映画:ヒューマンハンター

「ヒューマンハンター」のネタバレあらすじと結末

SF映画

ヒューマン・ハンターの紹介:2018年製作のカナダ映画。ニコラス・ケイジが、人間を狩る“ヒューマン・ハンター”に扮するSFアクション。国が国民を管理する近未来。政府が指定する排除対象者を強制移住させる任務に就くノア・クロス。ある日、罪なき母子と出会ったノアは二人を護るため、政府への反逆を決意する…。

あらすじ動画

ヒューマンハンターの主な出演者

ノア・クロス(ニコラス・ケイジ)、レイチェル・ウェラー(サラ・リンド)、アダム・ウェスティングハウス(ヒュー・ディロン)、ルーカス・ウェラー(ジェイコブ・デイヴィス)、エージェント・ポーター(ヴィセラス・シャノン)、アドルフ・シュローダー(カート・マックス・ルンテ)

ヒューマンハンターのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①経済破綻や気候変動で食糧難になった近未来、アメリカは人民省が全権限を持ち国民を査定していた。クロスは人民省が下した判断により、『ニュー・エデン』へ移送する役目を担う。ある日クロスはレイチェル、ルーカス母子を逃がそうとし、追われる身に。 ②『ニュー・エデン』は処刑場。人間を減らすために政府が不要な人間を送り、処刑していた。クロスは命を賭けてルーカスをカナダへ逃がし、陰謀が暴かれた。

【起】- ヒューマンハンターのあらすじ1

ヒューマンハンターのシーン1 〝遠くない未来…
経済破綻と気候変動により
食糧難や民族大移動
内戦が引き起こされた
社会は崩壊
食品や物品の生産が滞り
アメリカは国境に壁を築いた
政府は1つの機関に
全権限を委ね
体制の負担とみなされる
国民を査定し隔離した
その機関は人民省と呼ばれた〟


〔ネバダ州〕

ノア・クロスは人民省で働く捜査官です。通称:ヒューマン・ハンターと呼ばれています。
クロスの役目は、選ばれた人を査定して、『ニュー・エデン』と呼ばれる新天地へ移送するものでした。
誰を選出するかは上層部が決め、クロスは告げられた人のところへ行き、その暮らしぶりを見て移送を決断、強制執行するというものです。
その人物がきちんと生産的なことをし、人間として最低限度の生活をしているかというのを、判断するわけです。

元コロラド州知事だったチェスター・ヒルズという人物を視察に行ったクロスは、チェスターが移住するべきだと判断しました。
するとチェスターはそれを嫌い、クロスに猟銃を発砲します。
クロスがよけたところ、銃弾は駆け付けたフロントの男性に当たりました。
やむなく、クロスがチェスターを射殺します。

今回の一件で、クロスは上司から褒められて昇進が決まりました。
しかし当のクロスは満足していません。
死人が2人(チェスターとフロント男性)出たのに、出世ができても嬉しくないわけです。
死ぬ前のチェスターが気になる言葉を唱えていたことも、クロスは心に残りました。


次なる対象者は、レイチェル・ウェラーという女性と、11歳の息子・ルーカスです。
クロスを迎えたレイチェルは、必死で自分たちは生産的な暮らしをしていると主張し、レモネードや高級な靴を見せました。
クロスはそれでも最初、レイチェルたちの移送を決めます。
決断を聞いてレイチェルは、「明日、息子の発表会なの」と言いました。

レイチェルとクロスが話をしているあいだ、ルーカスは巣から落ちたヒナを戻そうとして屋根から落ちます。
音を聞きつけたクロスは、ルーカスを助けました。レイチェルはほっとします。
仲睦まじい母と子の姿を見て、クロスは発表会が終わるまで移送を延期する決断を下しました。

レイチェルも、先に死んだ元知事のチェスターも、『ニュー・エデン』へ行くことをかたくなに拒否しました。
『ニュー・エデン』では仕事を決められるものの、一定水準以上の生活が保障されています。
なぜそんなに『ニュー・エデン』へ行くのを嫌うのか、不思議に思ったクロスは、死んだチェスターの家を再び訪問しました。

【承】- ヒューマンハンターのあらすじ2

ヒューマンハンターのシーン2 すると「決して屈するな」という名刺大のメモが、チェスターの胸ポケットに入っていました。
移送先の『ニュー・エデン』について詳細を知らないクロスは、人民省へ行ってラベッチにコンタクトを取ります。


ラベッチにメモを見せると、ラベッチは「これが答えだ」と言い、小さなメモリーカードをクロスに渡しました。
ラベッチの兄夫婦は送還されて3年になりますが、知らせが一切ないそうです。
帰宅してメモリーカードを開いたクロスは、答えを見て嘆きました。
(『ニュー・エデン』の「答え」は後述)

クロスは、レイチェルとルーカス母子を逃がす気になります。

ルーカスの発表会に姿を現わしたクロスは、荷造りをして出る支度をしろと命じます。
そこへ、クロスの反逆を知った同僚・ウェスティングハウスが、手下を連れてやってきました。
クロスが銃を持って戻ると、ウェスティングハウスがレイチェルに銃をつきつけ、脅します。
それを見たルーカスが、ウェスティングハウスにおもちゃの銃で撃ちました。おもちゃですが銃弾はウェスティングハウスの右目に当たり、彼は右目を失います。
そのあいだにクロスは、レイチェルとルーカスを連れて逃亡しました。

車や携帯にはGPS機能がついているので、追っ手から逃げてからいったん停車し、クロスは車のGPSも破壊します。
それでもおおよその方角が知れているので、追っ手がかかりました。
ガソリンスタンドの店主・ブライアンは、クロスにガソリンを提供し、追っ手にトラックをぶつけて足止めしてくれます。


クロスが目指したのは、自分が幼い頃に過ごしたことのある、カナダのジャックフィッシュ湖でした。
しかし途中には国境がありますし、行き先が人の住める場所かどうか、情報がありません。

クロスは車を処分し、安い車に買い替えました。
その際に農場の女性と話をし、国境を突破する方法がないか聞きます。
女性は「何年も前に会った人が、もし生きていたら力になるかも」と言い、クロスに写真を渡しました。

同じ頃。
ウェスティングハウスは、クロスに情報を洩らしたのがラベッチと突き止めて、詰め寄っていました。
ラベッチは、クロスにメモリーカードを渡したことを認めます。
(はっきりと描かれないが、ラベッチはその後、殺されたと思われる)

【転】- ヒューマンハンターのあらすじ3

ヒューマンハンターのシーン3 北へ進んだクロスたちは、荒野に住む地元民に襲撃されました。
クロスが敵意はないことを主張します。

農場の女性の話をすると、荒野に住む男性アドルフ・シュローダーは「あの人か」と懐かしそうに目を細め、写真に見入りました。
写真には、若い頃のアドルフと農場主の女性が写っています。

アドルフが警戒していたのは、1年前に強盗が現れて、妻が殺害され、娘がレイプされる事件があったからでした。
荒野にはアドルフと、息子、娘の3人で住んでいます。

アドルフはクロスに、越境する方法はひとつしかないと断言しました。
壁の警備は非常に厳重で、突破するのは無理なのです。
突破できるとすれば、警備が手薄な、原子力発電所の跡地周辺でした。
しかしそこはメルトダウンが起きて、使用不能になった死の土地と囁かれています。

アドルフは「西へ周り、北上する」ルートをクロスに教えると、人が避ける道を行けと言いながら、放射能測定器とヨウ素剤を渡しました。


レイチェルの家を捜索したウェスティングハウスは、レイチェルが別人で、本当はアマンダ・ダグラスという名だと知ります。
アマンダは9年前に死亡したと、資料には残されていました。しかし実際に死んだのはレイチェルで、アマンダがなりすましていたのです。
(レイチェルの本名がアマンダと判明したが、まぎらわしいので以後も、レイチェル表記で書かせていただく)


クロスたちはアドルフの家族に見守られながら、出発しました。
カナダを目指します。


〔モンタナ州〕

アドルフの助言どおり西へ進んだクロスは、ノースダコタ西部あたりを車で移動しました。
後部座席でルーカスが寝ている時に、クロスはレイチェルと話をします。
レイチェルが本物ではないことを、クロスは気付いていました。

…実はクロスは本物のレイチェルと、関係を持っていました。
1週間だけでしたが、クロスはレイチェルと過ごし、その後、街に去っていたのです。
つまり、ルーカスはクロスの息子でした。
レイチェルことアマンダは、本来はレイチェルのよき隣人でした。
アマンダはレイチェルの息子・ルーカスも可愛がっていました。
ところがレイチェルは金に困り、ルーカスを売ろうとしていたのです。
その矢先にレイチェルが死んだので、アマンダはレイチェルになりすまし、ルーカスを育てていました…。

レイチェルに聞かれるまま、クロスは自分が知った、『ニュー・エデン』の実情を教えます。

【結】- ヒューマンハンターのあらすじ4

ヒューマンハンターのシーン2 …『ニュー・エデン』は、死の街でした。それを知る者は人民省のごく一握りの上層部だけです。
一般的に『ニュー・エデン』は美しい街で豊かな暮らしが待っており、働きさえすれば暮らしが保障されるとされていました。
しかし実際のところ、『ニュー・エデン』は処刑場です。
ガスで殺された後、焼却炉で焼かれる場所でした。
政府は今までに、700万人を処刑していました…。

食糧と水不足のため、政府は人間を選別していたのです。
一介のヒューマン・ハンターであるクロスは、それを知らされていませんでした。
ラベッチから渡されたメモリーカードで、実情を知りました。

トイレに行きたがったルーカスが、とうに制御できなくなった軍のドローン機に撮影されます。
これにより、ウェスティングハウスはクロスの居場所を突き止めました。


〔モンタナ州北西部〕

追ってくる車を交わしたクロスは、原子力発電所跡地に着きます。
放射能測定器で調べると、放射能は出ていませんでした。
クロスはその理由に気付きます。

壁を作り、厳重な警備をするには、それ相応の金と人手を必要とします。
原子力発電所周辺までをも網羅するよりも、「放射能が漏れているから、近づかないほうがいい」という噂を流しておけば、壁を作るよりも楽なのです。
命の危険を冒してまで、真相を暴こうとする者はいないから、容易には気付きません。


原子力発電所の横の山道を通り、国境を越えようとするクロスたちのところに、ウェスティングハウスと部下・ポーターがやってきました。
クロスの目の前で、レイチェルが射殺されます。
クロスはルーカスの命と引き換えに、メモリーカードを渡すと言いました。
ルーカスは見逃され、走って国境を越えます。

クロスはそれを確認してからメモリーカードを渡しますが、中身はありませんでした。
クロスもウェスティングハウスに射殺されます。

逃げたものの、ルーカスが戻ってきて戦おうとしました。
ウェスティングハウスはルーカスに狙いを定めますが、その時、カナダの警備隊がウェスティングハウスを狙撃します。
ポーターだけが逃げました。
ルーカスは保護されます。


〔カナダ 警備隊駐在所〕

警備隊員はラベッチから「『ニュー・エデン』の真相を暴くデータを持つ者がやってくる」という伝言を言いつかっていました。
警備隊員はルーカスに、クロスから託されたものがないかと聞きます。

ルーカスはクロスに、お守りとしてラビッツ・フットをもらっていました。
(ウサギの後ろ脚。お守りの役目を果たす)
そのなかにメモリーカードが入っていました。
メモリーカードを再生すると、『ニュー・エデン』の見取り図や、今までに700万人が殺されたというクロスのメッセージも入っています。

このメッセージは配信され、各地で革命が起き始めました。
政府と人民省は追いつめられます。
クロスは死の間際、憧れだった湖を泳ぐ想像をしていました…。

みんなの感想

ライターの感想

うーん、ニコラス・ケイジが出ずっぱりだけど、いまいちな作品。
ニコラス・ケイジが主演を張る映画は、割に当たりが多いのですが、今回にかぎっていうと、できあがりは微妙。
もう、さ。『ヒューマン・ハンター』っていう表現からして「人間狩り」…なんかネタバレじゃん。
『ニュー・エデン』という呼称も、もう想像ついちゃいますよね。
それを最後のどんでん返しに使われてもなあ。
意外性があったのは、ルーカスがクロスの息子だったこと。しかし、だとしたら、クロスは薄情すぎやしないか。
SFだけど、あまりお勧めはしない。

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