「エスケープ・ルーム2:決勝戦」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

2021年製作のアメリカ映画で、2020年に公開された「エスケープ・ルーム」の続編になります。前作で死のゲームを生き延びた2人の若者が、新たなるゲームに挑むことになる・・・という内容で、監督は前作に続きアダム・ロビテルが務め、「前作の生き残り」もテイラー・ラッセルとローガン・ミラーが同じ役を演じています。他に、「エスター」で強烈な印象を残したイザベル・ファーマンが、重要な役どころで出演しています。

あらすじ動画

エスケープ・ルーム2:決勝戦の主な出演者

ゾーイ(テイラー・ラッセル)、ベン(ローガン・ミラー)、レイチェル(ホランド・ローデン)、ブリアナ(インドゥヤ・ムーア)、ネイト(トーマス・コックレル)、クレア(イザベル・ファーマン)

エスケープ・ルーム2:決勝戦のネタバレあらすじ

【起】– エスケープ・ルーム2:決勝戦のあらすじ1

エスケープ・ルーム2:決勝戦のシーン1

画像引用元:YouTube / エスケープ・ルーム2:決勝戦トレーラー映像

頭脳明晰だが内気な若い女性・ゾーイは、他の5名と共に勝者に高額賞金が与えられるという「エスケープ・ゲーム」に参加していました。しかしこのゲームはミノス社という企業が仕掛けた「殺人ゲーム」で、世界中の金持ち連中が密かに資金を出し合い、人が苦しみもがく様子を見て楽しむという悪趣味な趣向のゲームでした。

ゾーイは参加者のベンという青年と共にこの死のゲームに生き残り、ミノス社の陰謀を知って、その本社ビルを突き止め、陰謀を暴くために本社ビルのあるマンハッタンヘと出発します。(ここまでが前作のあらすじです)

ゾーイたちが参加する死のゲームが行われるおよそ20年前の、2003年。クレアという少女が母親に連れられて豪華な屋敷に帰宅します。帰宅すると母親は仕事中の父親の元へ行き、何者かの指令でゲームのプログラムを作成するのにかかりっきりで、家族を顧みない父親と離婚すると告げます。父親は娘は渡せないと主張しますが、母親は決意を固めたように父親の元を去ります。

その後母親が屋敷内のサウナに入っていると、扉がガチャリと施錠されたことに気付きます。室内の温度はぐんぐん上がって行き、母親はこれが父親の仕掛けた「ゲーム」だと気付き、脱出するための「答え」を必死に探し始めます。焼石の中からヒントを見つけ、なんとか施錠を解こうとするものの、途中で母親は力尽き、そのまま息絶えてしまいます・・・。

そして現在。ゾーイとベンは、マンハッタン行きの飛行機に乗るため空港へ来ていましたが、搭乗間際にゾーイは飛行機事故に逢った過去を思い出し、飛行機に乗らず空港を出てしまいます。ベンもゾーイの後を追い、一晩ホテルに泊まって翌日車でマンハッタンへ行くことにします。

その頃、ミノス社の提供する死のゲームの責任者となったクレアの父親は、ゾーイがマンハッタンに向かったと聞き、「準備はいいか」と部下たちに確認します。そして父親は屋敷内に監禁しているクレアの元へ行くと、ゲームの仕上がり具合を問いかけます。20年前に母親が死亡して以来、父親は自分の作り上げた仕掛けのある監禁部屋にクレアを閉じこめ、死のゲーム開発を手伝わせていたのです。

夜になり、ベンは寝室で悪夢を見て目覚めます。泊った部屋が収縮して自分が圧し潰される夢で、ゾーイに同行することを悩んでいたベンでしたが、死のゲームから生き延びて就職した仕事場でも、パニックの発作を起こして解雇されていました。ミノス社の陰謀を暴かない限り、この悪夢から逃れることはないのだとベンは思い知らされます。

翌日ゾーイとベンは本社ビルと思われる建物に到着しますが、当該のビルは誰もいないような廃ビルと化していました。2人が途方に暮れる中、ゾーイは首から下げていた母親の形見のペンダントをひったくりの若者に奪われ、2人は必死に若者を追跡します。若者を追って地下鉄に乗り込むものの、走り出す前に若者は列車を降りていて、2人は列車の先頭車両内に取り残されてしまいます。

やがて列車の様子が何かおかしいことに気付き、車両の前部にある車掌のいる部屋を見てみますが、そこには誰もいませんでした。そこで後部の車両との連結が外れ、先頭車両は単独でみるみるうちにスピードを上げ、廃線となった線路へと引き込まれると、そこで線路の最終部分に突き当たってようやく列車は止まります。

同じ車両にはゾーイとベンの他に4人の乗客が乗っていて、1人が緊急用のボタンを押すと、車両内にアナウンスが流れます。「乗客の皆さま、お手持ちの荷物からは手を離さず、不審物があれば職員にお知らせください。健闘を祈ります。」そのアナウンスを聞いて、ベンは「ミノス社が仕掛けたのか」と呟きます。

すると他の乗客もみな、「いま、ミノス社って言った?」と反応します。実は他の4人も、ゾーイとベンと同じく、ミノス社の死のゲームを生き延びた者たちだったのです。この列車内は、死のゲームの勝者を集めたチャンピオン大会、「決勝戦」の始まりでした。

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