「GODZILLA怪獣惑星」のネタバレあらすじと結末の感想

GODZILLA 怪獣惑星の紹介:2017年公開の日本アニメーション映画。製作は東宝。怪獣映画の王道『ゴジラ』の正統な一作で、シリーズとしては初のアニメ作品でもある。全3部作として構成されていて、本作品はその第1章にあたる。監督は『名探偵コナン』シリーズの静野孔文と『亜人』『シドニアの騎士』などの瀬下寛之。原案・脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』『PSYCHO-PASS サイコパス』の虚淵玄。シリーズ構成に『パーフェクトブルー』『千年女優』などの村井さだゆき。本作の前日譚にあたる小説として『GODZILLA 怪獣黙示録』が公開前に出版された。そして物語は第2章の『GODZILLA 決戦機動増殖都市』に続いている。

予告動画

GODZILLA怪獣惑星の主な出演者

ハルオ・サカキ(宮野真守)、ユウコ・タニ(花澤香菜)、マーティン・ラッザリ(杉田智和)、アダム・ビンデバルト(梶裕貴)、エリオット・リーランド(小野大輔)、メトフィエス(櫻井孝宏)、ムルエル・ガルグ(諏訪部順一)

GODZILLA怪獣惑星のネタバレあらすじ

【起】- GODZILLA怪獣惑星のあらすじ1

地球から1.9光年離れたくじら座タウ星eの軌道上、移民船アラトラム号の船中でハルオ・サカキが惑星降下用のシャトルに立て籠もり、移民計画の中止を訴えていました。20年の歳月をかけてこの星にやってきたアラトラム号でしたが、タウ星eは人類の生存に適さずとても移民の対象にはならない星でした。ハルオは移民として直陸するメンバーは老人ばかりで、事実上の口減らしだと主張しましたが、着陸メンバーの一人であるダイチ老人は、移民船での暮らしに疲れ、異星であっても大地の上で死にたいとハルオに訴えます。やむなくハルオは投降し、着陸艇が発進しました。しかし着陸艇はタウ星eの大気圏に突入したところで爆発してしまいます。監禁されたハルオは窓から呆然とその様子を見つめていました。
20世紀末、地球環境の悪化によってそれまで知られていなかった巨大な怪獣たちが次々と現れ、都市を破壊していきました。人類は総力をあげて怪獣と戦うようになりましたが、怪獣の中でも特に強大な怪獣「ゴジラ」にはどんな武器も通じません。核の集中攻撃すらゴジラを倒せず、人類は次第に追いつめられていきました。
そんな中、2035年にエクシフ、2036年にビルサルドという2種類の人型異星人が地球に到着します。それぞれ自らの母星を失い宇宙を漂流していた彼らは、地球への移民と引き換えにその科学力による怪獣の駆逐を申し出ます。しかし彼らの技術を応用した兵器ですらゴジラには通じず、また決戦兵器として作られたメカゴジラは起動すら出来ずに人類はさらに追いつめられていきました。そして遂に2048年、人類とエクシフ、ビルサルドの3種族は地球を捨てて他の太陽系に移民することを決めました。
その当時、幼かったハルオは空港で移民船に向かうシャトルに乗り込もうとしていましたが、後からやってきた両親がゴジラに殺されるのを目撃します。ハルオを乗せたシャトルは無事に飛び立ち、移民船は地球を離れましたが、長い宇宙生活は次第に人々を蝕んでいきました。物資は次第に先細りするばかりで病気や絶望による自殺で人口は減るばかりです。そんな中、ようやく到着したタウ星eもまた移民に適さない環境だったのです。
監禁されたハルオは異星人エクシフの神官メトフィエスから極秘データの提供を受け、密かにゴジラを倒すための計画を練り始めていました。この事が露見すればメトフィエスも無事では済みませんが、彼はゴジラへの憎しみを抱くハルオに何かを期待してるようでした。
アラトラム号の首脳部は移民計画が事実上の失敗に終わった今、今後の方針をどうするか迷っていましたが、ハルオが匿名で船内のネットにアップロードしたゴジラ撃滅プランが人々の支持を集めていたことから地球への帰還を決定します。

【承】- GODZILLA怪獣惑星のあらすじ2

危険を押して長距離亜空間航行を行ったアラトラム号でしたが、無事に地球に到着、衛星軌道から人々は夢にまで見た故郷の星の姿に歓喜しました。さっそく無人探査機が放たれましたが、亜空間航行の影響で地球では1万年以上の時間が経過していることが判明します。また大気は大きく変質し人類の生存に適さない環境となっていました。
しかも探査機は巨大な影を捉え、その瞬間に激しい攻撃を受けて破壊されます。その影が発生した咆吼は紛れもなくゴジラのものでした。1万年を越える時間が経ってもゴジラは健在だったのです。
動揺するアラトラム号の首脳部に対し、メトフィエスは例のプランを挙げてゴジラを倒す計画を提唱、その説明役としてハルオを選びました。エクシフの技術によって解析した結果により、新たにゴジラが強力な電磁シールドを発生させていてあらゆる物理攻撃を遮断する能力があることが判明しました。ハルオは攻撃を加えることによってそのシールドの発生器官を調べ、中和することでゴジラを倒す計画を立てたのです。
そのプランは生き残りの人間4000人のうち600名を投入するという大規模なものでした。失敗したら人類の被るダメージは甚大なものとなります。しかし地球への帰還を望む人々は多く、結局はハルオのプランが採用されることとなりました。
エリオット・リーランドを隊長とする地球降下部隊が編成されました。リーランドはゴジラ討伐によって手柄を立てて権力の座につこうと考えています。降下部隊にはハルオも参加することとなりました。彼はまだ罪人のままですので、手首を拘束されたまま監視付きの保護観察状態です。
降下隊は複数の班に分散して地上へと着陸しました。大気は変質しているため、一行は宇宙服のまま外に出ました。ハルオも同行しましたが、彼は後輩の女性ユウコ・タニに監視されることになりました。ユウコはハルオの幼馴染みで、タウ星eの事故で死亡したダイチ老人の孫でした。彼女は祖父がどうして死んだのか、疑問に思っていてハルオと同行することにしたのです。口減らしのため上層部はわざと老人たちを死なせたのではないかというユウコの疑念をハルオは否定しました。彼はまだ同胞である人類がそこまで腐ってはいないのだと思いたいのだと語りました。
その間、ジャングルに覆われた地上を進んでいく一行を、木陰から何者かの影が窺っていました。
ジャングルを抜けたハルオたちは、廃墟となった街並を目撃します。ハルオは文明の名残が残されていたことで、地球はまだ俺たちを待っていてくれたと感激します。

【転】- GODZILLA怪獣惑星のあらすじ3

ところがジャングルから巨大な猛獣が多数出現し、降下隊のベースキャンプを襲撃しました。さらに翼竜のような怪物も加わって、降下隊は多大な被害を受けます。怪物たちを撃退したものの、その死体が金属のような物質でできていることや、それがゴジラ由来の細胞であることが判明しました。ゴジラ細胞の影響は周辺の植物にも及んでいて、その発生させる胞子によって激しい電波障害が発生しているのです。それは複数の部隊による連携が必須のゴジラ撃滅作戦において大きな障害となる事実でした。
大きな人的被害が出たことで、隊長のリーランドは作戦中止を決定します。ハルオはベースキャンプを放棄し、部隊をすべて遊撃隊としてゴジラ撃滅作戦を続行することを提案しました。リーランドは即座にその案を却下しましたが、母船に帰還するための輸送艇も被害を受けているため、別の隊と合流しなければなりません。その途中にはゴジラの移動エリアがあります。結局のところ、ハルオの提案どおりベースキャンプを放棄し部隊を散開させて行動する必要があったのです。
リーランドはハルオとメトフィエスとともにエンジン不調の降下艇で他の隊のキャンプ地に向かいましたが、その途中、メトフィエスはハルオにゴジラのような怪獣は他の星にも存在したのだと話しました。彼らは宇宙をさまよっている間、数多くの星が怪獣によって滅ぼされたのを見てきたのです。それぞれの星で怪獣は万物の霊長として驕り高ぶった人々を罰していたのです。そしてメトフィエスは、「ゴジラは決して我々を見逃さない」と話しました。
その予言の通り、ゴジラが彼らの前方に出現します。リーランドはエンジンの不調により降下艇を捨てて脱出を決意しました。その時、メトフィエスはハルオの手枷を解除し、彼に行けと告げました。
ハルオは降下艇から一人乗りのホバーバイクで出撃し、自らゴジラへの攻撃を始めます。ゴジラのシールド発生源を探知するための攻撃でした。しかし降下艇の武器では威力が低すぎて、効果的な探査ができません。するとリーランドも戦車に乗り換えて攻撃に加わりました。リーランドはゴジラの反撃によって死亡しましたが、ゴジラのシールド発生源が背びれだということが判明します。

【結】- GODZILLA怪獣惑星のあらすじ4

隊長が死亡したことで、指揮権は次に階級の高いメトフィエスに移りました。彼はその指揮権をハルオに譲ります。ハルオは降下隊全員に訓辞を送り、「ここで踏みとどまって立ち向かっている時点で俺たちは勝利している」と檄を飛ばしました。
ハルオの言葉に励まされ、降下隊はゴジラ撃滅作戦を開始しました。トラップをしかけた谷間にゴジラを誘い込み、動きを封じたところでパワードスーツ部隊がコジラに直接取り付いてシールドを無効化する装置を打ち込むという作戦です。谷間で待ちかまえるパワードスーツ部隊にはハルオが自ら指揮を取り、ユウコも参加していました。
ホバーバイク部隊が大きな犠牲を出しながらゴジラの誘導に成功しました。谷間にゴジラが侵入したところで崖を爆破し、ゴジラの半身を埋めることに成功します。ハルオは自らパワードスーツでゴジラに突進し、味方の砲撃にさらされながらもゴジラのシールドを無効化することに成功します。
「俺はお前を殺したぞ!」というハルオの怒号とともに、ゴジラは爆発しました。
部隊の一同は喜びに沸き立ちました。1万年以上も単一の生物が存在できるはずがなく、他にもゴジラはいる可能性はありましたが、ハルオはもうゴジラの倒し方はわかったと自信たっぷりに断言します。
しかしその時、凄まじい地響きとともに、彼らの目の前の大地が隆起しはじめました。もう一体、全長300メートルを越えるさらに巨大なゴジラが出現したのです。
まともな準備もない状態ではとても戦うどころではなく、ハルオは即座に撤退を指示しました。降下艇が次々と離陸し、ホバーバイク部隊も我先にとその場を逃げ出していきます。
ゴジラは彼らの脱出を許しませんでした。ゴジラが口から発射したビームが降下艇やホバーバイク部隊を一掃します。さらに巨大な尻尾をひとふりしただけで猛烈な突風が発生、地上に残った人々は壊滅しました。ハルオは破壊された降下艇の亀裂から、絶望的なゴジラの姿を目撃したのでした。
しかしハルオはまだ死んではいませんでした。気絶から目覚めたハルオは自分が原始的な建物の中にいることに気づきます。そして近くにいた奇妙な姿の少女が彼を振り向きました。

みんなの感想

ライターの感想

ゴジラシリーズ初のアニメ化、しかも原案・脚本が『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄、ということで話題となったこの一作ですが、ゴジラ映画の一本というよりもSF映画の一作といった感じです。特に宇宙を漂流していた人類が地球に帰るまでが意外に長く、そこから変質した地球に降下していくあたりの展開はアメリカのSF映画を観ているような雰囲気でした。
そういう未知の惑星を探検していく雰囲気はワクワクしますし、そこで怪物に襲われたりする展開は昔の秘境冒険怪獣物のパターンでもあって悪くはないんですが……うーん、やはり序盤の重苦しい雰囲気が全体を支配していて、正直いって素直に楽しめない印象でした。両親を奪われ地球を追われた主人公のゴジラへの憎しみが大きなテーマとなっている作品ですから仕方がないところではありますが……。
とりあえず、思いっきり2作目以降に続いている物語ですし、最終的な感想はそちらを観てからにしたいと思います。

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