「ガメラ2　レギオン襲来」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（3件）

画像引用元：YouTube / ガメラ2　レギオン襲来トレーラー映像

そしてレギオンは、札幌から南下して次の大都市、仙台市に出現しました。渡良瀬と穂波が連絡を受けて仙台へ向かう中、仙台駅前に巨大な草体が姿を現します。札幌より気温が高いせいか、草体の成長はすすきの駅の時より早く、出現して間もなく花を咲かせようとしていました。

花が咲けば「種子を放出する爆発」も近いと考え、渡良瀬は近隣住民と共に穂波を先に避難させることにします。自衛隊の車両で市内の飛行場に到着した穂波は、そこで待機していたヘリに乗り込むことになります。そこには、ガメラの背中から発見された「勾玉」により、ガメラと心を通わせるようになった少女・浅黄も来ていました。

浅黄は友人と共にスキーに来ていて、スキーでケガをした友人の肩を抱きながら、ヘリへ乗り込もうとします。すると、飛行場の上空にガメラが飛来します。飛行場に避難して来た人々が急いでヘリに乗ろうとしたことで、浅黄の友人が転んでしまい、穂波は浅黄が友人を抱きあげるのを手伝いますが、その時浅黄が首から下げていた勾玉に気付きます。

そこで、ガメラの進行を食い止めるかのように、飛行場の地面を突き破って尖った巨大な触手が現れ、ガメラに突き刺さります。それは巨大レギオンの触手で、地上へ姿を現した巨大レギオンとガメラの対決が始まります。ヘリの中からじっとガメラを見つめる浅黄を見て、穂波は「あなた、浅黄さんね？」と呼びかけます。

穂波は一連の事件を調べる過程で、ガメラと心を通わせていた少女の存在も知っていたのです。レギオンの攻勢にガメラは押し込まれますが、背後にある穂波や浅葱たちの乗ったヘリを守るかのように、ヘリの前に立ちはだかります。一方渡良瀬は、種子の放出による爆発が近く、ガメラがレギオンに足止めされている今、草体の近くにいることは危険だと、自衛官たちに避難を指示します。

飛行場では、なんとか無事にヘリが飛び立ったあと、レギオンの強烈な電磁波攻撃を受け、ガメラは倒れこみます。巨大レギオンは再び地中へと姿を隠しますが、ガメラは傷ついた体で立ち上がり、必死に草体を目指します。そして草体の爆発する瞬間、ガメラは草体にその身を預けるかのように覆い被さります。

ガメラの体を張った行動により、種子の拡散は食い止められましたが、爆発の影響はすさまじく、仙台駅前から半径数キロは壊滅。爆破の直撃を受けたガメラも活動を停止したかのように、それきり動かなくなってしまいます。仙台壊滅を受け、レギオンの次の狙いは東京だと、渡良瀬は佐竹に改めて訴えます。

佐竹は、仙台で草体が姿を現してから爆発まで時間が短かったことで、草体が現れる前に叩くことが必要だと考えます。しかしそのために必要な、レギオンの行動を予測するためのデータがまだ不足していました。そこで帯津は、すすきの駅で小型レギオンが惹きつけられた電磁波と、仙台駅前のデータとの比較を始めます。

データの比較から電磁波の持つ同じパターンを発見した帯津は、これで小型レギオンを誘導することが可能だと考えます。この報告を受け、政府は利根川橋を首都への防衛線と定め、レギオンを撃退するため自衛隊の部隊を出動させることを決議します。

ここまで渡良瀬と共に、レギオンに対する作戦に関わって来た穂波でしたが、レギオンとの本格的な戦闘が予想される今、一般人である穂波は避難すべきだと渡良瀬は告げます。穂波は渡良瀬に「ご無事で」と言い残し、浅黄と共に、ガメラが活動を停止したままの仙台へ向かいます。浅黄は穂波に、「ガメラは絶対に復活する。ガメラは、レギオンを許さないから」と呟きます。

そして、東京から100キロ以上離れた足利市付近の山中で、巨大レギオンと思われる強力な電磁波が地底から感知されます。現地でレギオン誘導作戦に付き添っていた帯津も、これ以上は危険だからと、渡良瀬から現場を離れるよう指示を受けます。帯津はせめて戦況のわかる場所にいたいと申し出て、足利市内の通信所へ向かいます。

レギオンの出現場所と推定される足利の赤雪山麓に、自衛隊の部隊が集結する中。穂波と浅黄は仙台駅前、活動を止めたガメラの前に来ていました。そこではガメラの復活を信じる人々や子供たちが、祈るように火を灯し、ガメラを見つめていました。そして足利では、地中から巨大レギオンが出現。自衛隊との激しい攻防戦が始まります。