「スペクトル」のネタバレあらすじと結末の感想

SF映画

スペクトルの紹介:2016年公開のアメリカ映画。争いの続く国を舞台に、視認できない正体不明の敵を相手に、特殊部隊の兵士と技術者が立ち向かう姿を描いたSFアクションスリラー。多彩な武器や装甲車などが登場し、特殊効果と迫力のある映像に注目。出演者にはジェームズ・バッジ・デール、エミリー・モーティマー、ブルース・グリーンウッドらが名を連ねる。

予告動画

スペクトルの主な出演者

クライン博士(ジェームズ・バッジ・デール)、フラン・マディソン(エミリー・モーティマー)、オーランド大将(ブルース・グリーンウッド)、セッションズ少佐(マックス・マーティーニ)、マルコ・カブレラ太尉(ゴンザロ・メネンデス)、トール軍曹(クレイン・クローフォード)、アレッシオ(コーリー・ハードリクト)、チェン軍曹(ルイ・オザワ)、スティーブ・マクファデン軍曹(ジミー・エイキングボラ)、タルボット(ディラン・スミス)、クリス・デイビス軍曹(フィリップ・バルコック)、エフレム(マイケル・ボディ)、リロ・ディアス軍曹(ロイス・ピエールソン)、サリ(ユーソラ・パーカー)、ボドガン(アーロン・セバン)、ルイス(マーク・オニール)

スペクトルのネタバレあらすじ

【起】- スペクトルのあらすじ1

破壊されたモルドバの街中で、デイビス軍曹は部隊とはぐれます。数名の死体を見つけた後、ゴーグルを通して、薄っすらと光る物体を見つけて襲われます。デイビス軍曹は倒れ、彼からの応答が途絶えます。
国防総省のクライン博士は、急な温度変化で変わる物質を開発します。給水設備を沸騰させることができます。顧客からは、生物実験を試すように要求されます。
オーランド大将は優秀な技術者が必要と連絡します。クラインがモルドバに行くことになります。彼は不可視光線を映すゴーグルを発明していました。
クラインはオーランド大将のいる東欧モルドバ空軍基地にやってきます。彼らが戦う反乱軍の大部分は、独裁政権時代の軍隊の残党でした。ロシアと国境付近で支援を受けています。内戦を引き起こしかねない反乱軍はかなり手強いです。
モルドバはロシアから独立しましたが、国内で争いが続いていました。市民は混乱状態です。
オーランド大将はゴーグルに見慣れないものが映っていたと言います。誰も正体をつかめておらず、任務を妨げている原因になっていました。
3週間で5つのカメラに映っていたのは、デイビス軍曹を襲ったあの物体です。5回のうち、最後の映像だけ違いました。デイビス軍曹が犠牲になった映像です。
ここ数週間、市内で発見された遺体には、どれも内臓が凍りつき、皮膚が焼けて腐敗していました。遺体の近くには「アラタレ(幽霊)」と落書きがされていました。
アラタレとは戦争の亡霊を意味し、悪夢のようなという意味もありました。言い伝えによると、戦争の恐怖が自然に反する物を生み出すとされていました。
CIAのフランは、クローキング技術を使って、兵士が透明になったと考えます。この技術は独裁政権が研究を進めていました。クラインはありえないと思います。
データ不足なことから、クラインは映像が必要だと言います。ゴーグルよりも高精度のカメラを用意して、クラインは自ら現場に向かうことにします。そして装甲車にカメラを設置します。

【承】- スペクトルのあらすじ2

セッションズ少佐は部下と共に、アラタレを見た味方部隊を救出に向かいます。フランとクラインも同行し、装甲車から様子を伺うことにします。
現場の建物に到着すると、コムストックがバスタブに隠れていました。彼を救出して話しを聞くと、アラタレは凍っていたと語ります。また、仲間の兵士は皆死んだと言います。
アラタレを発見して、マクファデンが銃撃しますが、すり抜けてしまいます。そしてマクファデンはぶつかられて死亡します。
次々と兵士は殺されていき、撤退命令がでます。クラインがカメラで撮影すると、冷気を発している白い人の姿をしたアラタレを見ます。
生き残った部隊は装甲車に乗り込んで逃げます。しかし、地雷を踏んでしまって、装甲車は動かなくなります。コムストックは死亡し、皆は工場へと逃げ込みます。通信はうまく聞こえない状態です。
これだけの犠牲者を出して分かったのは、人間のようだということだけでした。兵士のゴーグルは壊れたり、充電が切れたりしていました。
カメラを見渡せる場所に持っていくことにします。窓から外を見ると、工場の外にはアラタレが何体もいました。彼らの行く手を邪魔しているものが地面にありました。それは純粋な鉄クズです。
工場の周りに鉄クズが撒かれていたことから、誰かがいると判断して工場を捜索します。すると二人の子供、サリとボドガンが隠れていました。
兵士は専用の送電塔を発見し、反乱軍に会話が漏れることになりますが、オーランド大将に連絡をします。
工場に撒かれた鉄クズは、子供たちの父親が撒いていました。撒いている時に、彼らの父親は死亡しました。
クラインは、なぜ鉄クズに弱いのを知っていたのか、不思議に思います。父親の服には、小さな陶器の板と、マサロフと書かれた紙がありました。これは地域の名前で、アラタレはそこから殺人を始めたと、子供は言います。
クラインは広場に向かう作戦を思いつきます。工場の中の鉄クズを武器にすることにします。また、カメラは紫外線の波長から、アラタレを見つけていました。サーチライトにして、皆が見れるようにと、クラインは改造することにします。

【転】- スペクトルのあらすじ3

アラタレは隣の建物からジャンプしてきます。これだと撒かれている鉄クズの効果がありません。
子供たちから抜け道を聞いて、クラインや部隊は逃げます。追ってくるアラタレに、クラインがサーチライトを照らして、兵士らが鉄クズ入りの弾を撃ち込みます。動きを封じ込めることができますが、長くは持ちません。
何とか広場に到着しますが、サーチライトが動かなくなります。そこへ救援部隊が戦車で助けに来てくれます。サーチライトのことを連絡をしておいたので、戦車に取り付けられていました。
向かいの建物には、大勢のアラタレがいました。それ目掛けてサーチライトを照らし、大砲を撃ち込んでいきます。
しかし、アラタレを倒すことはできません。兵士たちは銃撃していきますが、アラタレは戦車をも吹き飛ばします。兵士は次々と殺されていきます。
ボドガンは小さな陶器の板を見つけて拾いに行きます。アラタレにぶつかられて、ボドガンは死亡してしまいます。
ヘリコプターが助けに来てくれて、生き残った皆は乗り込みます。ヘリコプターの風で、アラタレは近づけませんでした。
クラインは持っていた鉄クズの入った容器を地面に叩きつけます。風によって、鉄クズがアラタレに突き刺さっていきます。
ヘリコプターに乗り込むと、基地がアラタレに襲われたため、難民シェルターに行くようにとオーランド大将から連絡が来ます。街中にはアラタレが溢れていました。
ボドガンの父親は、セラミックス関連の仕事をしていて、マサロフの発電所向けに入れ物を作っていました。クラインはそのことをサリから聞きます。
オーランド大将は基地が襲われて、240人中19人しか生き残れませんでした。難民シェルターにやってきて、そのことを皆に報告します。
救援要請は基地からしかできず、米軍は難民シェルターにいる兵士だけとなります。アラタレは武器では倒せず、壁を通り抜けてきます。燃料も持たないので、ここから逃れられません。相手の正体も分からず、どうすることもできませんでした。

【結】- スペクトルのあらすじ4

閃いたクラインは正体が分かります。アラタレは人を殺せることから、実体があります。光を発していて、接触することで人を殺します。陶器のバスタブや装甲車は通り抜けることができません。
それらは、セラミックスの板で覆われているからでした。つまりアラタレは人の手で合成された物質なのです。個体と液体と気体の自然物質の三態による合成物質なのです。
ボーズ凝縮という原子を超低温に冷やすと生じる現象だと、クラインは考えます。それは鉄やセラミックスなど、自然のものは通ることができません。また、極度の低温状態の物質だから、人間が触ると即死します。
この現象を起こすには、膨大なエネルギーを必要としていました。そのエネルギーはマサロフ発電所から使われたと考えられます。それに、この国は武器開発に力を入れていたことからも納得がいきます。アラタレが人間に見える理由は分かりませんが、正体が分かれば倒すことができます。その方法とは、凝縮を分解することです。そのためには、電子を帯びたものが必要です。クラインは武器を分解して、作り直すことを決めます。
このままでは、エネルギー補給を続けるため、乗り込んでアラタレを倒さなければなりません。兵士たちは一致団結して準備を進めます。
マサロフ発電所は、国内最大の発電所で、難民シェルターから10キロの位置にありました。この距離なら燃料はもちます。機密情報を避難した人から受け取ると、独裁政権が10年もマサロフ発電所で研究をしていたことが分かります。
ロボットにサーチライトを設置し、兵士らは武器を装備して、ヘリに乗り込みます。マサロフ発電所に到着すると、早速アラタレが大勢出迎えてくれます。
クラインが作り直した銃によって、アラタレを倒すことができます。フランやクラインのいる第2部隊は内部に侵入します。素早いアラタレが襲ってきて、部隊は二人を研究所に行かせます。
クラインとフランは、研究所で容器の中でアラタレを見つけます。近くには研究員が死んでいました。調べていると、分子レベルで人間をスキャンしていたことが分かります。
生産ラインができていて、アラタレを入れていた入れ物が一部壊れたことが分かります。理由は構造上の欠陥で、アラタレが逃げたことが分かります。
二人は、アラタレを止めようとした責任者の死体を見つけます。緊急停止方法をフランが読みます。
その頃、地上の部隊は倒したはずのアラタレが復活し、襲われていました。集まっていくアラタレの強さに、兵士は次々と倒れていきます。セッションズ少佐は死んだ兵士らの武器を集めて、特大のエネルギー銃を発射します。威力が強すぎて、自らも後ろに吹き飛びます。
エネルギー供給を止めるため、クラインは操作をしていきます。アラタレが入れ物から出てこようとします。ギリギリの所で、最後のケーブルを外すことができます。
アラタレは固まって死んでいきます。クラインとフランが奥に進むと、単なるスキャンではないことが分かります。実在した人間を使っていたのです。
彼らは容器の中に入れられて、繋がれていました。人間たちは脳だけの状態になっていて、ここで操っていたのが分かります。現在は生きても死んでもいない状態でした。
苦しんでいるのが分かり、クラインはケーブルを抜いていきます。容器の中に人の脳が溶けていきます。
クラインやフラン、生き残った兵士たちは別の基地へと行きます。マサロフ発電所には、新たな調査団が行くそうです。クラインは帰ることにし、フランやオーランド大将、サリが見送ります。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は面白い要素がたくさんあって楽しめました。まずは戦闘です。ゴーグルやカメラでしか見えない恐ろしい敵を相手に、兵士たちが勇ましくも恐怖しながら戦う戦闘シーンは、迫力とドキドキで目が離せませんでした。
やっとこさ鉄クズが苦手なことが分かり、クラインが鉄クズを撒いて、ヘリの風で攻撃する場面は圧巻でした。
兵士VSアラタレの戦闘シーンは、まさに戦場でした。兵士と恐ろしい敵との戦闘なら、よくある話しだと思われるかもしれませんが、今作は主役のクラインが技術者という点に特質点があります。
クラインは開発をするだけでなく、現場でもカメラやサーチライトですが、戦闘にも参加します。そしてそして正体を突き止めて、武器を作り直していく姿は格好良いの一言です。
一般的な兵士が活躍する映画とは、一味違った面白さが見出されている作品なのです。大砲やエネルギー銃など、多彩な武器が登場するのも見所で、SFアクション映画を見たい時にお勧めです。

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