映画:ジオストーム

「ジオストーム」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

SF映画

ジオストームの紹介:2017年製作のアメリカ映画。衛星の暴走による地球滅亡の危機に立ち向かう人々の戦いを描く、ジェラルド・バトラー主演のスペクタクル・アクション。『インデペンデンス・デイ』で製作・脚本を担当するなど、ローランド・エメリッヒとのタッグで活躍してきたディーン・デヴリンが初監督に挑戦。最新データに基づいた、地球規模の同時多発災害の恐ろしさをリアルに映像化する。

あらすじ動画

ジオストームの主な出演者

ジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラー)、マックス・ローソン(ジム・スタージェス)、サラ・ウィルソン(アビー・コーニッシュ)、ウーテ・ファスベンダー(アレクサンドラ・マリア・ララ)、チェン・ロン(ダニエル・ウー)、アル・ヘルナンデス(エウヘニオ・デルベス)、レイ・デュセット(アムール・ワケド)、エニ・アディサ(アデペロ・オデュイエ)、アンドリュー・パルマ(アンディ・ガルシア)、レオナルド・デッコム(エド・ハリス)、ダンカン・テイラー(ロバート・シーハン)、トーマス・クロス(リチャード・シフ)、カサンドラ・ジェニングス(メア・ウィニンガム)、デイナ(ザジー・ビーツ)、ハンナ・ローソン(タリタ・ベイトマン)、ミッキー(ダニエラ・ガルシア)、マイク(リッチー・モンゴメリー)、リコ(デヴィッド・S・リー)、カール(ビリー・スローター)

ジオストームのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①地球温暖化が進み世界各地で異常気象が発生。17か国の科学者が集い、衛星ネットワーク・ダッチボーイを作ることで気象を操作できるように。ところが再び各地で異変が起こるように。弟・マックスは開発者である兄・ジェイクを宇宙ステーションに送ることを決意。 ②ダッチボーイにウイルスが仕込まれていた。2週間後にアメリカが権利を放棄し世界共有になることを恐れたデッコム国務長官がジオストーム(地球嵐)で各都市を破壊し、世界を掌握しようとしていた。デッコムは逮捕されジオストームも回避された。

【起】– ジオストームのあらすじ1

〔2019年〕

地球では気温の上昇が止まらず、世界各地で異常気象が頻発しました。

ハリケーン、トルネード(竜巻)、洪水、干ばつが世界各地を襲います。

イーストリバーは洪水により、アメリカ・マンハッタンを呑みこみました。

スペインのマドリッドでは、熱波により1日で200万人が死亡します。

どの国も独力では問題を解決できないので、世界が一丸となりました。

世界17か国(もちろん日本も入ってました)の科学者が、アメリカ、中国を中心とし、嵐の制圧を目的とした「数千機の衛星ネットワーク」を作り上げたのです。

それは一定の緯度経度ごとに地球の上空へ、たるに似た形状の衛星を配置することで、世界の気象を管理するというものでした。

地球全体をくまなく覆う衛星ネットワークは国際宇宙センターが管理し、衛星ネットワークの通称は『ダッチボーイ(オランダの少年)』と呼ばれます。

(注:「ダッチボーイ」とは…オランダは海面よりも低い陸地が多い。そのため堤防や水門が発達している。その国で「オランダの少年」という話がある。

ある少年が堤防の裂け目に気づき、堤防の決壊を防ぐために指を入れて海水を止めた。通行人もなく、少年は一晩じゅう指を入れていたため、凍死した。

少年の死により、国が守られたという話にもとづく)

〔アメリカ ワシントンD.C.〕

ダッチボーイを開発した功労者は、ジェイク・ローソンという男性でした。

ジェイクはその後も総責任者として、国際宇宙センターで活躍していました。

ところがある日、ジェイクは国連決議にかけられます。

「ダッチボーイの管理者としてふさわしいのか」というのが、ジェイクに向けられた疑念でした。

ジェイクの弟・マックスも査問会に参加しており、ジェイクに「怒るな」という合図を送ります。

その思いもむなしく、資質を問われたジェイクは烈火のごとく怒り、議長を罵倒しました。

ジェイクが冷静さを欠いているとマイナスに働きます。

その場でジェイクは任務を解かれ、皮肉にも後任の総責任者となったのは、弟のマックスでした。

ところで同じ国連決議の席上で、もう1つの話題が浮上していました。

ダッチボーイは開発者であるジェイクが総責任者を務めていたため、現在はアメリカがその指揮権を担っていました。

しかし3年後をめどに、国際監視委員会に譲渡するということも決まります。

〔3年後、2022年〕

〔アフガニスタン レギスタン砂漠〕

気温50度を超す砂漠の一角に、白く凍りついた地域がありました。

村人たちは瞬時に凍ったようで、みんな日常生活を送ったまま亡くなっています。

死者は300人でした。

国連調査隊が現地に赴いて、村を確認しました。調査報告がホワイトハウスに入ります。

アメリカ合衆国大統領アンドリュー・パルマは事態を重く見て、予定外の警備打ち合わせを招集します。

そこには弟・マックスの姿もありました。

マックスは大統領のシークレット・サービス(ボディガード)の女性サラ・ウィルソンと、交際していますが、交際は内緒です。

クイグリー博士の調査の結果、今回の事故は「ダッチボーイの熱圏衛星の故障」と判明しました。

2週間後、ダッチボーイの指揮権はアメリカから世界共有のものになります。

ダッチボーイの不具合だと知った大統領は、選挙のこと、対外的な体面を気にしました。

しかしマックスが「専門家を国際宇宙ステーションに送り、まず不具合を直そう」と指摘します。

その言い分は正論であるため、大統領は極秘裏に1人だけ、国際宇宙ステーションに人材を派遣することを許可しました。

弟のマックスに、アメリカ国務省長官のレオナルド・デッコムは、兄のジェイクを勧めます。マックスもそうするつもりでした。

〔国際宇宙ステーションⅣ ダッチボーイ整備センター〕

宇宙ステーションでは、定期的なメンテナンスを欠かさず行なっています。

ダッチボーイの衛星を回収し、新しいのを代わりに送っているのです。回収した古いものは解体をしていました。

その作業をしている男性・マクムードが、回収したデータにおかしな点を見つけます。

マクムードはパネルをロッカーに隠し持ちますが、直後にステーションのガラスが割れ、宇宙に吸い出されました。マクムードは死亡します。

〔フロリダ州 ココア・ビーチ〕

任務を解かれた兄・ジェイクは、妻とも離婚していました。

現在ジェイクは、ココア・ビーチにある古い小屋に住んでいます。

13歳になる娘・ハンナは、隔週末に父のところへ遊びに来ていました。

その兄・ジェイクの家を、マックスが訪問します。

ジェイクとマックスは兄弟でありながら、長年確執がありました。普段からあまり親しくしていません。

マックスはダッチボーイの異常を告げ、ジェイクに国際宇宙ステーションに行くよう説得しました。

ジェイクは乗り気ではなかったものの「兄さんの作ったものが人を殺したんだ」と言われ、その通りだと考え、国際宇宙ステーションに行くと決めます。

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