「カットバンク」のネタバレあらすじと結末の感想

サスペンス映画

カットバンクの紹介:2014年製作のアメリカのサスペンス映画。田舎町を出ようと夢を持つ若者が、情報提供の懸賞金欲しさに偽装殺人を計画。ところが計画は予想外の形に発展、被害者が次々と発生していく。ジョン・マルコヴィッチ、ビリー・ボブ・ソーントンらベテラン俳優が主人公の陰謀に巻き込まれていく街の男たちを演じている。

予告動画

カットバンクの主な出演者

ドウェイン(リアム・ヘムズワース)、カサンドラ(テリーサ・パーマー)、ボーゲル保安官(ジョン・マルコヴィッチ)、ジョージー(ブルース・ダーン)、ビッグ・スタン(ビリー・ボブ・ソーントン)

カットバンクのネタバレあらすじ

【起】- カットバンクのあらすじ1

舞台はアメリカ・モンタナ州の田舎町カットバンク。街の車修理工場で働く青年ドウェインは、街を出て成功をつかむことを夢見ていました。しかし、ドウェインの父親は重い病に侵され、介護が必要な身。そんな父親を見捨てて街を出て行くことを、ドウェインはできずにいました。

ある日、ドウェインは車修理工場の娘で恋人のカサンドラと街外れの花畑を訪れていました。ミス・カットバンクを目指すカサンドラが街のPR動画を撮影したいと望んでいたのです。しかし、カサンドラの後ろでは衝撃的な事件が発生します。一人の男が何者かによって射殺されてしまったのです。ドウェインたちは殺害の一部始終を映したビデオを街の保安官ボーゲルに提出。映像からボーゲルは被害者を郵便配達人のジョージーと断定します。

しかし、現場に向かうとジョージーの死体も郵便トラックもなく、あるのは巨大なダブルタイヤの跡だけ。ボーゲルはその痕跡を基に捜査を行いますが、そんな中意外な人物が街を歩いているのを目撃します。その人物とは、街外れの森の奥に住むダービーでした。長い間引きこもっていたダービーにとって久々の外出でしたが、瓶底のような眼鏡をつけ、不潔な恰好で街を歩くダービーは人々に奇妙な目を向けられていました。ボーゲルはダービーの登場に街の異変を感じ取るのでした。

【承】- カットバンクのあらすじ2

殺人事件が街を騒がせる一方で、ドウェインには事件の情報提供への報酬として大金が支払われることになっており、ドウェインは静かに喜びを噛みしめていました。今回の事件の正体はドウェインが企てた懸賞金目当ての偽装殺人でした。ジョージーは生きており、殺人犯役はドウェインの同僚で口の利けないネイティブアメリカンのマッチに依頼し、高額な口止め料を支払っていました。あとはジョージーの存在を隠し通し、懸賞金の受け取りを待つだけ。ドウェインは懸賞金を資金に、カリフォルニアで車修理工場を立ち上げるつもりでいました。

その裏では、ダービーはジョージーが運んでいた自分宛の荷物を必死に探していました。現場の巨大な靴跡からダービーはマッチに辿り着いていましたが、マッチは小馬鹿にしたような態度で応対するばかり。怒ったダービーはマッチと揉み合いとなり、その最中マッチは不運にも壁に刺していたナイフが頭を貫通し命を落としてしまいます。ダービーは目の前の死体を気にすることなく、マッチの所持品を基にジョージーが身を隠す部品庫へと向かうのでした。一方、ボーゲルもダブルタイヤの跡からマッチを追っていましたが、時遅く、すでにマッチは死体となっていました。

【転】- カットバンクのあらすじ3

同じ頃、カサンドラの父でドウェインの上司であるビッグ・スタンが部品庫を訪れ、ジョージーは急いで身を隠していました。しばらくして現れたドウェインに、ビッグ・スタンは部品庫の荒れ様について叱りつけ、さらに今回の事件の懸賞金についてもドウェインの悪巧みであることを指摘。その言葉を聞いたドウェインは部品庫から出て行ってしまいます。それから間もなくビッグ・スタンは隠れているジョージーを発見しますが、ジョージーから暴力を振るわれ部品庫の車の中に押し込められてしまいます。

その頃、ドウェインは自宅で横になる父の前ですべてを懺悔していましたが、その直後、ボーゲルからマッチの死とビッグ・スタンの行方不明を知らされます。協力を申し出るドウェインに、ボーゲルはカサンドラに父親の行方不明を悟られないよう今夜中一緒にいるよう指示。その言葉通り、カサンドラとともに酒場へ行くドウェインでしたが、事件が気になりジョージーの携帯に電話してしまいます。その着信が来た頃には、すでにジョージーはダービーによって拷問の末殺害されていました。ダービーはその着信元を調べ、ドウェインによる電話だったことを知ってしまいます。

【結】- カットバンクのあらすじ4

ボーゲルはジョージーの死体と意識不明のビッグ・スタンを発見。カサンドラは父の重症に心乱れますが、その翌日のミス・カットバンクのコンテストでは気持ちを切り替え見事な演技を見せていました。裏方からカサンドラを見守るドウェインでしたが、危険が近くまで迫っていることを察知し急いで自宅へ。父は無事でしたが、ドウェインはダービーに銃で脅されてしまいます。さらに、コンテスト優勝を報告するために現れたカサンドラが人質にされ、ドウェインは郵便物を保管する倉庫へダービーを案内することに。

ダービーの運転で倉庫に辿り着いたドウェインは、荷物をダービーに明け渡します。ダービーは目当ての荷物を見て感激していました。それは女物のカバンで、自身が製作した女性の蝋人形に欠かせないアイテムだったのです。しかし、その直後ダービーは車の助手席ドアに通報を求める911の数字が大きく刻まれていることに気づきます。それはドウェインによる仕業で、間違いなくその数字は倉庫の警備人に見られてしまっていました。ダービーはドウェインたちを倉庫内に閉じ込め急いで逃亡しますが、そこにボーゲルが現れました。ボーゲルは不審な行動をとるダービーに疑いの目を向けていたのです。ボーゲルの発砲によりダービーの車は林に追突、ダービーは死亡します。

ドウェインたちを救出した後、ボーゲルは意識を取り戻したビッグ・スタンを訪れ、思い出話を語っていました。二人は同級生でかつてセリーヌという女性にともに恋心を抱きますが、セリーヌは街を出て行ってしまいました。ドウェインたちの街を出たい思いにセリーヌとの共通点を見出した二人は、ジョージーの遺体に偽造殺人と同じ銃痕をつけ、ドウェインたちの計画を隠蔽することを考えます。その代償は、懸賞金を諦めること、車修理工場を辞め退職金で暮らすことでした。ドウェインとカサンドラはその言葉に従い、カットバンクを去って行くのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

殺人を繰り返すダービーの恰好や行動にぞっとする作品でした。ダービーの荷物への強い執着心を描く一方で、その背景が最後まではっきりしないまま終わるのもまた不気味です。それに対して、事件を追うボーゲル保安官の凛々しい姿には魅せられました。ボーゲルの過去についても詳しく語られませんが、最後ビッグ・スタンと語らう場面で見せる表情から、過去のつらさが漠然とではありますが伝わってきます。ジョン・マルコヴィッチの魅力が再確認できる映画です。

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