「カンバセーション…盗聴…」のネタバレあらすじ動画と結末

カンバセーション…盗聴…の紹介:1974年にアメリカで製作されたフランシス・F・コッポラが製作・監督・脚本を務めたミステリースリラー。あるカップルの盗聴をきっかけに殺人計画の解明にのめり込んでいく主人公をジーン・ハックマンが演じた。第27回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品。

カンバセーション…盗聴…の主な出演者

ハリー・コール(ジーン・ハックマン)、ウィリアム・P・モラン(アレン・ガーフィールド)、カップルの男(フレデリック・フォレスト)、カップルの女(シンディ・ウィリアムズ)、メレディス(エリザベス・マックレイ)、エイミー・フレデリックス(テリー・ガー)、マーティン・ステット(ハリソン・フォード)

カンバセーション…盗聴…のネタバレあらすじ

【起】- カンバセーション…盗聴…のあらすじ1

舞台はアメリカ、サンフランシスコ。盗聴のエキスパートのハリーはある人物からの依頼で、公園を歩く男女二人組の会話をひそかに録音していました。録音した会話を聞いていると、二人がなにかに怯えている様子が伝わってきました。そして、次の日曜にホテルの773号室で密会する約束をするのを最後に、二人の会話は終わりました。

音源テープを依頼主に引き渡そうと大手企業のオフィスを訪ねるハリーでしたが、依頼主である専務は不在でした。直接の取引にこだわるハリーは秘書のマーティンへの引き渡しを拒否、去り際にマーティンに深入りするなと忠告されてしまいます。専務室を出るとすぐ、ハリーはあの男女をオフィス内で見かけました。マーティンの不気味な様子、男女の公園での会話からハリーは何か恐ろしい事件が起きることを心配していました。

そして、その予感は的中、より音源を鮮明にすると、「殺される」という言葉を女性が口にしていたことが明らかになりました。ハリーは二人に迫る危機が何なのか、独自に調査することを決めます。

【承】- カンバセーション…盗聴…のあらすじ2

そんな中、ハリーは監視システムの見本市に参加しました。すると、そこにハリーの後をつけるマーティンの姿がありました。ハリーは後日直接依頼主にテープを引き渡すとだけ伝え、マーティンを追い払いました。これと同じ頃、ハリーは恋人のエイミーと急に連絡が取れなくなり、不可解な出来事の連続に不気味さを感じていました。

その夜、ハリーは業界仲間を自分の作業場に呼び、酒を飲み始めました。仲間たちはハリーの盗聴の腕前を尊敬していましたが、同時に嫉妬もしていました。仲間の一人モランはハリーの盗聴が原因でかつて人が死んだことを意地悪く指摘、そのことに罪悪感を持っていたハリーは何も語ろうとはしませんでした。その後もモランは悪質ないたずらを続け、ハリーは仲間たちを作業場から追い出してしまいます。

その後、ハリーは再びあの音源の解読にのめり込み、殺人事件を防ぐ手立てを考えようとしますが、唯一作業場に残っていたメレディスがハリーを誘惑してきました。今回の盗聴とこれまでの盗聴の罪悪感に疲れていたハリーは、メレディスに促されるがまま眠りにつくのでした。

【転】- カンバセーション…盗聴…のあらすじ3

ハリーは夢の中で「殺される」と怯えていた女性と出会いました。必死に女性に危険を伝えるハリーの目の前に、突然773号室と表示されたドアが現れました。ドアを開けると、あの男女が何者かによって惨殺され、部屋中が血まみれになっていました。

ハリーはその瞬間目を覚ましました。メレディスの姿は消えており、同時にあのテープも作業場からなくなっていました。ハリーがマーティンに連絡を取ると、マーティンはあっさりテープを回収したことを認め、オフィスに報酬を取りに来るよう伝えてきました。ハリーがオフィスに着くと、そこには依頼主である専務がいました。ハリーは部屋に飾られた写真から、「殺される」と怯えていた女性が専務の妻であることに気づきました。

この日はあの2人が密会を約束した日曜日で、ハリーは二人の危機を放っておけず、ホテルの773号室の隣室に宿泊しました。ハリーは隣室から盗聴器を仕掛け、773号室の様子を窺いました。すると、773号室から口論する男女の声が聞こえてきました。口論の激しさが増すとハリーは頭がおかしくなり、盗聴器を耳から外しました。その後、ハリーは幻想とも現実ともつかぬ恐ろしい光景に苦しみます。773号室からは悲鳴が鳴り響き、バルコニーに出るとガラス越しに誰かが襲われ激しく出血する様子が見えたのです。ハリーはテレビの音量を上げてベッドにくるまり、773号室から響く音を遮断しました。

【結】- カンバセーション…盗聴…のあらすじ4

その数時間後、ハリーは恐る恐る773号室に侵入しました。部屋に人はなく、すでに清掃が終わっていました。しかし、ハリーが何気なくトイレの排水ボタンを押すと、人の血と思しき真っ赤な水が逆流し、瞬く間にバスルームに溢れていきました。

ハリーはすぐに専務を問い詰めようとオフィスに向かいますが、その途中で専務が交通事故死したことを知ります。専務の妻は莫大な遺産を相続することが決まり、マスコミに追いかけまわされていました。その傍らには公園で彼女と一緒にいた男とマーティンの姿がありました。あの男女カップルが773号室で専務を殺害する光景をハリーは瞬時に頭に思い浮かべました。

その後、自宅に戻ったハリーは趣味のサクソフォンを吹いていました。すると、そこに一本の電話がかかってきました。「これ以上深入りするな、盗聴してるぞ」。それはマーティンと思しき声で、電話の向こうからはハリーが先ほど吹いていたサクソフォンの音色が聞こえてきました。ハリーは自宅の盗聴防止のために細心の注意を払っているつもりでしたが、それは彼の過信でした。ハリーは盗聴器を見つけるために部屋をひっくり返し壁紙や床まで壊しますが、結局何も見つかりませんでした。廃墟と化した部屋で、ハリーはサクソフォンで哀愁漂うメロディを吹くのでした。

みんなの感想

ライターの感想

不安げな盗聴器の電子音を巧みに用いた演出は、物語のミステリー性を増大させ、観る者を引き込んでいきます。また、冒頭主人公をロングショットで映す映像は不思議な演出と思ったのですが、もう一度観返してみると、実は主人公も監視されていたというラストを象徴する映像のように感じられます。仕事だけでなく、プライベートまで盗聴に用心する主人公の姿は終始哀愁が漂っていますが、主人公の部屋が盗聴されているというラストはそんな主人公の人生にとどめを刺すかのようです。主人公が奏でるサクソフォンと背景曲のピアノがむなしく響き渡るラストは衝撃的でした。
  • kentatatenaiさんの感想

    コッポラで一番好きな映画!何よりジーン・ハックマンが最高の演技を見せている。彼が疑心暗鬼にかられて、部屋の壁を滅茶苦茶にするシーン、気持ち分るな~。映画の中盤で、役者陣によるアドリブっぽい演技合戦(酒を飲んで浮かれるシーン)は、カサヴェティスっぽくて好き。ピアノによるテーマ曲が何とも切なくて、この映画の雰囲気に合ってますね。

  • 匿名さんの感想

    映画史に残る、申し分ないサスペンスの名作。ただ一点納得いかないのは、ラストシーン。サックスだけを残したのは納得いかない。サックスの音の揺れで分かるからだろうという見方も出来なくもないが、家にある全てありとあらゆる物をあれだけ散々バラしていく人間であるのなら、サックスだけバラさないというのは無いと思う。

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