「蠱毒こどく ミートボールマシン」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

蠱毒 ミートボールマシン MEATBALL MACHINE KODOKU

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田中要次（出演）,百合沙（出演）,鳥居みゆき（出演）,村杉蝉之介（出演）,三元雅芸（出演）,しいなえいひ（出演）,斎藤工（出演）,西村喜廣（Writer）,…

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価格・情報の取得：2023-05-06

画像引用元：YouTube / 蠱毒こどく ミートボールマシントレーラー映像

〝動物を使った呪術の一種である。

代表的な術式として『医学綱目』巻25では

「ヘビ、ムカデ、ゲジ、カエルなどの百虫を

同じ陽気で飼育し、互いに共食いさせ、

勝ち残ったものが神霊となるためこれを祀る。

この毒を採取して飲食物に混ぜ、

人に害を加えたり、思い通りに服を得たり、富貴を図ったりする。

人がこの毒に当たると症状はさまざまであるが、

一定期間のうちにその人は大抵死ぬ。」

と記載されている。〟

説明書きのあと、映画タイトルとともに壺が映し出されます。その壺のなかにカエルやサソリ、タランチュラや芋虫、ヤスデや魚などをありとあらゆるものを入れます。

円筒形のガラス製の巨大な物体が、宇宙空間を漂っています。その物体はフラスコのようです。

東京都、台東区。2017年。

スタイリッシュな格好のシルクハットを被った女性が、白線を引きながら道を歩いています。

台東区にある安アパート、治平荘では中年男性の野田勇次が7時の目覚まし時計のベルを消して寝床から起き上がりました。出かける準備をします。

テレビでは眠狂四郎のような時代劇が放映されていました。ため息が漏れる野田は、「まだまだ50歳」と自分に気合を入れますが、腹に鋭い痛みを感じて押さえました。

道を歩いた野田は、白線女とぶつかって謝ります。

野田はJBA債権回収会社の社員で、債務者に借金の取り立てをする仕事をしていました。しかし気弱なので相手に舐められることも多く、成績は芳しくありません。

債務者の高橋宅へ行きますが「ないです、お金」と言われました。野田が返却を促しても「ない」の一点張りです。次の債務者の老爺も同様で「ないよ」と取り付く島もありませんでした。野田は仕方なくキャッシングで20万円の金を引き出して、自腹でなんとかしようと考えます。

道を歩くときに腹の痛みでよろけて、工事現場の作業員に当たりました。作業員は野田に文句を言います。

事務所に戻った野田は、社長の田ノ上にハッパをかけられます。田ノ上は野田の気の弱さを指摘し、もっときちんと取り立てろと言いました。田ノ上はシャドーボクシングをして野田に圧力をかけてきます。

その頃、宇宙空間を漂うフラスコは地球に近づいてきていました。

帰宅途中で野田は、近所の古本屋に立ち寄ります。そこは店主の長谷と店番の女性・三田カヲルが働いています。落語のカセットテープを買った野田は、店のスタンプカードを出しました。カヲルは野田のことを覚えており、優しく話しかけてきました。野田はカヲルに思いを寄せており、その時間だけが癒しでした。

カヲルに思いを寄せる男はほかにもおり、店の外に止めてある車の運転手・酒井がカヲルを見つめています。

公園でカヲルを思い出しながらテープを聞こうとした野田は、カセットプレイヤーの調子がおかしいと気づきます。すぐ横をまた白線女が通っていきました。

携帯電話が鳴るので取ると、野田の母親からでした。母親は野田から先日用立ててもらったばかりでしたが、また金の無心をしてきました。それも野田のプレッシャーになっています。

キャッシングで金を引き出そうとしましたが、引き出し限度額を超えていました。野田は腹の痛みに顔をゆがめます。

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