「ウィルスハザード(TOXIN)」のネタバレあらすじと結末の感想

サスペンス映画

ウィルスハザード(原題:TOXIN)の紹介:2015年製作のアメリカ映画。製薬会社の陰謀が世界を襲うウィルス感染サスペンス。『トカレフ』 『リーサル・ウェポン』のダニー・グローヴァーが細菌兵器開発プロジェクトの博士に、テイラー・ハンドリーが祖母と仲間を守る元軍人役を熱演!

予告動画

ウィルスハザード(TOXIN)の主な出演者

ディーン(テイラー・ハンドリー)、レナー(ヴィニー・ジョーンズ)、ロック博士(ダニー・グローヴァー)、マンディ(マーゴ・ハーシュマン)、イザベル(ビヴァリー・ミッチェル)、ハーヴェスト科学者(C・S・リー)、トラヴィス(リーボ・フリーマン)、サラ・ピアーズ(フィオナ・ホール)

ウィルスハザード(TOXIN)のネタバレあらすじ

【起】- ウィルスハザード(TOXIN)のあらすじ1

アメリカ、テキサス州・ダラスより48km郊外…。
メントリーヴィルの一見すると採鉱場の地下深くに、秘密の製薬会社の研究所がありました。そこでは細菌兵器の開発研究をしています。
ロック博士は本部の上層部に、新種の細菌兵器の抗血清の完成を催促されました。ウィルス自体は存在し、さらにより凶悪なものに進化させていますが、それに対抗する抗血清を求められています。
上層部は1週間で完成させるようロック博士に念押しして、通話を切ります。
ロック博士が現在研究中のウィルスは、元は自然界にあったものでした。それは胞子に含まれているウィルスで、感染して4時間が経過すると鼻血が出て、8時間が経過すると内出血を起こし、12時間で精神が崩壊します。精神崩壊した患者は暴力的になりました。
免疫遺伝子の開発もはかばかしくなく、抗血清を打とうとして暴れ始めて2人の科学者を襲った被験者は、逃げようとして軍人に射殺されます。
結果を出さねばならないロック博士は、やむなく「0号患者を活性」させようとしました。人体実験です。
部下の軍人・レナーに命じてある屋敷の地下室に潜入させ、ウィルスをエアダクトから室内に洩らします。その屋敷の寝室には老女がベッドで寝ていました…。
若い男性・ディーンが戦地から戻ってきて、恋人・マンディが空港まで迎えに来ました。マンディは車中で2か月も連絡をくれなかったと責め、車中は深刻なムードに陥ります。
でもこれはマンディの作戦で、家に着くとディーンの仲間たちがサプライズ・パーティーを開きました。友人の女性・リンダや、ディーンの友人・トラヴィスとその恋人・イジー、リッキーがいて、ディーンは楽しいひとときを過ごします。
帰国したディーンは、「軍隊に行って筋肉ムキムキで戻ってきた」と茶化されて笑いました。
ディーンは恋人・マンディから、届いていた手紙を渡されます。そのうちの1通は『行政警告書』でした。祖母の牧場を整理するか処分してくれという内容の手紙です。
ディーンはもう2年も会っていない、テキサス州のダラス周辺にある祖母宅の訪問を決めました。いっしょについていくことを決めたトラヴィスたちは、買い出しをせねばと騒ぎ始めます。
翌日、ディーンとマンディ、トラヴィスとイジー、ロンダとリッキーの合計6人が、1台の車に乗ってメントリーヴィルにあるディーンの祖母の牧場へ行きました。祖母宅の玄関には『住まいとして不適切』の札が貼られています。

【承】- ウィルスハザード(TOXIN)のあらすじ2

ディーンの祖母サラ・ピアーズは元々は単なるコレクターでした。しかし夫の死後、すべてにやる気を失った祖母・サラは「片付けられない女」と化しており、サラの屋敷はごみ屋敷となっています。
ディーンの祖母・サラの事情を知った友人たちは、屋敷を片付け始めました。
ディーンはサラに長期の不義理を詫び、サラもディーンにごみ屋敷で孫の手を煩わせる事態になったことを謝ります。
6人の若い男女が一斉に片付けたので、屋敷はだいぶましになりました。その日はみんな1つの部屋でザコ寝します。
ところで…実はこの『行政警告書』はにせもので、ロック博士たちが人体実験をするために、サラの孫のディーンをおびきよせるための罠でした。
サラの牧場の近くで発見された胞子の中から、ロック博士はウィルスを発見しました。そして驚くべきことに、祖母・サラは胞子の漂う中で10年生活しているにも関わらず、ウィルスに感染しないDNAを持つ人物だったのです。
「0号患者」とは祖母・サラのことで、軍人・レナーがウィルスを洩らした室内はサラの屋敷でした。
しかし当然、ディーンたちはそのことを知りません。ザコ寝した6人もウィルスを吸い込みます。
軍人・レナーはロック博士に命じられ、サラの屋敷をずっと見張っていました。夜のうちにレナーは、ディーンたちの車のガソリンを抜いてガス欠にします。
翌日も、6人は片づけをしました。ロンダだけが朝寝坊しましたが、みなてんでに清掃作業をします。
恋人・マンディは戦地に戻って来たディーンの変貌ぶりを、本人に告げました。イラク派兵によって、ディーンはどこか影のある人間になっています。
無理に話す必要はないと思ったマンディは「いつか(戦場のことを)話してね」と告げました。
ディーンは祖母・サラに「寄贈するものと残すものと、1つずつ分けていこう」と呼びかけます。木彫りの人形を見つけたディーンは、サラに意味を聞きます。
サラはその人形を見ながら「そういえば昔2人の男性の修行僧がいた。年寄りと若い修行僧だ。僧は一般的には女性と話してはならないことになっているが、年寄りの修行僧は、長いスカートを履いた女性が川を渡れずに困っているのを見て声をかけ、背負って川を渡ってあげた」という話をします。
ロンダが鼻血を出した後、苦しんで暴れ始めました。ディーンは口の中に布を入れて(舌を噛むのを恐れての措置)押さえつけます。

【転】- ウィルスハザード(TOXIN)のあらすじ3

一番近い病院は片道50kmあります。ロンダを後部座席に乗せて、ディーンとトラヴィスは病院へ運ぼうとしますが、ガス欠でした。やむなく屋敷に戻ります。
ロンダがさらに暴れるので、イスに縛り付けて一同は話し合いました。マンディが「朝8時に鼻血を出した後、5時間は動けなかったからウィルス性の何かに感染したのではないか」と指摘します。
ロンダが飛びかかってきて、反射的にトラヴィスはナイフで刺してしまいました。ロンダは息絶え、トラヴィスは正当防衛を主張します。
とにかく助けが必要だと考えたディーンは、トラヴィスに携帯電話を渡すと「電波の入るエリアまで歩いて行って、救急車を呼べ」と言いました。トラヴィスは指示されたとおり道を走って電波を探し、緊急電話をかけます。
しかしこれを受けたのは、見張っていた軍人・レナーでした。レナーは「1時間で駆け付ける」と嘘をつきます。
トラヴィスの彼女・イジーも鼻血を出し始めました。イジーは感染したと慌てますが、トラヴィスが戻って来て「あと1時間で助けが来る」と言ったため、少し落ち着きます。
マンディは、ウィルスの感染経路を考えました。もし仮にロンダのウィルスがイジーに感染したとして、おかしいとマンディは思います。
全身に内出血による痣ができたのを悲観したイジーが、唐突にナイフで首を切って自殺し、一同は動揺しました。
ディーンだけは冷静に「めまいや息切れ、鼻血などの症状が出たら、速やかに申し出ること」と皆に言います。
外に出たディーンは不審車両を見つけ、中で居眠りしていた軍人・レナーを捕まえて事情を聞きました。レナーの所持品のバッグの中から『レベル1 ウィルス』と書かれた缶の容器を見つけたディーンは、レナーが犯人だと気づきます。
ディーンとリッキーがレナーを連行し、家の近くまで連れてきました。レナーは正直に白状します。
大手製薬会社が胞子で感染するウィルスを発見したこと、採鉱場に研究所があること、製薬会社がそのウィルスに対抗できる抗血清を開発していること…。
その言葉を裏付けるように、レナーの所持品から胞子探知装置が発見され、ディーンは納得します。
ディーン、マンディ、トラヴィス、リッキーと、連行したレナーは牧場に避難しました。屋敷にいる祖母・サラを迎えに行ったディーンは、祖母が静かに息を引き取っているのに気づきます。自然死(ないしは老衰)でした。
着替えをするトラヴィスの背中に内出血ができています(感染している)が、背中側で見えないのでトラヴィスは気づきません。
その頃、ロック博士は無線でレナーと連絡が取れず、GPSの座標が「ネスト(巣の意味。わざと暗号にしている)」にあると知り、レナーがディーンたちに拉致されたと知ります。

【結】- ウィルスハザード(TOXIN)のあらすじ4

気分が悪いとマンディが言い出し、鼻血を出します。採鉱場は5km先で、そこに抗血清があると踏んだディーンは、なんとか抗血清を得たいと考えました。
夜になります。トラヴィスは恋人・イジーの遺体に寄り添って「誰にも奪わせない」と言いました(精神錯乱している模様)。そのままトラヴィスは息絶えます。
ロック博士の要請で、牧場に軍隊がやってきました。「サラ・ピアーズを出せ」、そうすれば助けるという軍の要求に対し、信じられないと考えたディーンは、軍人・レナーを3つ数えて突き出します。
軍隊は一斉に発砲し、やはり嘘だと判明しました。リッキーがレナーの武器で応戦し、ディーンは裏に回ってナイフで軍人を倒すと、手に入れた武器で他の軍人を撃ちます。
軍隊はなんとか壊滅させましたが、最後に瀕死の兵士に撃たれ、リッキーは脇腹に傷を負いました。
感染して弱ったマンディが「浮遊型の胞子ウィルスだ」と気づきます。
ロック博士と無線で交渉したディーンは、マンディを助ける代わりに祖母・サラのDNAを差し出す条件を呑みました。ディーンは祖母・サラの遺体の額にキスすると「さよなら」と告げて皮膚の一部を摂取し、屋敷に火を放ちます。
ディーンはリッキーと打ち合わせて、二手に分かれて行動することにしました。ディーンはマンディを連れて車で表から行き、リッキーは後者に戻って坑道を通り、採鉱場へ忍びこむ案です。
研究所に着いたディーンは、祖母・サラの皮膚と引き換えにマンディに抗血清を打つ約束をしました。ロック博士はサラの死を知ります。
サラのDNAを解析したロック博士は、ただちにエキスを抽出して抗血清を作りました。銃で脅したディーンは、マンディに注射させます。
マンディを心配するディーンの隙をつき、ロック博士はディーンに麻酔薬を打ちました。ディーンは拘束されます。
ロック博士が抗血清の完成を上層部に報告すると、上層部はロック博士の契約を解除しました。怒ったロック博士は、ひそかに開発してより凶暴化した第3世代のウィルスを、都市部の広範囲に散布します。
一方で研究所内で、10億本弱の抗血清の大量生産を指示しました。
監禁されたディーンをミッキーが助けに来ます。
ミッキーはマンディを連れて逃げ、ディーンは研究所内の胞子ウィルスのガラスを割ってロック博士を感染させました。ロック博士は感染し、亡くなります。
…半年後。
祖母・サラの墓参りをしたディーンは、小さな仏像の木彫りの人形を墓に置くと「助けるつもりが助けられたよ」と言いました。

みんなの感想

ライターの感想

原題『TOXIN』は「毒素」という意味。
大手製薬会社が、発見した新種の珍しいウィルスを開発し、それに対するワクチン(抗血清)を作ろうとする。
割によくある設定。
もうちょっとなんとかできないものかと思ってしまった。
1人ずつ感染していく恐怖はあったものの、詰めの甘さが目立つ。
リッキーは脇腹を撃たれた筈(脇腹と表現したが実際には肋骨のすぐ下で、肝臓傷んでんじゃないかと心配した)なのに、その後は無傷で製薬会社に乗り込み、活躍しまくってる。
…たぶん、…撮影しているうちに「リッキー、脇腹撃たれた設定を忘れた」んじゃないかと思われる。
ディーンが感染しないのは、元々免疫抗体のある祖母・サラの孫だから遺伝子的に免疫があるとして…なぜリッキーは感染しないのか。
そのへんの境界線がはっきりしないまま終わった感じ。
もっというと…ロック博士が都心部に撒いたウィルスはどうなったんだ!?
地下鉄ですぐさま発症してたぞ! あれ大騒ぎになるだろ! このへん、全く触れられないし。
本部の上層部もネット回線でちらっと出てくる程度。
マンディは助かったのか、そのくらいは教えてほしかった。
調理の仕方によっては「胞子でウィルスを飛ばす」なんて面白い設定だけに、もったいない。

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