映画:アンフォゲッタブル

「アンフォゲッタブル」のネタバレあらすじと結末

アンフォゲッタブルの紹介:2017年製作のアメリカ映画。デイビッドと再婚することになったジュリアは、仕事を辞めてデイビッドと暮らし始めるが、前妻・テッサが悪質な嫌がらせを開始してジュリアを恐怖に追いやる…。

あらすじ動画

アンフォゲッタブルの主な出演者

ジュリア・バンクス(ロザリオ・ドーソン)、テッサ・コノーバー(キャサリーン・ヘイル)、デイビッド・コノーバー(ジョフ・スタルツ)、リリー・コノーバー(イザベラ・ケイ・ライス)、ミゲル(アレックス・キハノ)、アリー(ホイットニー・カミングス)、ヘレン・マニング(シェリル・ラッド)、マイケル・バルガス(サイモン・カシアニデス)、ポープ刑事(ロバート・ウィズダム)

アンフォゲッタブルのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①元夫・マイケルにDV被害に遭った過去のあるジュリアは、デイビッドと新たな家庭を築こうとしていた。デイビッドにも前妻・テッサがおり、テッサはデイビッドの再婚を知ると妨害に出る。 ②テッサの罠にかかりジュリアはマイケル殺害容疑をかけられる。テッサは自殺し、問題は解決されたかにみえたが、テッサの母・ヘレンがまだ脅威の存在。

【起】- アンフォゲッタブルのあらすじ1

アンフォゲッタブルのシーン1 アメリカ・カリフォルニア州。
黒髪の女性ジュリア・バンクスが、元夫マイケル・バルガス殺人容疑で取り調べを受けます。
事情聴取に当たったポープ刑事は、ジュリアが3年前に家庭内暴力でマイケルを訴えて、マイケルに執行猶予付き有罪判決が下ったこと、それが現在は解けていることをジュリアに確認しました。ジュリアも認めます。
ポープ刑事は、マイケルのフェイスブックや電話のメールなどに、ジュリアが望んでマイケルと復縁したことや、ジュリアの下着がマイケルの自宅で見つかったことを告げました。
それはすべてジュリアの知らないことです。
話を聞かせてくれと、ポープ刑事はジュリアに聞きます…。
(以下、しばらく回想シーンという形で話が展開。冒頭のこのシーンは終盤に出てくる)

…半年前。
ジュリアは、編集者として勤務していたチャプターパッド社を、円満退社しました。同僚の女性たちに惜しまれながら、会社を去ります。
同僚であり、親友でもある女性・アリーに車を借りたジュリアは、身の回りの品を持って、南カリフォルニアに行きました。

ジュリアが会社を辞めたのは、再婚のためです。
かつてジュリアは、元夫のマイケル・バルガスに暴力を振るわれて、つらい思いをしました。警察に訴えて、マイケルには執行猶予付き有罪判決と、接近禁止命令が下されています。
ジュリアはその後、2年前に離婚した男性デイビッド・コノーバーという男性と知り合い、愛し合うようになりました。
ジュリアとデイビッドの仲は順調で、このたび再婚することにしたのです。
デイビッドは若い頃に銀行員をしていましたが、辞めて小さな町に移転し、現在はビジネスパートナーのミゲルと共に「カッパーマウンテン醸造所」を経営していました。仕事も順調です。
小さな町なので、社会も狭い地域でした。その同じ町に、デイビッドが離婚した元妻・テッサと娘・リリーが暮らしています。

・ジュリア…映画は彼女の目線から描いている。デイビッドと結婚するため、編集者の職を辞してカリフォルニアの田舎町へ移転した。アリーという親友がいる。元夫・マイケルのDVが原因で警察沙汰になった過去を後ろめたく思っており、デイビッドに告げていない。
・テッサ…この映画のもう1人の主人公的存在。デイビッドの前妻でリリーの母。潔癖症で完璧主義のきらいがある。デイビッドと別れたが未練があり、ジュリアと再婚すると聞いて妨害しようとする。その背景には大きな要因があるが…(これは後述)。
・デイビッド…スタンフォード大時代からテッサと付き合っていたが、うまくいかずに別れようと思った頃、テッサの妊娠を知って結婚。テッサの浮気発覚で離婚してからは、一切テッサに思いを残していない。

デイビッドの家に行ったジュリアは、すぐに元妻のテッサやリリーがやってくると告げられました。
離婚したふたりの娘・リリーの親権はデイビッドにありますが、様子見ということでテッサのところに預けられています。
またデイビッドは、再婚のことをまだテッサに告げていません。

テッサは娘のリリーの髪をとかしながら、「もし帰りたくなったらパパに言うのよ」と告げていました。テッサもリリーも美しい金髪ストレートです。
オレオというハムスターを連れて、リリーは父・デイビッドと父の新恋人・ジュリアに会いました。
リリーは用意された毛布が気に入らなかったものの、ほかは特に問題なく過ごします。
いっぽう、テッサの方は娘がいない夜を寂しく過ごしていました。

翌日、デイビッドが出勤した後、ジュリアはカリフォルニア州高等裁判所からの通知を受け取ります。
元夫・マイケルに科されていた接近禁止命令の、期限が切れるという知らせでした。ジュリアは暴力に怯えていた日々を思い出し、憂鬱になります。
デイビッドから電話があり、仕事で帰りが遅くなるので、夕食はリリーと食べてくれとジュリアは言われました。
リリーの私物を持ってきたテッサを、ジュリアは誘って3人で夕食を囲みます。
テッサはジュリアにフェイスブックをしているかと聞きますが、ジュリアは一切していませんでした(マイケルのDVがあって以来、SNSは避けている模様)。

【承】- アンフォゲッタブルのあらすじ2

アンフォゲッタブルのシーン2 離婚した元妻のテッサが、自分の家のように勝手に台所の棚を開けるのを見て、ジュリアは気分を害します。
それはテッサの方も同じでした。離婚したものの、デイビッドに新たな女性ができるのを、テッサは快く思っていませんでした。

夜、物音を聞いたジュリアは、デイビッドの帰宅かと思い、1階へおります。
物音は、ハムスターの回し車の音でした。ほっとした次の瞬間、外に人影を見てジュリアは怯えます。
その人影はデイビッドでした。ジュリアはほっとしますが、デイビッドは驚かせたことを詫びます。
ジュリアは…過去に元夫・マイケルともめ事があり、接近禁止命令を出したという一連の経緯を、まだデイビッドに告げられていません。

小さな町なので、デイビッドの家にジュリアが住み始めたことを、町の人たちは知っていました。
リリーの授業参観も、デイビッド、ジュリア、テッサの3人で参加します。
少しずつですが、リリーはジュリアになついていました。それを見たテッサは、気分がよくありません。
リリーにとっては「実の母だけど、しつけに厳しいテッサ」「血は繋がっていないけれども、寛大でおおらかなジュリア」の間に立たされて、微妙な立場でした。

カッパーマウンテン醸造所のパーティーが開かれます。
ジュリアがデイビッドのパートナーとして参加しますが、テッサは腹立たしくて、みんなの前でスピーチしました。デイビッドとはスタンフォード大学以来の交際であることや、ニューヨークで銀行員をしていたデイビッドの決断に付き合って、小さな町に越してきたことなどを告げ、乾杯を促します。
その日、テッサが来ていた白いワンピースは、ジュリアが買うのをやめたものでした。
ジュリアが店で試着したものの、襟ぐりが浅くてマイケルに振るわれたケガの傷が見えるから、やめたものです。
パーティーの最中、デイビッドがジュリアとの結婚を考えていることを、テッサは知りました。ジュリアの携帯をこっそり盗みます。
帰宅したテッサは、ジュリアの携帯のデータをパソコンに移し、個人情報をあさりました。
マイケルという男と揉めて、接近禁止命令を出していることを知ります。

テッサはデイビッドの会社へ会いに行くと、「少し進展が早くないか」と口出ししました。
それをきっかけに、デイビッドはテッサに再婚するつもりだと告げます。
テッサは「リリーが心配。ジュリアは親のあり方が分かっていない」と言い、離婚したことを悔いていると言いました。しかしデイビッドは全く気に留めません。
デイビッドの目を盗み、テッサはデイビッドの車の中にジュリアの携帯を戻しました。
(会いに行ったのは再婚を考え直せというアドバイスもしたかったのだが、盗んだジュリアの携帯をさりげなく戻す目的もあった)
デイビッドは何も知らず、携帯をなくしたと言っていたジュリアに、携帯を渡します。

直後から、ジュリアの身におかしなことが起きます。
携帯には、日に何度も非通知で着信があります。無言電話です。
それはテッサが匿名通話サイトに登録していたからなのですが、ジュリアはそれを知りません。
ジュリアは非通知の着信が、マイケルなのではないかと怯えました。

一方のテッサも、母・ヘレンに銀食器を磨いていないことを注意されます。
母・ヘレンは子離れできていないうるさい人間で、いい大人のテッサに対しても、あれこれ口出ししました。
「子はかすがい」と言うことわざのとおり、リリーが生まれたら結婚生活もうまくいっていたのに、何をしているのと、テッサを責めます。
(なんと怖いことに、デイビッドとテッサの仲がうまくいかずに別れそうになった時、テッサが妊娠したのは、どうやら母・ヘレンの指示だった模様)

テッサのやりきれない思いのはけ口は、ジュリアに向かいます。
ジュリアがシャワーを浴びている時に侵入したテッサは、ジュリアの下着、「ジュリアより」と書かれたデイビッドへのプレゼントの時計、婚約指輪(デイビッドの母の形見)を盗みだします。

【転】- アンフォゲッタブルのあらすじ3

アンフォゲッタブルのシーン3 人の気配を感じたジュリアが外へ出ると、謎の人物から白い花束が届いていました。
直後にテッサが来たので、不穏なことが起きているジュリアはかっとして、テッサに厳しい言葉を投げてしまいます。
(でもこの白い花束もテッサの仕業)

リリーは一緒に暮らして、徐々にジュリアになついていました。価値観を押し付けてくるうるさい実母・テッサよりも、寛大で自分の意見を聞いてくれるジュリアの方が、付き合いやすいというのもあるようです。
夜に眠れないジュリアは、親友のアリーに電話をかけて相談します。
テッサはジュリアの名前でフェイスブックに登録し、マイケル・バルガスに友人申請をしました。
ジュリアの画像を添付して、マイケルを誘う文面を送ります。

昼間にテッサと偶然会ったジュリアは、ランチに誘って先日きつい言葉をかけたことを謝りました。テッサも今まできつく当たって悪かったと謝罪します。
閉鎖的な町だと指摘したテッサは、自分たちの離婚の原因が、自分の浮気にあると話しました。ジュリアはデイビッドから聞いていなかったので、驚きます。
ジュリアとしては、せまい町で前妻のテッサとこれからも顔を合わすことになるので、テッサとうまくやりたいと思っていました。
テッサが離婚理由を話してくれたことで、打ち解けてくれたとジュリアは思い込みます。
そんなジュリアに対し、テッサは「身体の相性が抜群だった」とさらっと言いました。
いらない情報を与えられたジュリアは、もやもやします(これもテッサの作戦)。

リリーの手を引いてお祭りに行く途中、ジュリアの携帯にまた非通知の着信がありました。
電話を取るため手を放したわずかの間に、リリーがいなくなります。
ジュリアは出店を出しているデイビッドのところへ行き、つい2~3分前にリリーがいなくなったと告げました。ジュリアもデイビッドも必死で探します。
するとテッサがリリーの手を連れて、現れました。あとでデイビッドに「娘が見知らぬ男と話していた」と、暗に誘拐されそうだったことをほのめかします(後に分かる、テッサの大ウソ)。
デイビッドはジュリアに、なぜ指輪をしていないのかと質問をしました。それをきっかけに、届いた花の送り主や電話の相手など、いろいろ問いかけます。
テッサの浮気で離婚したデイビッドは、ジュリアには秘密を持っていてもらいたくないのです。
指輪はシャワーを浴びている間に紛失した、電話や花の送り主は本当に知らないとジュリアは言いますが、デイビッドは怪しみました。
ジュリアの方も、マイケルのDVのことを隠しているために、後ろめたい気持ちです。

乗馬訓練をするリリーを迎えに、ジュリアがやってきました。
娘が馬を乗りこなせるようにしたいテッサと、気乗りしないことは無理強いしたくないジュリアとで、意見が揉めます。
リリーはジュリアに「デイビッドとの食事があるから」と呼ばれ、一緒に帰りました。
あとでジュリアはリリーに「あなたは悪くない」と慰めます。
その時にリリーに聞くと、リリーがいなくなった時に男と一緒にいたわけではない、テッサが嘘をついたことが発覚しました。
デイビッドも、ジュリアからもらった時計がないことに気付きます。

テッサはジュリアの振りをしてマイケルと何度もメッセージをかわし、会う約束を取り付けていました。色仕掛けをほのめかすメッセージを送信しています。
娘のリリーが徐々にジュリアの方へなついていることが嫌なテッサは、リリーの髪の毛を短く切りました。髪をとかさないジュリアのせいだと言います。
リリーを送り届けた時に、リリーの髪の毛のことでジュリアと口げんかになったテッサは、デイビッドが帰宅したのを確認して、自分から階段を落ちます。
ジュリアに突き飛ばされて、テッサが階段を転げ落ちたように見えました。物音を聞きつけて部屋から顔を出したリリーも、そう思います。
何もしていないのにジュリアは悪者にされ、デイビッドとリリーはテッサを連れて病院へ行きます。

【結】- アンフォゲッタブルのあらすじ4

アンフォゲッタブルのシーン2 ジュリアはデイビッドに「突き落としていない」と主張しますが、デイビッドは容易には信じません。
そんなことまでするテッサに、ジュリアは恐怖を抱き始めました。親友のアリーと一緒に、テッサのことを調べます。
テッサの両親は16歳の時に離婚しており、テッサは母・ヘレンに引き取られました。
両親の離婚直後から情緒不安定になったテッサは、精神科に収容された過去があり、16歳の時に父親の家へ放火した前科がありました。幸い、死者は出なかったそうです。
(厳しい母に引き取られ、過干渉に育てられたことの反動で、自分を捨てた父の家に火をつけたのではないか)

そしてある日とうとう、マイケルが真昼間にジュリアのところへ来ます。デイビッドは仕事に行っているので留守です。
マイケルはジュリアとメッセージのやりとりをしているつもりだったので、誘われたと思い込んでいます。
ジュリアはマイケルの話を聞いて、テッサの仕業だと気付きました。
レイプされそうになり、ナイフをマイケルのふとももに刺して逃げ出します。
ところが…それをテッサが庭の植え込みで撮影していました。
ジュリアが立ち去ったのを見たテッサは、家の中に入り、マイケルが足に負傷しているのを見ます。
「とどめを刺していないのね」と言ったテッサは、マイケルの足に刺さったナイフを抜くと(手袋をしている)、胸に突き立てました。
死ぬ直前、マイケルは自分にメッセージを送信していたのが、テッサだと気付きます…。

…自宅(デイビッドの家)でマイケルの遺体が発見され、マイケルの家に数々の証拠が残っていることで、ジュリアが事情聴取を受けます。
(これがオープニングの映像)
ジュリアの下着、フェイスブックのやりとり、送られたジュリアの画像…どれも、ジュリアの身に覚えがないことです。
ジュリアはそう訴えるのですが、物的証拠があるために、ポープ刑事は信じませんでした。
ただし、ジュリアの言い分(テッサにはめられた)にも一理あるので、すぐに連絡のつく範囲にいることを条件に、ジュリアを釈放します。

ジュリアはデイビッドに、マイケルとの件を黙っていたことを詫びました。デイビッドに、強い女性だと思われたかったと言います。

その頃テッサは証拠を自宅の暖炉で焼いていました。そこへデイビッドが、リリーを迎えにやってきます。
テッサが結婚指輪を嵌めているのを見て、初めてデイビッドはジュリアの言う通り、テッサがすべて仕組んでいたのだと気付きました。
ジュリアは「テッサが危険な存在だ」と言おうとデイビッドに電話しますが、デイビッドの電話は車の中です。電話に出ないので、ジュリアは急いでテッサのところへ向かいます。
テッサはデイビッドを火かき棒で殴りました(デイビッドは死んでいない)。
ジュリアはテッサ宅に到着すると、リリーを自分の車に入れて、そこに待機するよう指示します。
テッサはデイビッドを拘束しました。ジュリアは警察に通報した後に、テッサに向かいます。

テッサとジュリアは、揉み合いになりました。テッサが包丁を持ってジュリアに向かおうとした時に、窓ガラスに映る自分の顔にあぜんとします。
(単に血のついた顔なのだが、テッサは恐らくそこに「見苦しい自分」「醜い自分」を見たのではないか)
その間にジュリアが包丁を取ります。
包丁を向けたものの、テッサを攻撃できないジュリアに対し、テッサは自分から包丁に向かっていきました。
そしてジュリアに「リリーの記憶に、こんな私を残さないで」と言って息絶えます。

警察がやってきて、デイビッドは病院へ収容されました。
ポープ刑事も事情を知り、ジュリアの容疑が晴れます。

…半年後。
住居をカリフォルニア南部からサンフランシスコに変え、デイビッドとジュリアは結婚し、リリーと3人の生活は順調でした。新たに大きな犬も飼っています。
アリーから結婚祝いとして、コーヒーメーカーが届きます。
事件はすっかり過去のものとなり、平穏な生活を送っている3人の元へ、来客がありました。
扉を開くと、リリーの祖母・ヘレンがにこやかに立っています…。

(テッサが恐怖の対象ではあるが、テッサをそこまで追い詰めたのは母・ヘレン。
つまりヘレンも脅威の存在)

みんなの感想

ライターの感想

優れたサスペンス映画。テッサ側として見るか、ジュリア側で見るかによって、まったく見方が変わるもの。
表面的になぞると「悪いのはテッサ」なのだ。しかしテッサにも可哀想な事情がある。
ちょびっとしか描かれないが、母・ヘレンのねちねちした指摘。銀食器を磨いていないことを注意するなど、はっきりいって「ヘレンの方が怖い!」。
その母・ヘレンの束縛にかられ、徐々に追いつめられて、テッサはジュリアを追いこんでいく。
もしテッサの母がヘレンみたいな人物じゃなかったら、案外テッサは自由な第二の生活を歩んでいたろうに…と思うと、テッサも「被害者」なのだ。
映画ではヘレンが訪れたところで終わるが、この先が本当はもっと怖い展開なのでは…と思わせるラスト。

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