「ガメラ3　邪神＜イリス＞覚醒」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 [DVD]

DVD > 日本の特撮映画
大映
中山忍（出演）,前田愛（出演）,藤谷文子（出演）,金子修介（監督）,中山忍（Unknown）

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価格・情報の取得：2021-04-30

画像引用元：YouTube / ガメラ3　邪神＜イリス＞覚醒トレーラー映像

ガメラがギャオスとの壮絶な戦いを繰り広げてから、4年の歳月が経過した頃。ギャオスが最初に発見された長崎出身の生物学者・長峰真弓は、日本だけでなく世界中にギャオスの卵が存在する可能性があるという仮説を元に、ギャオスを探し求める日々を送っていました。

そして真弓は赤道に近いアジアの小国で、遂にギャオスを発見します。まだ幼体だった小型のギャオスは村人によって殺されていましたが、村人たちは更に多くのギャオスが村を飛び立って行ったと語っていました。同じ頃、日本の最南端に当たる沖ノ島近郊で、海底を探査していた調査隊が、「ガメラの墓場」と言えるような、ガメラの死体の数々を発見していました。

ところ変わって、日本の奈良県にある田舎町、南明日香村で。4年前、ガメラとギャオスが戦いを繰り広げた東京都内に住んでいた少女・比良坂綾奈は、両親がガメラが倒壊した建物の下敷きになって死亡しており、南明日香村の親族の家に、幼い弟とともに引き取られていました。

4年前、弟は先に千葉へ避難してたので無事だったのですが、両親は綾奈の病気のため一緒に東京に残っており、逃げ遅れてしまったのです。それ以来綾奈は悪夢にうなされ、村の人々とも打ち解けられぬまま、両親を殺したガメラのことを憎み続けていました。

ある日綾奈は放課後に、クラスのいじめっ子女子たちから呼び出され、村の山中にある祠に連れていかれます。古びた木の扉に閉ざされた祠には、「柳星張（りゅうせいちょう）」と呼ばれる祠のヌシが眠るという言い伝えがあり、綾奈は中を見て来るよう命令されます。

いじめっ子たちが弟もいじめの対象にしていると知っていた綾奈は、もう弟をかまわないことをいじめっ子たちに約束させ、暗い祠の中へ入って行きます。祠の奥は小さな洞窟のようになっており、その奥へ進んだ綾奈は、大きな丸い石が埋め込まれるように置いてあるのを見つけます。

ガメラの甲羅を思わせるようなその石に綾奈が触れると、石は綾奈を待っていたかのように光りだし、綾奈はいじめっ子たちに見せるため、石を持ち上げて祠の入口まで運びます。そこに、綾奈のクラスメイトの男子・守部が現れ、村の地主の息子でもある守部を見て、いじめっ子たちは「やべぇ」と逃げ出していきます。

守部の家では代々の家長が、柳星張が眠る祠を守るようにと受け継がれていました。言い伝えでは、力自慢の男でも動かせなかったという祠の石を綾奈が持ち上げているのを見て、守部は驚きます。石を動かすことは禍に繋がると、守部は綾奈に石を元に戻すよう伝えます。

その時、山中を揺るがすような地響きが起こり、それはすぐに収まりましたが、祠の奥へ進んだ守部と綾奈は、洞窟の一番奥に、大きな卵があるのを発見します。それは守部が聞いていた言い伝えにもなかったもので、何か嫌な予感を感じた守部は、このことは秘密にしようと綾奈と約束します。

家に戻った綾奈は、周囲に打ち解けない綾奈に冷たく当たる親戚の両親とは別に、面倒見のいい大学生の息子・繁樹に、祠について聞いてみます。祠に祭られているものは古代の遺跡だと考えられており、調査隊が派遣されたこともありましたが、守部家が調査が入ることを拒んだのだと繁樹は語ります。

更に繁樹は、南明日香村に近い場所にある高松塚古墳の壁画から、柳星張とは火の鳥のような姿をした、朱雀のことではないかと推察されていると綾奈に告げます。北の方向を守る朱雀は、南に位置する玄武＝亀と対立するものだという繁樹の話に、綾奈は運命的なものを感じ始めます。

その頃真弓は、政府内で開かれている「巨大生物被害対策会議」に出席していました。ガメラを始め、ギャオスやレギオンなど、続けざまに怪獣の被害に逢ったことで、これ以上の被害を避けようと、定期的に会議が開催されていたのです。そこで真弓は、ギャオス発生時には意見を戦わせたこともあった、環境庁の斎藤に再会します。

そして真弓に、何か独特の雰囲気を持つ女性が語りかけてきます。政府や自衛官のお偉い方も丁寧な挨拶をするその女性を、斎藤は「日本の根っこに関わる身分らしい」と真弓に説明します。朝倉というその女性は会議前に、4年前ガメラの背中から発見された数々の勾玉が、レギオンとガメラが戦った際に砕け散っていたことを密かに確認していました。

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