示唆した穂波に助言を仰ごうと考えたのです。穂波は光ファイバーの消えた道筋から、このビール工場も繋がっていることを認識します。そして調査の結果、ビール瓶が大量に消失し、シリコンの粉末だけが落ちていたことが判明します。

穂波は、タヒチ島にある植物のほとんどが、「他の地から種子が運ばれてきたものである」ことを例に挙げ、宇宙レベルでそういうことが起きてもおかしくない、移動した隕石は地球へ飛来した「宇宙生物」ではないかと考えていました。ガメラやギャオスの出現に続き、世界のタガが外れたような、何か大きな変異が起きようとしている気がしたのです。

そして次に、札幌市内を走る地下鉄が何者かに襲われ、運転手を含めた犠牲者が出るという事件が起きます。事件の起きたすすきの駅付近は封鎖され、地下鉄構内に取り残された被害者を救出に向かった警官隊もまた、突如現れた複数の生物に襲撃されます。

更に駅付近のビルが突然崩れ出し、屋上を突き破って巨大な植物の芽や葉が姿を現します。渡良瀬は隕石の移動と関連した事件だと考え、独断で地下鉄構内の調査に向かいます。そこで渡良瀬たちは、高濃度の酸素が充満した構内に蠢く、無数の生物の姿を確認。同時に、生物の襲撃から生き延びていた生存者たちを救出します。

すすきの駅の事件を聞いた穂波は、キノコを育てながら生活するハキリアリを思い出します。ハキリアリとキノコは「共存」しながら生きる、お互いに必要不可欠な存在で、地下鉄構内の生物とビルを突き破った巨大な植物も、同じ関係にあると思われたのです。

そして、ビルの屋上から突き出ていた芽から、巨大な花が咲きます。これ以上の成長は更に市民生活を脅かすだけだと、「草体（そうたい）」と呼ばれていた巨大植物の爆破が決定します。自衛官たちは、構内の地下に突き出た植物の太い根に爆薬を仕掛け始めます。

一方穂波は、巨大な草体は種子を放出する際に、爆発的な活動を起こすと仮定し、その被害が及ぼす影響を帯津に計算してもらっていました。帯津の算出した結果は予想外に大きく、草体を中心として、すすきの駅から半径数キロは壊滅的な打撃を受けるだろうと予想されました。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ