「ときめきに死す」のネタバレあらすじと結末の感想

ときめきに死すの紹介:何らかの組織に雇われた見ず知らずの3人が同居、そして何らかの計画が進められていくサスペンス映画。数々のヒット作を生み出した故森田芳光監督の1984年の公開作。丸山健二の小説を原作としているが、登場人物や場所など、原作と映画では設定が異なる点が多い。

ときめきに死すの主な出演者

工藤直也(沢田研二)、大倉洋介(杉浦直樹)、梢ひろみ(樋口可南子)、中山(日下武史)、谷川会長(岡本真)

ときめきに死すのネタバレあらすじ

【起】- ときめきに死すのあらすじ1

自称、歌舞伎町の医者だった大倉は、何らかの組織に高い報酬で雇われ、北海道の小さな村の別荘で、見ず知らずの工藤という男と同居することになりました。仕事内容は工藤の健康管理や、身の回りの世話でした。
一方の工藤は、ナイフのコレクションが趣味という不気味な男でした。口数も少なく非常に神経質ですが、体を鍛えることにはすこぶるストイックでした。
彼らは組織が操作するコンピューターから選定されました。組織がどこから情報を仕入れたのかは謎ですが、離婚したばかりで自暴自棄になっていた大倉や、猟奇的な工藤が選ばれたのです。コンピューターは工藤の運動量や、行動範囲も監視し、数値をはじき出していました。また、組織から排除すべき人間の名前を提示し、表示された人間は然るべき処置を受ける運命にありました。

【承】- ときめきに死すのあらすじ2

コンピューターは大倉と工藤の身長や年齢を計算し、数いるイベントコンパニオンの中から、梢ひろみという女性を選出し、別荘で同居させました。ひろみもまた会社から派遣されただけで、深いことは何も考えておらず、組織の存在は理解していませんでした。
ひろみは、顔立ちの整った工藤に色仕掛けをしますが、工藤は全く興味を示さず、ひたすらトレーニングを続けたり、ナイフを磨くことに専念しています。
工藤は、女性にあまり関心を持たない様子や、運転も釣りもできないなど、どこか大人になりきれていない印象がありました。その反面、海に来てもはしゃぐこともなく、体を鍛えるためにただ泳ぎ続けたり、クルミの殻を歯で割ることができたりと、幼児性とは拮抗する逞しさがありました。
ひろみは謎めいた工藤と親密になりたいと思い始め、彼の部屋を訪れてみますが、やはり工藤は何もしてきません。それどころか「人を殺したいと思ったことはあるか」とひろみに問いました。この時のひろみは、工藤の発言を軽く受け流していました。

【転】- ときめきに死すのあらすじ3

工藤とひろみを二人きりにさせるために、大倉は一人で売春宿へ向かいました。その途中、新興宗教のビラが掲示されているのを目にします。宿のおかみや娼婦に訪ねたところ、この村の人間はみな新興宗教を信仰しており、今週土曜に会長の谷川が村にやってくるとの情報を得ました。そして大倉は自分が雇われている組織が何であるのか、工藤の任務がどんなことなのかを次第に理解し始めます。
郵便物を取りに駅の近くまで来た大倉と工藤でしたが、工藤は隠れるように駅の偵察をしていました。それと同じように、新興宗教のコンピューターも駅の配置図を表示し、何かのシミレーションをしています。そしてコンピューターは、組織から排除すべき人間の名を「谷川会長」と示しました。信者たちは動揺しますが、教団幹部の中山に揺るぎはありませんでした。

【結】- ときめきに死すのあらすじ4

土曜の朝になりました。大倉は、計画をやめて逃げようと工藤を諭しますが、「他に誰がやるんだ」と工藤は大倉の忠告に耳を傾けませんでした。
三人は谷川会長が到着する駅まで車を走らせます。道すがら、警察に検問されますが、新興宗教の旗を見せただけで、すんなりと通過できました。この村では教団の存在が絶対的なのです。
現場付近に到着し、工藤は「さよなら」と言って走り去りました。ひろみは後を追いましたが、大倉は何事も無かったことにするかのように、駅から離れました。
駅では村を挙げて、会長のお出ましを待っています。ブラスバンドの演奏が響く中、工藤は駅に降り立った会長にナイフを振りかざしました。しかし警察に止められてしまい、計画は失敗に終わります。
ことを把握した教団の一員は、車で移動中の会長を射殺しました。会長の一大事に、村民が詰め寄り長い列ができています。警察も工藤を放置したまま、パトカーから飛び出しました。一人取り残された工藤は、手錠を掛けられたまま、強靭な歯で手首を噛み千切りました。工藤は奇声を発し、激しく噴き出した血で、車内と自分の身を赤く染めました。

みんなの感想

映画の感想を投稿する

映画「ときめきに死す」の商品はこちら