「カオス(2000年・中田秀夫)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

カオス(2000年・中田秀夫)の紹介:2000年製作の日本映画。原作は歌野晶午の『さらわれたい女』を映画化。「リング」の中田秀夫監督と中谷美紀が再び組んで、スリリングな物語を創造、巧妙に仕組まれた罠を描く犯罪サスペンス。偽装誘拐のウラにひそむ意外な事実が緊迫した映像で解き明かされ、最後まで目が離せない!

あらすじ動画

カオス(2000年・中田秀夫)の主な出演者

萩原聖人:便利屋・黒田五郎 中谷美紀:津島さとみ 光石研:小宮山隆幸 國村隼:浜口警部 田中哲司:三浦刑事 夏生ゆうな:相馬留美 諏訪太朗:不動産店主 菜木のり子:小宮山の姉・栗原冴子 山村美智子、浜田学、古井榮一、大塚ちかほか

カオス(2000年・中田秀夫)のネタバレあらすじ

【起】– カオス(2000年・中田秀夫)のあらすじ1

カオス(2000年・中田秀夫)のシーン1

画像引用元:YouTube / カオス(2000年・中田秀夫)トレーラー映像

東京都。

フランス料理店「エル」で、小宮山隆幸は妻・佐織理といっしょに昼食を摂っていました。小宮山は右手をケガしており、ナイフでうまく肉を切れないようです。佐織理はそれを見て手を伸ばすと、小宮山の皿を取って代わりに肉を切り分けて返しました。

食事が終わって会計の段となり、財布を出す小宮山の後ろで佐織理は店を先に出ました。支払いを終えた小宮山が店を出ると、佐織理はもういませんでした。

小宮山が自分の会社に戻って「家内から電話がなかったか」と聞きますが、特にないと秘書は言いました。明和銀行のサトウと名乗る者から電話がかかっていると知らされます。小宮山が出ると、相手はボイスチェンジャーを使った声で「女房を誘拐した」と言いました。声の相手は小宮山に、妻を返してほしければ明日の昼までに現金で3000万円用意しろ、受け渡しの方法は自宅に知らせると言って切りました。

小宮山はすぐに警察に知らせます。自宅には浜口警部と三浦刑事ら警察の人がやってきて、逆探知の準備を行ないます。準備も終えて犯人からの連絡を待ちますが、かかってきません。かかってきたと思うとそれは会社の秘書からで、明和銀行のサトウという人からまた会社に電話があり、伝言ダイヤルを知らせてきたとありました。犯人がかけてくるわけではないので逆探知ができず、浜口警部らは口惜しがります。

翌日。小宮山は用意した3000万円を持ってタクシーに乗り込むと、犯人からの接触を待ちました。運転手は三浦刑事が変装しています。

それと同時刻、小宮山の姉・栗原冴子のところに電話がありました。電話の主は小宮山の妻・佐織理を誘拐していると言い、今すぐ家の中で用意できる現金をカバンに詰めてJR朝霞駅へ持ってこいと命じました。冴子が駅ホームに入って犯人からの接触を待っていると、電車が発車する直前に男が冴子のカバンをひったくると、電車に乗り込みました。

その男・黒田五郎は電車から降りると駐車料金を精算し、車に乗り込みました。カバンのなかの500万円を見てニヤリと笑います。

平屋の一軒家に、黒田が寝ています。黒田は便利屋の仕事をしていました。家のブザーが鳴り、そこに妻・佐織理がやってきました。佐織理はさっきまでフランス料理店「エル」で食事をしていたと話し、会計している隙に姿をくらましたと言いました。料理を食べていたときの黒いドレス姿から、若い少女のようなラフな格好に着替えています。

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