映画:アミューズメント・パーク

「アミューズメント・パーク」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

アミューズメント・パークの紹介:2021年10月15日公開のアメリカ映画。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968)、「ゾンビ」(1978)などゾンビ映画の第一人者であり、2017年に他界したホラー映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督が1973年に手掛けた未発表映画。70年代米国の高齢者差別、虐待問題ついて世間の認識を高めるためにロメロに製作を依頼した教会の関係者が、作品の容赦ない描写に慄いて、長らく封印されていた。新宿シネマカリテで開催される「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2021」にて日本初上映。

アミューズメント・パークの主な出演者

(リンカーン・マーゼル)、(ハリー・アルバッカー)、(フィリス・カスターワイラー)、(ピート・チョーヴァン)、(サリー・アーウィン)、(ジャック・ゴットロブ)、(ハレム・ジョゼフ)、(ボブ・コップラー)、(マリオン・クック)、(マイケル・ゴルニック)

アミューズメント・パークのネタバレあらすじ

【起】– アミューズメント・パークのあらすじ1

アミューズメント・パークのシーン1

画像引用元:YouTube / アミューズメント・パークトレーラー映像

俳優のリンカーン・マーゼル氏が遊園地を背景に、歩きながらこの映画の趣旨について話します。マーゼルはもうすぐ71歳になる男性で、家族と暮らしています。家族や社会に不満もなく暮らしており、社会とも普通に交流できていると話すマーゼルは、それでもなかには交流自体を拒否される人が多いことを嘆きます。拒否される理由として「老齢だから」というものを挙げられると、その本人からしたらどうしようもないことです。

老人は長く生きて豊かな経験を持っている有意義な存在のはずです。しかし老いているという理由だけで社会の若者たちから忌避されることは実際に多くあります。殊に、その老人が有名でなく財産もない場合、状況はもっと悲惨なことになります。

この映画は高齢化問題を題材に扱っており、問題提起をしています。場所は遊園地で、映画のなかにはマーゼル以外にも高齢者がたくさん出てきます。マーゼル以外のほとんどの出演者は、ボランティアでまかなわれていると、マーゼルは語ります。マーゼルを含めて、出演している高齢者は、実社会でもこの映画で取り上げている「年齢による差別」を身に受けているひとたちです。

また、遊園地の観客などで出てくるおおぜいの若者たちも、ボランティアです。彼らの多くは介護施設で働いているひとたちで、高齢者が置かれた状況のつらさを理解しています。

この映画はきちんとした準備のもと、ウエストビュー公園で行われています。

映画を見る観客たちに、マーゼルは呼びかけます。もしいまあなたが若いとしても、この問題はきちんと受け止めてください、と。なぜなら「あなたもいつかは老いるのですから」…。

真っ白い部屋の左側に、真っ白いスーツを着てぐったりしている「老人」がいます。顔は傷だらけで血が出ており、額には大きなガーゼを貼っていました。白い背広は泥だらけです。持った杖によりかかるように前かがみになって、身体全体から疲れをにじませていました。ひとりでときどき唸っています。

そこへ、画面右側から真っ白いスーツを着た「老人」が入ってきます。よく見ると左の「老人」と同一人物なのですが、左にいる「老人」はヨレヨレなのに対し、もう1人の「老人」はハツラツとしています。あとからきた「老人」は「こんにちは」と声をかけます。「こんにちはと言ったんです。話したくない?」と聞くと、ケガをした「老人」は「ああ」と答えます。

元気な「老人」は「外出するのは?」「出かけたいとは思わない?」と聞きますが、ケガをした「老人」は「NO」と答えます。元気な「老人」が「私は外へ出ます」と言うと、ケガをした「老人」は「外の世界には何もない」と止めました。しかし元気な「老人」は「自分で言って確かめる」と言いました。ケガをした「老人」はもう一度「外には何もない」と声をかけますが、元気な「老人」はまた立ち上がると中央にあるドアを開けます。扉の向こう側には若者がいっぱいいて賑やかそうです。元気な「老人」は振り向かず部屋を出て、扉の向こうに行きます。

扉の向こうには、遊園地がありました。遊園地には複数の家族連れや若い男女のカップル、若者たちでにぎわっています。多くの行きかう人でごった返す遊園地に向かって、「老人」も歩いていました。

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