「わるいやつら」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

わるいやつら

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価格・情報の取得：2023-09-01

画像引用元：YouTube / わるいやつらトレーラー映像

1977年（昭和52年）、東京都新宿区。

戸谷信一は新宿の一等地で総合病院を経営する院長です。名医だった父の病院を継いで二代目になったものの、戸谷自身は医師として励むことなく女性を追いかけまわすことに熱意を燃やしていました。現在は材木商の妻・横武たつ子と、東京と京都に旅館「葵」邸を持つ藤島チセを愛人にしており、妻・慶子とは離婚話が進んでいます。そんな戸谷は現在、20代の女性デザイナー・槙村隆子に熱を上げていました。なんとか隆子をものにできないかと狙っています。

隆子の名前を掲げた、サマーコレクションのファッションショーが開催されます。

（映画タイトル）

ステージの上には華やかな衣装に身を包んだ外国人の女性モデルが、何人も行ったり来たり歩いていました。最後にデザイナーの隆子がステージに出てきてお辞儀をすると、みんなに祝福の拍手が贈られます。

その場に男がツカツカと近寄ると、隆子を平手打ちしました。そして隆子が自分を平気な顔で利用したと罵ります。すぐさま隆子に近づいて男を引き離したのは、戸谷でした。男は連行されていき、残った隆子は根も葉もないことを言われたと言いつくろいました。隆子は戸谷に感謝します。

戸谷は愛人のたつ子とラブホテルで密会していました。戸谷はたつ子にフェナセチンという赤い薬包を処方して渡していました。長期に大量服用すると腎障害を引き起こすのですが、適量では害にならないただの風邪薬です。戸谷はそれをたつ子に盛るようそそのかし、薬に疎いたつ子は劇薬を盛っているのだと思い込んでいました。「薬がだんだん効いてるみたい。皮膚が黒くなって、皮膚がカサカサしてきた」と戸谷に言います。

戸谷の目的は、そうやってたつ子から金を引き出すことでした。別れ際たつ子は戸谷に高級な金色のライターをプレゼントします。

帰宅したたつ子は、病床の夫・横武常次郎に薬を服用させました。起き上がれない常次郎はたつ子に薬をのませてもらいながら、その手首を強く握り服のなかに手を入れます。

翌日。戸谷がいる病院に葵邸のチセが来ます。取り次いだのは看護婦長の寺島トヨでした。トヨは戸谷の父である先代のころから病院に勤めている大ベテランで、戸谷は過去にトヨと関係を持っていたことがありました。

戸谷はチセを近くの旅館に連れ込みます。チセの腰をマッサージするあいだも、チセは戸谷に妻と離婚しないのかと迫りました。戸谷は、チセも夫の藤島春次と離婚していないことを指摘して離縁の難しさを話します。

その後、戸谷は税理士の下見沢作雄と飲みに行きました。戸谷の父親が身寄りのない下見沢を引き取ってあれこれ世話を焼いた背景があり、下見沢は戸谷の言うことを聞いて探偵まがいのこともしていました。頼まれて隆子のスポンサーを調べた下見沢は、戸谷に2～3人ついていると話します。隆子を自分のものにしたい戸谷は、なにか方策がないかと考えます。

下見沢に調べてもらい隆子の誕生日を知った戸谷は、隆子の事務所に花束を贈ります。花束をもらったお礼の電話を、隆子は戸谷の自宅にかけました。診療所の離れに自宅があり、夜勤で婦長のトヨが電話に出て取り次ぎます。隆子は花束の礼を言い、お礼に今度ショーに招待しますと言いました。

たつ子の夫が危篤だという知らせが入ります。戸谷は信じておらず、だからすぐには車で駆け付けずに「大丈夫だよ。人はなかなか死なん」と言ってたつ子をホテルに連れ込みます。

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