「プラットフォーム」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

SF映画

プラットフォームの紹介:2019年製作のスペイン映画。2019年トロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス部門観客賞を受賞したスリラー。ゴレンが目を覚ますと、部屋の真ん中に穴が開いた建物にいた。食事は上の階層からプラットフォームと呼ばれる台座に乗って運ばれてくる。彼は生きてここから出られるのか? 2019年シッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀作品賞を含む4冠、2020年ゴヤ賞特殊効果賞受賞。出演は、「ミリオネア・ドッグ」のイバン・マサゲ、「オール・アバウト・マイ・マザー」のアントニア・サン・フアン。

あらすじ動画

プラットフォームの主な出演者

ゴレン – イバン・マサゲ(遠藤大智) トリマガシ – ソリオン・エギレオル(野島昭生) ミハル – アレクサンドラ・マサンカイ(渡辺優里奈) イモギリ – アントニア・サン・フアン(くじら) バハラト – エミリオ・ブアレ(スペイン語版)(堀総士郎)

プラットフォームのネタバレあらすじ

【起】– プラットフォームのあらすじ1

プラットフォームのシーン1

画像引用元:YouTube / プラットフォームトレーラー映像

(原題『El Hoyo』=『穴』)

ある場所でヴァイオリニストがヴァイオリンを演奏しています。同じフロア内にはたくさんの調理人がおり、料理の準備をしています。白髪の紳士は彼らの統率者なのか、コックたちのあいだを歩いて様子を監視しています。

「世の中には3種類の人間がいる。上にいる者、下にいる者、そして転落する者」

…中年男性のゴレンが目を覚ますと、同じ部屋のなかに初老の男がいました。部屋はコンクリート打ちっぱなしの家具がベッドくらいしかないところで、真ん中に四角い穴が開いています。そこは「穴」と呼ばれる建物で、部屋が上下に連なっていました。

部屋にいる男が「第48層だ」と教えてくれます。

ゴレンは同じ部屋の初老男性に近づいて名乗ると、手を差し出して握手を求めました。しかし相手は手を出すことなく「こちら側へは来るな。下がれ」と答えます。

1箇月いっしょにいるから名乗る必要はあるかと呟いて、男性はトリマガシだと名乗りました。

中央の穴に近づいたゴレンは、上にも下にも部屋が連なっているのを確認します。部屋の壁には48という数字が大きく刻まれていました。ゴレンが初心者だと気づくと、トリマガシは「今後情報はもらった分だけ与える」と言います。

部屋のランプが緑になりました。すると上から穴に台のようなものが降りてきます。この台座のことを「プラットフォーム」と呼ぶとトリマガシが教えました。プラットフォームに乗っているのは残飯ですが、トリマガシは気にすることなく食べ始めます。

ゴレンは気持ち悪がって手をつけませんでした。各部屋にこの部屋同様2人いたとして、94人の食べ残しだと話すと、トリマガシは「毎月人数が減る」とこともなげに言います。

食べたくないゴレンは食べ残しに手をつけませんでしたが、ブザーが鳴って台が降り始めると、手が付けられていないリンゴを取ってポケットに入れました。

しばらくすると部屋が暑くなってきました。トリマガシが「取っておいたからだ」とゴレンを責めます。食べ物を食べずに保管、保存すると焼死するまで部屋の気温が上げられるか、凍死するまで気温が下げられるかするのだとトリマガシが教えます。ゴレンが穴にリンゴを放り投げると、部屋の気温は元に戻りました。

ゴレンは「穴」に入る面接のことを思い出しました。穴には1つだけ私物の持ち込みが許可されており、ゴレンは『ドン・キホーテ』の本を選びました。

ゴレンはトリマガシに、「半年間ここで耐えて認定証をもらう」ためにやってきたと話しました。トリマガシはもう1年もこの部屋にいると教えます。

夜、部屋のランプが赤くなると部屋の中央の穴にプラットフォームが急上昇していました。そうやってプラットフォームはまた最上階に戻されます。

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