映画:アンセイン狂気の真実

「アンセイン狂気の真実」のネタバレあらすじと結末

アンセイン ~狂気の真実~の紹介:2018年製作のアメリカ映画。「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督によるサイコサスペンス。ストーカーに付きまとわれ、引っ越したソーヤー。ある日、精神的に追い詰められた彼女はカウンセリングに行くが、強制入院させられ…。

あらすじ動画

アンセイン狂気の真実の主な出演者

ソーヤー・ヴァレンティーニ(クレア・フォイ)、デヴィッド・ストライン(ジョシュア・レナード)、ネイト・ホフマン(ジェイ・フェイロー)、ヴァイオレット(ジュノー・テンプル)、アンジェラ(エイミー・アーヴィング)

アンセイン狂気の真実のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①過去にデヴィッドというストーカーに悩まされたソーヤー。住む場所も仕事も変えたのだが克服できずにいるソーヤーは、相談に行った病院に入院させられた。金もうけのため病院はソーヤーに口実を作り入院措置を施す。 ②病院にジョージと名乗る医師、しかし顔はデヴィッド、ソーヤーは幻影かと混乱。デヴィッドがジョージを殺し、なりすまして病院へ潜入していた。撃退したが、ソーヤーのトラウマはまだ消えない。

【起】- アンセイン狂気の真実のあらすじ1

アンセイン狂気の真実のシーン1 (原題『unsane』=『狂気の』)

若い女性ソーヤー・ヴァレンティーニは、かつてストーカー被害を受けていました。
ソーヤーは昔、マサチューセッツ州ボストンにある病院のボランティアで、患者の家族のケアをする仕事をしていました。
その時「認知症をわずらう父親」を持つ男性、デヴィッド・ストラインの担当をします。

ソーヤーは単なるケアのつもりでしたが、デヴィッドにとっては違いました。
デヴィッドはソーヤーの親切を愛と勘違いし、やがて花束やメールなどが贈られてくるようになります。
デヴィッドの行為はエスカレートしていきました。
ソーヤーがシャワーを浴びている間に、デヴィッドがドレスを用意するにあたり、ソーヤーは警察に通報し、ストーカー対策をおこないます。

ペンシルヴェニア州に引っ越したソーヤーは、ストーカーのデヴィッドとの縁は切れたと思いました。
しかしストーカー被害の恐怖だけは残っており、時折ソーヤーを悩ませます。
ボストン時代にストーカー被害に遭遇していたことは、ソーヤーは母・アンジェラには秘密にしていました。
ソーヤーは、自分が15歳の時に亡くなった父親のことが好きで、母のアンジェラとは心理的距離がありました。
そのために、なるべく弱みを、母には見せたくないのです。


ペンシルヴェニアでソーヤーは、全く違う職種の仕事に就きました。
それでもまだストーカーの相手がいるように感じるソーヤーは、自分が異常なのかもしれないと考え始めます。
ネットでストーカー被害者のための支援団体を調べると、『ハイランド・クリーク行動センター』という施設がありました。
ソーヤーはそこを訪れ、カウンセラーに相談します。

担当した女性のカウンセラーは、ソーヤーに親身になって話を聞きました。
ソーヤーは、自分の抱える悩みを吐き出します。
やがてカウンセラーは「自殺を考えることはあるか」と質問しました。
ソーヤーは、皆無ではないのでそう答えると、所持品をチェックされます。
さらに着衣を脱ぐよう指示され、傷がないか調べられました(自傷癖がないかの調査)。
薬を服用しろと命ぜられ、病衣のまま移動させられます。
そしてソーヤーは24時間の任意入院をさせられました。


憮然としたソーヤーは、家族と電話をしたいと要求します。
「家族と」と言っておきながら、電話を借りたソーヤーは警察署に通報しますが、看護師の女性も慣れっこでした。
けっきょくソーヤーは、入院させられます。

【承】- アンセイン狂気の真実のあらすじ2

アンセイン狂気の真実のシーン2 やってきた警官2名も、毎度のことなので、ソーヤーの主張をろくに聞きませんでした。
精神病患者によくある被害妄想として、ソーヤーは片付けられます。
部屋でソーヤーが暴れたために、ソーヤーは鎮静剤を打たれ、ベッドに拘束されました。


一夜明けたソーヤーは、少し気持ちも落ち着きます。
何かの手違いで精神病患者扱いされたのだと思ったソーヤーは、自分は正常で早く外へ出たいと医者に訴えました。
それでも医者に「危険なので、しばらく様子をみる必要がある」と言われます。

ソーヤーは自分が健全だと主張します。
しかし…前夜、部屋で暴れたことが仇になりました。
ソーヤーは暴れた時に、デニスという職員と、ジェイコブという患者に暴力を振るっていました。
それを指摘したホーソーン医師は、「7日間は様子をみないと判断できない」とソーヤーに告げます。

24時間の任意入院だったはずが、7日間に延長されました。
ソーヤーはすっかりふてくされます。

なぜ病院に入院させられねばならないのかというソーヤーの疑問は、先輩患者の黒人青年・ネイトが解き明かしてくれました。
ネイトは麻薬から脱するために、入院しています。
ネイトはソーヤーに「病院が保険対策のために、わざわざ入院をさせている」と説明しました。

要は病院の金儲けのために、重症でもない人間を入院させることで、国から保険金を手に入れるということです。
ソーヤーは納得しました。
ネイトは「早く退院したいのならば、おとなしくしていろ」とアドバイスし、ソーヤーもその気になります。


ところが…状況は一変しました。
病棟に、ストーカーの男性デヴィッド・ストラインが、「ジョージ・ショー」という名前の夜勤の医者として、やってきたのです。
ジョージを見たソーヤーは騒ぎたて、そのために鎮静剤を打たれ、ベッドに拘束されました。

ネイトはソーヤーに「そんなことを続けていたら、いつまでも退院できないぞ」と声をかけます。
拘束されたソーヤーは、そのネイトが携帯電話を所持しており、深夜にそれを使って何者かと話をしているのを見ました。

【転】- アンセイン狂気の真実のあらすじ3

アンセイン狂気の真実のシーン3 別の日。
ジョージという医師はソーヤーに、母・アンジェラ宛ての封筒を見せます。
(母親の住所は分かっているぞという意味)
ソーヤーが過剰に反応したため、また拘束されました。


ソーヤーは、このままではよくないと思います。
ネイトに携帯を使わせてくれと言い、ソーヤーは母に電話をかけて、ストーカー被害のことを報告しました。
ペンシルヴェニア州の病院に入院させられていることも、訴えます。

母・アンジェラはボストンから、すぐにやってきました。
受付でソーヤーの母であることを告げると、女性のオーナー・ブライターハウスが対応し、自分の病院はすばらしいことを喧伝します。
医師が出てくると、「ソーヤーが、他者や自分自身を傷つけないと確認でき次第、すぐに退院させる」と確約しました。
母・アンジェラが娘との面会を要求すると、すんなりかないます。


アンジェラは病院から出て警察に相談しますが、警察も入院患者を退院させられないと言いました。
弁護士に相談しても、「州の法律で、病院は7日間の拘束ができるのだ」と言われ、アンジェラはなすすべがありません。


入院しているソーヤーの方では、状況が悪化していました。
夜勤だけだったジョージが、昼間も勤務にシフトが変わっています。
ソーヤーは病院で投薬を受けているのですが、投薬のせいで幻覚を見ているのか、それとも本当にストーカーのデヴィッドが、ジョージという名に変えて登場しているのか、判然としない状態になりました。

すっかり気の合う男友だちになったネイトに相談しながら、ソーヤーは「あと数日我慢すれば退院できる」と思うようにします。
ソーヤーになれなれしく接しているネイトを、トイレでジョージが襲い、AED(自動体外式除細動器)で気絶させます。

同じ病室の女性患者・ヴァイオレットがソーヤーにケンカを売ったので、2人ともに部屋に戻されました。
ネイトはジョージによって、別室で拷問されて死にますが、OD(オーバードース 薬物大量摂取)で死んだことにされます。

【結】- アンセイン狂気の真実のあらすじ4

アンセイン狂気の真実のシーン2 …実はソーヤーの主張するとおりでした。
ソーヤーは幻覚を見ているわけではありません。
ストーカーのデヴィッドが、ソーヤーに接近するために、なりすまして病院へ入りこんだのでした。

(「ジョージ」=「デヴィッド」。以降、デヴィッド表記に戻させていただく)


デヴィッドはソーヤーを防音室へ隔離すると、「ニューハンプシャー州に山小屋があるから、そこで2人きりで暮らそう」と言います。
ソーヤーはデヴィッドを罵り、怒ったデヴィッドは思わずソーヤーの首を絞めますが、すぐに離して部屋を去ります。


その頃。
犬を連れて公園をジョギングしていた女性が、遺体を発見します。
その遺体こそが、本物のジョージ・ショー医師でした。
しかし連絡が病院に回ってくるまで、時間がかかります。


ソーヤーは防音室から抜け出すために、一計を案じました。
同室の女性患者・ヴァイオレットは、自傷癖がある女性です。いつも脇腹にアルミ缶を平らにのばしたものを、隠し持っていました。

ソーヤーはデヴィッドに、「本当に私を愛しているならば、他の女性と体験してほしい」と訴えます。
デヴィッドは、女性と性交渉をしたことがありませんでした。
ソーヤーは「私は『最後の女』になってもいいけど、『最初の女』にはなりたくない」と言い、自分への愛の証明のために、目の前でヴァイオレットを抱けと要求します。

ソーヤーが「一緒に暮らす」案になびいてきていると思ったデヴィッドは、ヴァイオレットに薬を盛って眠らせると、部屋へ連れてきました。
ソーヤーはけしかける振りをして、ヴァイオレットが腹に隠している缶の刃物を取り、デヴィッドに切りかかります。
デヴィッドがひるんだ隙に、ソーヤーは部屋を脱出しました。
腹を立てたデヴィッドは、ヴァイオレットの首の骨を折って殺します。


病院の外へ出たソーヤーは、逃げおおせたと安心しますが、背後からデヴィッドに殴られて気絶しました。
デヴィッドは車のトランクに、ヴァイオレットの遺体とソーヤーを乗せ、連れて行こうとします。
ソーヤーはいちかばちか、走行中のトランクから脱出を試みました。傷は負いますが、うまく逃げ出しました。
デヴィッドに追いつかれたソーヤーは、左足を傷つけられますが、デヴィッドの目にヴァイオレットが提げていた十字架を刺します。
十字架は目から脳に刺さり、デヴィッドは死にました。


後日。
デヴィッドに殺されたネイトは、実は潜入取材を試みる記者でした。
ある時点から連絡が取れなくなったということで、報道局は病院のことを「おかしい」と指摘します。

これがきっかけで、病院に大々的にメスが入ります。
病院が行なってきた悪事が、露見しました。


〔6か月後〕

退院してふつうの生活に戻ったソーヤーですが、まだストーカー男、デヴィッドの陰に怯えていました。
飲食店にいる男がデヴィッドに見えたソーヤーは、警戒しつつ近寄りますが、全くの別人です。
ソーヤーはまだ、ストーカーの恐怖を克服できていません…。

みんなの感想

ライターの感想

途中まで「ストーカーさんは本当にストーカーさん?」と思わせる演出。
とりあえず判りやすいようにと、先にソーヤーのストーカー被害についてまとめて書いたが、
映画自体は、ソーヤーが過去に受けたストーカー被害の相手と、実情について触れられるのは、中盤以降。
ネイトくんが、いい味を出していた。もったいない。
深夜に電話をかけていたのは、潜入取材のためだったのかと、ラストで明らかになる。
破綻もなくストーリーはいいのだが、途中まで全体像がつかめないため、いまいち。

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