映画:TANG タング

「TANG タング」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

SF映画

TANG タングの紹介:2022年8月11日公開の日本映画。ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、ダメ男とぽんこつロボットの冒険を描く小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を実写映画化。ゲーム三昧で妻にあきれられてしまうダメ男の健を『浅田家!』の二宮和也、健の妻をドラマ「カルテット」の満島ひかりが演じる。『思い、思われ、ふり、ふられ』の三木孝浩が監督を、『羊と鋼の森』の金子ありさが脚本を務めた。

TANG タングの主な出演者

春日井健(かすがい けん) – 二宮和也 春日井絵美 – 満島ひかり 野村桜子 – 市川実日子 加藤飛鳥 – 小手伸也 大槻凛 – 奈緒 林原信二 – 京本大我(SixTONES) 小出光夫 – 山内健司(かまいたち) 大釜仁 – 濱家隆一(かまいたち) 原田カオリ – 景井ひな 馬場昌彦 – 武田鉄矢

TANG タングのネタバレあらすじ

【起】– TANG タングのあらすじ1

TANG タングのシーン1

画像引用元:YouTube / TANG タングトレーラー映像

近未来の北海道・北斗市。

たくさんのドローンが空を飛んで荷物を配達し、ロボットが家のゴミ出しをしています。

そんな近未来の一軒家の2階のベッドで、春日井健はベッドから起き出すとゲームを始めます。ゴーグルをつけてゲーム用の銃を持ち、シューティングゲームの操作をしています。

ゲームをしながら2階の寝室から1階へ降りてリビングに移動した健に、妻の春日井絵美が話しかけます。「ねえ、裏庭にロボットがいるの」と言って確認してくれと頼みますが、健はゲームに夢中で絵美の話を聞いていませんでした。「今日、判決出るんじゃなかったっけ。いってらっしゃい」と声をかけます。絵美は弁護士の仕事をしているのです。

家のリビングにあるテレビでは、アトビット・システムズというアンドロイドの会社のCMが流れていました。絵美は、健が家事もせずに一日中ゲームばかりしていることを指摘して、アンドロイドだったら欲しいというようなことを発言しますが、健は聞き流しました。昨日の仕事の面接の結果を絵美に聞かれて、健は急いで裏庭へ行きました。「機械に家のなかをウロウロされるのは嫌なんだ」と健はアンドロイドに反対しています。

裏庭の門は、ドアノブが壊れていました。その先の樹木のそばにボロいロボットが座っていました。ロボットは健の家の隣の敷地にいる、2頭の競走馬を見ていました。

健がロボットに声をかけると、ロボットは驚いて転びました。ロボットは健の会話をぽつりぽつりと真似します。「お前、しゃべるタイプなの」と言って健が名前を聞くと、ロボットは「タング」と答えました。健がタングのことを「汚ねえなお前」と言うと、タングも真似して「汚ねえな」と言いました。否定しようとした健は、自分が部屋着でぼさぼさの格好をしていると気づきます。タングが笑っているように見えて、健は「笑ってんじゃねえよ」と言いました…。(映画タイトル)

健はタングを連れて、近所の知人のスクラップ屋へ連れていきました。スクラップ屋は、タングにシリアルナンバーがついていないからリサイクルができないと言います。

タングの胸にある扉を開けると、なかの部品にはアトビット・システムズのマークがついていました。大手のアンドロイドのメーカーです。スクラップ屋は扉を閉めてがたつきをガムテープで止めると、「解体すればなにがしかの金にはなる」と言って引き受けることにします。

タングが解体されると聞いて健は一瞬センチメンタルな気持ちに…なりませんでした。そのままタングをスクラップ屋に置いて帰ります。しかしタングは一瞬のスキをついて逃亡し、健のあとをついていきます。

健は帰り道、車に乗る姉・野村桜子と会いました。桜子は健に面接の結果を聞きますが、健は答えずに帰りました。

その頃、家には北斗医療センターの寺山から電話がかかっていました。絵美が電話を取ると、「昨日の面接の件で」と話します。

帰宅した健について、タングも家にあがります。リビングで家族写真を見たタングは、ティッシュペーパーの箱に注目しました。ティッシュを抜き取っても新たなティッシュが出てくるので、面白くて何枚も取り出します。

絵美は2階の個室で健に、子ども部屋になるはずの部屋だと指摘していました。健は研修医で、昨日は姉の紹介で病院に面接へ行くはずだったのですが、その面接をすっぽかした理由も健に詰問します。父親の遺産が入っているから悠々と暮らしているのかと絵美が危機ながらリビングへ行き、タングを見つけました。床一面に散らばったティッシュを見て、絵美は怒ります。

「働くのも私、家を片づけるのも私、あなたはいったい何をするの」「いい加減にして。いつまで逃げるのよ。いい加減前に進んでよ」と絵美は健に言います。健の父の時計のネジを巻くのも自分だと言い、手に取って巻き始めます。健が「うるさいな。もうどうでもいいよ」と反論すると、絵美は時計を床に放り投げました。時計のガラスが割れます。

絵美は健とタングを玄関から放り出すと、着替えや荷物も出して「だったら勝手にやれば。もう帰ってこないで」と言いました。追い出された健は、タングといっしょに仕方なくバス停に行きます。

ベンチで座っていると、タングから透明で淡い黄色の液体が洩れていました。「おもらしかよ」と言いながら健は、胸の扉を開いて靴下を詰めます。「ポンコツだなお前」と言った健は、ふとアトビット・システムズをスマホで検索する気になります。

サイトを見ると「旧式モデルを最新モデルへ交換」というキャンペーンをしていました。それを知った健は、タングを連れて行って最新式のアンドロイドに交換し、絵美にプレゼントすれば機嫌が直るのではないかと考えました。

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