映画:セブンシスターズ

「セブンシスターズ」のネタバレあらすじと結末

セブン・シスターズの紹介:「処刑山 デッド・スノウ」で注目されたノルウェー出身のトミー・ウィルコラ監督が、ヒロインに同じ東欧出身の「ドラゴン・タトゥーの女」のノウミ・ラパスを迎え、人口過剰のため出産制限をされている近未来を生き抜こうとする、七つ子の姉妹の運命を描く。ノウミ・ラパスがこの七つ子を、「1人7役」で演じきった。

あらすじ動画

セブンシスターズの主な出演者

セットマン家の7姉妹(ノウミ・ラパス)、エイドリアン・ノレス(マーワン・ケンザリ)、テレンス・セットマン(ウィリアム・デフォー)、ジョー(クリスティアン・ルーベク)、ニコレット・ケイマン(グレン・クローズ)

セブンシスターズのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- セブンシスターズのあらすじ1

セブンシスターズのシーン1 時は、近未来。過去50年で世界の人口は2倍に膨れ上がり、加えて天候不順による干ばつの影響などで、食料不足が深刻になっていました。遺伝子組み換えによる収穫量の多い作物の開発で、当面の食料危機を乗り切りましたが、新たな問題が発生します。遺伝子組み換えの食料を食べていた妊婦たちに、多卵生の子供が生まれ始めたのです。
双子や三つ子が当たり前のように生まれるようになり、再び人口過密問題が持ち上がります。ここで生物学者のケイマン博士が、「1家庭に子供は1人だけ」と限定する、児童分配法を設立します。2人目以降の子供は分配局が強制的に引き取り、コールドスリープさせ「人口過密が解決した未来」まで、冷凍睡眠させられるのでした。
「1家庭1子」の原則遵守のため、外出にも食料を買うにもIDの提示が必須となった管理社会にて。ある病院で、七つ子の姉妹が生まれていました。父親は誰かわからず、母親は出産の際に死亡。唯一の身寄りである祖父は、この七つ子を分配局から隠して育てる決意をします。
祖父は自宅に隠し部屋を作り、7姉妹に緊急時の身の隠し方を教えながら、7人分の「同じID」を作成。7姉妹が7歳になり学校へ通うことになった時、ちょうど7人なので、月曜日=マンデイから日曜日=サンディまでの名前を付けられた7姉妹は、7人で「カレン・セットマン」という1人の人格を演じることになります。それぞれの名前の曜日に外出し、カレンを1日演じた後に、家に帰ってその日に起きたことを皆に報告。こうして、祖父が死んだ後も、7姉妹は表向きは「1人のカレン」として、分配局の目を逃れて育っていきました。

【承】- セブンシスターズのあらすじ2

セブンシスターズのシーン2 時は流れ、7姉妹が30歳になる頃。「カレン」が勤めている銀行で、昇進のチャンスが訪れます。月曜日、マンデイは昇進のためのプレゼンに緊張しながら出かけていきます。しかしその夜、マンディは外出から帰って来ませんでした。姉妹の誰かが出かけたまま家に戻らないというのは初めてのことで、残った姉妹たちは戸惑います。それでも、マンデイが帰って来なかった理由を探るためにも、翌日の火曜日、チューズデイがいつものように仕事に出かけていきます。そしてなんと、チューズデイもそのまま戻って来なかったのでした。
この事態に、2人に何かあったに違いないと家に残った姉妹たちは、マンデイとチューズデイを探そうとしますが、GPSはオフになっており居場所がわかりません。すると、武器を持った兵士たちが、家へと侵入して来ました。祖父に教わっていた通りに、1人を残して他の姉妹は隠し部屋に隠れていましたが、「7つ子」であることがなぜかバレていました。ここで姉妹たちは、兵士の隙を突いて戦いを始めます。苦戦しながらも、なんとか兵士たちを撃退した姉妹たちでしたが、戦いの中でサンデイが重症を負い、息絶えてしまうのでした。

【転】- セブンシスターズのあらすじ3

セブンシスターズのシーン3 残った姉妹たちは、「カレン」の会社の同僚であるジェリーという男が月曜にマンデイと会っていたことを知り、翌日の水曜日に、ウエンズデイがジェリーに会いに出かけていきます。ジェリーの家に行くと、ジェリーは彼女が来るのを待っていました。カレンの昇進をねたんでいて、カレンの秘密と引き換えに昇進を譲れと言ってきます。秘密とは7つ子のことかと思いきや、カレンが会社で密かにやっていた謎の取引のことで、それにはなぜかケイレン博士も絡んでいました。するといきなり、ジェリーが外から狙撃されて殺されます。分配局の追っ手の仕業でした。ウエンズデイは、ネットに強いフライデイの誘導で逃げ出しますが、最後に追い詰められて撃たれ、建物の屋上から墜落します。
一方、フライデイとサーズデイ・サタディの3人が残っていた家に、分配局の職員が1人で訪ねてきます。しかし彼は、姉妹を捕まえに来たのではなく、姉妹の誰かと付き合っていて、分配局でカレンを見かけたので気になって会いに来たのでした。サタデイがこのエイドリアンという職員の相手をし、彼のIDリングから分配局のデータにアクセスするため、誘われるまま彼の家まで行き、一夜を共にします。そして次の日。エイドリアンが仕事へと出かけたその直後、分配局の刺客がやってきて、サタディを撃ち殺します。サーズデイとフライデイのいる家にも刺客が襲来し、2人は逃げ出しますが、フライデイは途中で引き返します。そして、家で保存していたこれまでのカレンのデータをサーズデイに転送すると、ガスを部屋に充満させて、刺客と共に自爆するのでした。

【結】- セブンシスターズのあらすじ4

セブンシスターズのシーン2 遂に1人きりとなってしまったサーズデイは、エイドリアンに会い、彼がマンデイと付き合っていたことを知ります。エイドリアンのIDからアクセスした分配局のデータの中には、マンデイと思われる女性が捕らわれていました。サーズデイはエイドリアンと共に、マンデイを救いに分配局へ向かいます。忍び込んだ分配局に捕らわれていたのは、マンデイではなくチューズデイでした。マンデイはケイマンと取引をして、自分1人を見逃す代わりに姉妹のことを話し、しかも会社の資金をケイマンに流していたのでした。
更にサーズデイは、捕らわれた「二番目以降の子供」がコールドスリープされる現場を見て、衝撃の事実を知ります。子供は冷凍などされずに、その場で焼き殺されていたのです。ちょうどこの日、政界に出馬するケイマンの後援会パーティーが開かれていました。サーズデイは「カレン」に化けて、パーティに潜入します。そこで、同じくカレンの姿をしたマンデイと遭遇します。二人は激しく揉み合ううち、マンデイの持っていた銃が暴発、マンデイが倒れます。マンデイはサーズデイに、「お腹の子供は、彼らに渡さないで」と言い残して、息を引き取ります。そしてチューズデイが、コールドスリープの模様を録画したものを、パーティーの会場に流します。子供が焼き殺される映像を見て、ショックを受ける出席者たち。ケイマンは、「あの子達は、苦しまなかったはず・・・」と言いながら、退場していきます。
その後ケイマンは逮捕され、死刑判決を受けました。ケイマンは、「理想の未来は失われてしまった」と嘆きます。そして、チューズデイは「テリー」と名前を変え、サーズデイは1人きりの「カレン」として、それぞれ新しい人生を始めます。2人の前には、マンデイのお腹にいた双子の胎児と、そして数え切れないほど多くの乳幼児が、分配法のなくなった施設に収容されていたのでした。

みんなの感想

ライターの感想

「処刑山」のウィルコラ監督、新作撮ってたんだ!と最近気付いて観賞したのですが、これはめっちゃ面白いです。何よりノウミ・ラパスの見事な7変化!ひとりキューティー・ハニーみたいなね、キューティーハニーも1人ですけどそれは置いといて、「テーブルの周りに7人集まる絵」はまだ合成だろうなと納得するけど、1人がもう1人を同じ画面上でメイクするシーンなんて、どうやって撮ってるんだろう?と思っちゃいました、特撮とCGの進化っていうのは凄いですねえ!
今回は、前2作と違い脚本は自分で書かず監督のみを担当したウィルコラさんですが、そのせいか前2作に比べるとグロ風味は薄れてますけど、でもやっぱりやらずにいられない、我慢出来ずにやっちゃいましたすいません!的なシーンもそこかしこに見えるのが微笑ましいです。網膜認証に女性の目玉くりぬいて使うとか、子供の頃にやんちゃなサーズデイが指を切断する大ケガしちゃったので、残りの姉妹全員の指を切るハメになるとか、その設定を生かして指紋認証で動くショットガンを撃つために、相手の指切り取って切断面に「装着」するとかね。幼少時に姉妹を導いた胡散臭い祖父を演じるウィリアム・デフォー、さすがに上手いですね!
月曜=マンデイが自分ひとり生き残ろうと思っちゃったのは、やはり「月曜」だけに週の始め、みんなの指針になるっていうプレッシャーがずっとあったんじゃないですかね、第一子、長女ゆえの苦悩。それゆえ「1人の女」としてエイドリアンを愛し、子供が出来たことで「これだけは守りたい」と考えてしまったのでしょう。でも、そんな事情を知らないまま、次々殺されちゃった姉妹たちはちょっと可哀想だったかな・・・。
あとは、ネット上にも結構書かれてますが、長年ずっと「1人」を演じてきたことの反動なのか、それぞれ個性豊かになっちゃった7人姉妹ですけど、簡単でいいから序盤で7人の紹介をしてくれると良かったかなと。7人がそれぞれ映るところで、ストップモーションになって「MONDAY」みたいに字幕が出るとかね、それがあると、あとの展開で姉妹ごとの違いが理解出来て、もう少しわかりやすかったかなと。
そんな些細な不満もありつつ、これは「真夜中にふとテレビつけてみたら、すっげぇ面白い映画やってた!」と、次の日みんなに教えたくなるような、そんな素敵な魅力に溢れた映画です。分配法が撤廃された後も、決してハッピーエンドとは言えない形で終わりにしたラストもグッド。未見の方には、ぜひに!とオススメの1本です!

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