映画:ブルークリスマス

「ブルークリスマス」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

SF映画

ブルークリスマスの紹介:UFOと遭遇し血液が青色化する現象に怯えた指導者らの謀略による、世界的危機を描いた1978年公開のSF映画。「北の国から」の倉本聰のオリジナル脚本「UFOブルークリスマス」を「日本のいちばん長い日」の岡本喜八監督が映画化した。主演の勝野洋、竹下景子他、仲代達矢、岡田英次、小沢栄太郎、大滝秀治など錚々たる名優陣が出演している。主題歌 はCharの「ブルークリスマス」。

あらすじ動画

ブルークリスマスの主な出演者

国防庁特殊部隊沖退介(勝野洋)、西田冴子(竹下景子)、冴子の兄和夫(田中邦衛)、国営放送JBC報道部南一矢(仲代達矢)、兵藤光彦博士(岡田英次)、兵藤夫人(八千草薫)、芸能記者木所(岡田裕介)、高松夕子(新井春美)、JBC/五代報道局長(小沢栄太郎)、竹入論説委員(大滝秀治)、国防庁/原田(沖雅也)、沢木隊長(高橋悦史)、岡村(潮哲也)、国防庁次官相場(芦田伸介)、宇佐美幕僚長(中谷一郎)、代議士風の男(天本英世)、その側近(岸田森)など。

ブルークリスマスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①世界各国にUFOの編隊の目撃談が相次ぐと同時に血が青色に変化した人々が出現、国連はこれを異星人による侵略の危機とし、世界的規模の大量虐殺計画が密かに進行する。②日本ではその事実に気づいた兵藤博士が拉致され事実が隠蔽されるが、国営放送JBCの五代局長が報道部の南に調査を命じ、彼は友人の記者から恋人で女優の高松夕子の血が青いと聞く。③国防庁は密かにUFOの大群と対峙する一方で、国連の密命で青血の人々を拉致して強制収容所での人体実験に供出。その任務を担った特殊部隊隊員沖は、理容師の西田冴子に恋をし結ばれる。また南の情報漏洩により高松夕子が失墜し自殺する。④NYで兵藤博士を発見した南はUFOと青血化の関係性を知る一方、世界規模での青血人間虐殺計画とその意図を知り、事態公表のため奔走するが国からの圧力に屈して断念。④冷徹に任務を遂行していた沖は恋人冴子が青血である事を知ると同時に、任務中青血化し研究施設に送られた後逃亡した同僚原田と再会し、彼や冴子を含めあえて見逃されている青血人間がいる本当の理由を知るが…。

【起】– ブルークリスマスのあらすじ1

ブルークリスマスのシーン1

画像引用元:YouTube / ブルークリスマストレーラー映像

1978年2月。京都国際科学者会議において、城北大学の宇宙科学の権威兵藤光彦博士が、UFOや異星人の存在を論じて騒動となり、その後、京都市内のホテルで数人の外国人に拉致され失踪します。

同じ頃、麻布では、国防庁特殊部隊の沖退介が、親友の国防庁パイロット原田の後押しで、思いを寄せていた理容師西田冴子に声を掛けます。

沖と原田は直後に特令を受け、沢木隊長と共にヘリで北海道の恵庭駐屯地に向う事に。

また、国営放送JBCテレビには米国大統領の秘密会議の外電が入り、報道課長南一矢が興味を持ちますが、友人の芸能記者木所に呼ばれ、局の喫茶店で会う事に。

局内は、新人女優高松夕子が看板ドラマの主役に大抜擢され騒然としていましたが、実は彼女は木所の恋人で、南もその成功を喜んでいました。

しかし当の木所は思い詰めた様子で、他言無用と何度も念を押した上で「実は夕子の血が青いんだ」と打ち明け、南は失笑しますが、木所は終始真顔でした。

また兵藤博士の失踪に目をつけた五代報道局長は、南に調査を命じます。

巷では、アメリカのロックバンド”ヒューマノイド”の『ブルークリスマス』が大ヒットしていて、メンバーの1人が超能力者だとか失神するファンが続出などと話題になり、街中にそのメロディが流れています。

南は早速世田谷の兵藤邸に行き、不安気な夫人から「夫はホテルのフロントでキーを受け取った直後に失踪し、荷物も無かった」と聞き、また城北大では、兵藤博士は最近京都医大の血液学の権威前畑博士と親交があったと聞き、京都に向かいます。

しかし博士の宿泊先のホテルでは「博士は正規にチェックアウトしたし、夫人からも思い違いだったと連絡があった」と言われ、兵藤宅の電話も不通になっていました。

また京都医大では、前畑教授の助手に「兵藤教授は前畑教授にイカの血液に関するレクチャーを受けたのでは?」「人間とイカではヘモグロビンの構造が異なる。人間のヘモグロビンはタンパクと鉄の結合体で赤だが、イカはタンパクと銅の結合体なので青い血だ」と言われます。

南は東京に戻り五代局長に報告しますが、ふと木所の話を思い出し話してしまいます。すると局長は真顔で木所の名を聞き出して厳しく口止めし、兵藤邸が全焼したので現場に向かえと命じます。

南は鎮火直後に現場に着き、代議士風の男や沢木隊長が現場に入るのを目撃します。

同じ頃、テキサスのIAPRO(国際空中現象調査機構)では、フランス人大学生が「1978年1月の午後4時頃、UFOと遭遇してその光を浴び、血液が青くなった」「神経質だった性格が改善した」と証言、青く変化した舌を見せていました。しかしパリからの外電ではなぜか「彼の報告は否定された」となっていました。

一方、北海道恵庭駐屯地ではUFOの大群が度々確認され、その日もレーダーがUFOの編隊を捉え、原田と後藤がスクランブル発進します。けれど2機はUFOの編隊と遭遇しまばゆい光を見た直後、UFOもろともレーダーから消滅します。

その一報は札幌で野外訓練中だった沢木隊長にも届き、沖に「原田と後藤がUFOと遭遇し殉職した」と話します。

また五代局長は、UFOや宇宙人に批判的な論説委員の竹入を呼び「『UFOや宇宙人は確認できなかった』として解散したはずの米国のUFO調査機関”ブルーノート”が密かに大統領直属の秘密機関として存続し、そこに失踪した兵藤博士が匿われているらしい。つまり米国の秘密機関が兵藤博士を支持したという事だ」と前置きし「日頃の批判的意見は誰かの指示なのか?」と聞きます。

竹入は憤慨しますが「本当にUFOが架空のモノだと思っているのか」と聞かれ、言葉に詰まります。

3月。イタリアやソ連から「青い血の子が産まれた」との報が入りますが、いずれも噂や否定、当該者の失踪とされていました。

同じ頃、JBC放送では高松夕子のトークショーの生放送中、突然電波がジャックされ、街中にヒューマノイドの”ブルークリスマス”が流れる騒動が起きます。

発信元はヒューマノイドの自家用機で、彼らは勝手に航路を変更して羽田に着陸、狂乱したファンが詰めかけ大混乱となります。

その騒動に紛れて到着した国防庁次官相場は、宇佐美幕僚長と合流し、移動中の車内で秘密裏に進行している『B計画』の概要を話します。

それは米国やソ連、法王庁をも含めた世界的規模で行われる大量虐殺の計画で、ターゲットは世界各国で増加している青い血を持つ人間でした。

宇佐美は「彼らは血の色が違うだけで害毒も無いのになぜ」と言いますが、相場は青い血の人間の増加予想データを見せ「1980年には日本の人口の倍になる」「現時点では害はないが、青い血の人間が人類の大半を占める将来、脅威となる可能性は否定できない」と言うのです。

同じ頃、JBC放送の理事室には兵藤宅の火災現場にいた代議士風の男(フィクサー=事件の調停役)と重役らが集まり、高松夕子の進退について話し合い、局のメンツを優先した重役らは男の提案を受け入れます。

夕子は間もなくヒューマノイドの接待係を命じられ、怪しげなパーティーに参加する事に。

しかし会場にはなぜかガードマン姿の沢木隊長と沖がいて、彼らがマリファナに興じている最中、突然警察の手入れがあり全員が逮捕、連行されます。

夕子は当初から危険を感じて薬物や飲酒を避け、木所に「早く迎えに来て!」と電話をしていましたが、沖が彼女のバッグに薬物を忍ばせ、薬物不法所持で逮捕されニュースになります。

3月25日深夜。代議士風の男は助手と共に東京の順心堂病院を訪れ、院長から青い血の女性が青い血の子を出産した事を確認、関係者に口止めをし、母子ともに”処理”するよう指示します。その夫は妻子の血が青い事すら知らず、その死因すら知らされませんでした。

母子の遺体は東大病院に移され、極秘裏に司法解剖されます。情報を得たJBC放送も南を派遣しますが、そんな案件はないと言われます。

また中国の刑務所では大規模な暴動が発生、30余名の実行犯全員が射殺されますが、うち15名が青い血だったと判明します。

JBC放送は高松夕子の降板を正式に発表し、夕子はマスコミに取り囲まれながらも自宅マンションに逃げ帰り、深夜、木所が人目を避け訪ねて行きます。

2人は多くを語らぬまま求め合いますが、翌朝、夕子の顔色を見た木所は、ゾッとして逃げ出します。

彼はアパートで酒を呷って寝てしまい、翌朝、南からの電話で夕子が自殺を遂げた事を知ります。

一方、沖は冴子の理髪店で散髪した後、タクシーで彼女の自宅へと向かいます。

けれど2人が乗ったのは彼女の兄和夫のタクシーで、2人は冴子の自宅前で初めて挨拶を交わし、冴子の手作りの夕食を一緒に食べる事に。

兄妹の住まいは公園の管理事務所だった建物で、一見教会のようにも見える古く小さな家です。

沖も和夫も極端に無口のため会話は無く、沖は夕子の自殺のニュースを見ても顔色一つ変えませんでした。

南が兵藤博士の調査のため渡米する前日、五代局長は吉池理事に「兵藤博士失踪事件の調査に圧力がかかっている」と諌められます。五代局長はそれでもひるむことなく、南を止めようとはしませんでした。

そして出発の日、南は空港のレストランで木所に会い「夕子の血が青いという事を口外したか?」と問い詰められますがとぼけ通し、逆に気にする理由を聞きます。

木所は思い詰めた様子で「僕は彼女を愛してたし、初めはむしろ気にするなと叱ったくらいだった。けれど青い血への恐怖が日々膨れ上がり、終いには『青い血は敵だ』とまで思うようになっていた。誰に言われたわけでもなく、理由は未だにわからない」「夕子がマリファナなど持っているはずがない。あれは彼女の血が青いと知ったJBCが彼女を降板させるための謀略だ」と話します。

また彼は、事件の数日前、JBCが夕子の代役を探してるという噂を聞き、さらにパーティの参加者の1人から「マリファナを持ち込んだのは、ガードマンとして雇われた正体不明の2人組の男で、その1人は墓地下の床屋(冴子の理容店)でよく見かける国防庁の制服組(沖)だ」と聞いたと言うのです。

南はニューヨークに飛び、兵藤博士の行方を追いがてら、NASAで”ブルーノート”の事を聞きますが、係員に爆笑されただけでした。

その頃東大病院でも青い血の子が生まれ、代議士風の男らにより情報がマスコミにリークされます。そのケースでは出産した母親ではなく、父親が青い血でした。

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