映画:ある男(2022年)

「ある男(2022年)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【転】– ある男(2022年)のあらすじ3

ある男(2022年)のシーン3

画像引用元:YouTube / ある男(2022年)トレーラー映像

大阪府大阪市。

戸籍交換のブローカー・小見浦は老獪な人間で、一筋縄ではいきませんでした。城戸の話を聞かず、「イケメンの先生、在日でしょ、ね? 顔見たら一発ですよ」と言います。ほかにも「世の中には300歳まで生きる人間っているんですね」と話し、城戸の用件を遮ろうとします。

それをおして城戸が谷口大祐の名を出すと、「伊香保温泉の次男坊でしょ」と小見浦は答えました。やはり関与していると城戸は知ります。しかし小見浦は面会を切り上げようとし、在日の城戸も詐欺師と同じだという発言をして、笑いながら去りました。机に残った小見浦の手の痕を見つめて、城戸は怒りを抑えます。

東京に戻ってくると、事務所に小見浦からのハガキが届いていました。ビキニの女性がうつった人を食ったような絵ハガキには、「谷口大祐」「曾根崎義彦」という名が書かれていました。曾根崎義彦がXの本当の名前なのかと、城戸は考えます。

宮崎では里枝の息子の悠人が、公園で「父さんの木」の話をしていました。まだ大祐が生きていた頃、家族それぞれが好きな公園の木を選んでいたのです。その話をした悠人は、義父の死によってまた苗字が変わるのかと里枝に聞きます。

里枝は悠人に、谷口大祐という名前ではなかったことを話し、いま調べてもらっていると教えました。悠人は驚きます。

城戸や中北が関わった「死刑囚が描く絵」のイベント会場に、本物の大祐の恋人・美涼がやってきました。美涼は大祐の写真を使い、大祐の名前をアカウントにしてSNSを始めたと言います。大祐の言いそうなことを発信してなりすまし、本物をおびきよせようという作戦だと話しました。

会場には死刑囚の描いた絵がパネル展示されています。ホール内を見て回った城戸は、そのひとつに目を留めました。Xが描いた絵と酷似したものがあったのです。スマホで確かめたあとに似ている絵の死刑囚をパンフレットで確認すると、Xとそっくりの顔が写っていました。「小林謙吉」という名の死刑囚でした。

小林謙吉・死刑囚はギャンブルで多額の借金を抱え、1991年に三重県四日市の民家を襲い一家3人を惨殺しました。逮捕され死刑判決を求刑され、2003年に死刑も執行されています。

小林謙吉には息子がいました。離婚した母親の姓を名乗る息子・原誠がもしXならば、死刑囚の息子という枷から逃れたいと思ったのかもしれないと城戸は思います。

城戸は再び大阪の小見浦を訪ねて、刑務所へ行きます。絵ハガキの礼を言って城戸は「原誠」についての質問をし、また絵ハガキに書いてあった「曾根崎義彦」についても聞きました。

すると小見浦は「先生はなにも判っていない。アホ丸出しですね」と城戸に失礼なことばを吐き始めました。小見浦は自分のことを詐欺師だとバカにして信用していない、差別していると話します。腹を立てた城戸はつい声を荒らげて、小見浦が現に詐欺罪で服役しているではないかと言い返しました。小見浦はそれに対し「私、小見浦憲男っぽい顔してますか。私だけどうして戸籍を変えていないと思うんですか」と指摘します。城戸はことばに詰まり、打ちのめされました。

…Xの過去が映し出されます。野球をして戻ってくると、殺人を犯した父親・小林謙吉が帰宅してきました。着ている服も両手も真っ赤に染めた父親は、Xに血で染まった紙幣を渡しました。父親はその直後に警官らに取り押さえられます…。

城戸は原誠について調べるために、原が所属していたボクシングジムへ行きます。ジムの会長・小菅とコーチの柳沢がおり、柳沢が城戸と話をしました。原がジムに現れたのは2001年の春で、最初は住み込みで練習をしていました。見込みがあると小菅も柳沢も原の面倒を見ます。

原は試合を勝ち進んでいき、タイトルマッチも夢ではなくなりました。原は本名で出たがらず、リングネームをつけてもいいだろうかと言い出しました。緒形拳が好きだから緒形という名にしたいと原が言うと、ジムに出入りする少女・茜が「勝利って書いてカツトシってどう?」と横から口を挟みました。原はそれを喜び、「緒形勝利」という名でリングに立ちます。

原はボクシングを頑張っていました。試合も勝利して次はいよいよ新人王決定戦というところまでいきました。しかしリングを降りた原の耳に「やっぱ親父の血、継いでんだな」という声が聞こえました。そのあとで原は試合を辞退しました。

会長・小菅に理由を聞かれた原は、父親が前科者であることも話すと「俺がボクシングを始めたのは、自分を殴るためだから」と答えたそうです。朝起きて鏡を見ると、父そっくりの自分の顔を見て絶望する原は、自分の身体に父親の血が流れていると思うと全身を掻きむしってはぎ取りたくなると言いました。父に似た身体を傷つけるためにボクシングをしていると言います。

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