映画:ガルヴェストン

「ガルヴェストン」のネタバレあらすじと結末

ガルヴェストンの紹介:2018年製作のアメリカ映画。ニック・ピゾラットの犯罪小説『逃亡のガルヴェストン』を「マレフィセント」のエル・ファニング、「インフェルノ」のベン・フォスター主演で映画化。病に冒された殺し屋ロイは、彼を切り捨てた組織に反旗を翻し、傷ついた娼婦ロッキーを連れて逃避行に出る…。

あらすじ動画

ガルヴェストンの主な出演者

ロッキー・ベノワ(エル・ファニング)、ロイ・ケイディ(ベン・フォスター)、ティファニー(リリ・ラインハート)、ロレイン(アデペロ・オデュイエ)、スタン(ボー・ブリッジス)、トレイ(ロバート・アラマヨ)、カルメン(マリア・バルベルデ)、ナンシー(CK・マクファーランド)

ガルヴェストンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①病気のロイは自分が余命短いと感じ、娼婦をしていたロッキーを連れて逃げる。ロッキーは故郷で幼い妹・ティファニーを保護、ロイと逃避行を続ける。ティファニーはロッキーの娘だった。 ②ロイは末期の病気ではなかった。ロッキーはロイの上司・スタンに殺害された。出所後のロイの元へ成長したティファニーが来て、ロイはロッキーの擁護をした。

【起】- ガルヴェストンのあらすじ1

ガルヴェストンのシーン1 嵐の日。
外には、激しい雨が降り続いています。
風も強く、2階の窓ガラスが割れました…。
(このシーンは「20年後(2008年)」にあたり、映画のラストシーンに出てくる)


〔ニューオーリンズ 1988年〕

裏社会で用心棒、殺し屋のような仕事をする40歳の男性ロイ・ケイディは、雇い主のスタン・プティトゥコに言われて健康診断を受けました。
医者はロイに、「肺に白い影がある」と言います。
医者はその症状について詳しい説明を始めようとしましたが、ロイは怖くて途中で席を立ちました。
自分は肺の病気で、もう長くないとロイは思います。

スタン・プティトゥコはいくつもの仕事をしていますが、本拠地はクリーニング屋でした。
クリーニング工場にある事務所へ戻ったロイは、スタンには「胸に異常はない」と嘘をつきます。

スタンはその日、ある弁護士の男性を脅す仕事を任されました。
たいした恐喝ではなく、むしろ武器を持っていると不利に働くと言われ、ロイは丸腰で出かけていきます。

それはボスのスタンの罠でした。
スタンはロイを邪魔に思っていたらしく、始末しようとします。
ロイの恋人にスタンが手を出したのと、今まで長年商売でロイを使い、不都合な事実を知っているからです。
ロイはそれに気づいて反撃すると、同じくその場で始末されそうになっていた19歳の若い女性ロッキー・ベノワを連れて、逃げました。


ロッキーは、テキサス州オレンジ郡の出身です。
それを聞いたロイは当初、ロッキーを家に帰そうとしました。
しかしロッキーは帰りたがらず、一緒に連れていってくれと言います。

ロッキーはロイに色じかけをしますが、ロイは応じませんでした。
そのため、ロッキーはロイが不能なのかもしれないと考えます。
(ロイは、自分の娘ほどの年齢の女性に手を出したくない。末期の病気であることも関係している)
「俺に対しては常に正直であってくれ」とロイは言い、それを条件にロッキーを連れていきます。
モーテルでロイが咳込む様子をみて、ロッキーも、ロイがなにかの病気だと知りました。


翌日。
車を買い替えたロイは、ロッキーを連れて移動します。

車に乗って移動をしているうちに、ロッキーの気持ちが変わりました。
オレンジ郡へ立ち寄ってくれと、ロッキーはロイに言います。

実家近くへ行くと、ロッキーは「10分待っていてくれ」とロイに告げました。
しばらくすると発砲音が聞こえ、幼女を連れて逃げてくるロッキーがいます。
発砲音に不穏な気配を感じたロイは、質しますが、ロッキーは「継父・ゲイリーを脅すために発砲したのだ」と言いました。

【承】- ガルヴェストンのあらすじ2

ガルヴェストンのシーン2 ロイは、余計なことに巻き込まれたくないと思いつつも、しばらく海辺の町、ガルヴェストンへ身を潜めようと考えました。

ロイはロッキーと、3歳半のロッキーの妹・ティファニーを連れてガルヴェストンへ行くと、モーテルでシングル2部屋を借ります。


ロイ、ロッキー、ティファニーの組み合わせを見た宿主のナンシー・コヴィントンは、怪しみます。
地元の警察とはみんな知り合いだと言うと、ロイを牽制しました。

このころになると、ロイとロッキーは年齢差があるものの、互いに打ち解けています。
ロッキーはロイに訊かれて、以前、身の上話をしていました。
友人のヴォンダの紹介で、ロッキーはまともな仕事だと思い、スタンの事務所に行ったのですが、実際にあてがわれた仕事は娼婦まがいのものでした。
学歴もない自分には、ろくな仕事ができないとこぼします。

19歳の時に何をしていたかと聞かれたロイは、「競馬のノミ屋をしていた」と答えました。
そう答えながら、ロイは、ロッキーになにか財産を残してやりたいと考えます。
このままだと追われる身のロイは、スタンの悪事の証拠の領収書を取り出しました。
スタンを脅して金をとろうと考えます。


ガルヴェストンで休日のような生活を過ごしていたロイは、同じモーテルの宿泊客の若い男性・トレイに声をかけられました。
ロイのたたずまいを見て、ただものではないと感じたトレイは、「大通りの診療所に強盗へ入ろう」とロイを誘います。
ロイは最初、断りました。
しかしトレイはロイに目を付けます。

ロイは健康診断を受けた医者に電話をかけて、自分の余命はあとどのくらいかと聞きました。
医者は「一度病院へ顔を出せ」と言いますが、ロイはきかずに電話を切ります。

ダイナーで新聞を読んだロイは、オレンジ郡で射殺体が発見されたという新聞記事を読みました。
発砲音のあとロッキーが走って逃げてきましたが、そのときに義父を殺害したのだと、ロイは知ります。
ロイが新聞記事を見て血相を変えるのを、トレイが注意深く観察していました。
トレイはあとで新聞記事を見て、ロッキーとティファニーの正体をなんとなく知ります。

【転】- ガルヴェストンのあらすじ3

ガルヴェストンのシーン3 翌日。
ロイは元カノのロレインに会い、話をします。
ロイは11年前に逮捕されたことがあり、それがきっかけでロレインと破局していました。
ロイは復縁を切り出しますが、トレインはきっぱりと断ります。


新聞記事を見たあと、ロイはしばらくロッキーの元に帰りませんでした。
そのため、ロッキーは「ロイに見捨てられた」と思います。
金に困るので、ロッキーはティファニーを宿の女主人・ナンシーに預けて、売春をしに行きました。
そんなときにロイがもどってきたので、ナンシーはロイに注意します。

モーテルの宿泊客・トレイが、新聞記事をネタに脅してきました。
ロイは仕事を手伝うと言うと、診療所の下見に行く振りをして後ろから羽交い絞めにし、トレイを殺害します。
遺体は途中で捨てました。
そのあと、ロッキーのもとへ戻ります。


ロッキーはロイに見捨てられたと思っていたので、激怒しました。
口論の最中、ロイが咳込み始めます。
ロイはロッキーに、「あの子は妹じゃない、そうだろ?」と質問します。
ロッキーは言葉に詰まりながらも、肯定しました。

…ロッキーははっきり言っていませんでしたが、年齢の離れた妹・ティファニーは妹ではなく、ロッキーの娘でした。
ロッキーの母はゲイリーという男と再婚したものの、ろくでもない相手だったようで、すぐに逃げていました。
残されたロッキーは義理の父親・ゲイリーに手籠めにされ、生まれたのがティファニーでした…。

ロッキーの告白を聞いて、ロイは「もう決して見捨てない」と約束します。

ロイはナンシーに、いざというときにはロッキーを頼むと言いました。
ティファニーをナンシーに預け、ロイとロッキーは夕食に出かけます。

ロッキーをバーに誘うと、「高卒の認定試験を受けて、大学へ通え」とロイは助言します。
ロイは、スタンを脅した金を、ロッキーに渡すつもりでした。
帰り道、ロイとロッキーは襲われ、拉致されました。


ロイが余命を聞くために医者に電話をかけたのが、居場所を知られるきっかけになっていました。
医者はスタンと通じており、その着信経由で、ロイがガルヴェストンにいると知られていました。
スタンのアジトであるクリーニング工場で、ロイは拷問を受けます。

【結】- ガルヴェストンのあらすじ4

ガルヴェストンのシーン2 ロイの恋人(でありスタンの情婦でもある)が、ロイを介抱してくれました。
ロイがロッキーを探すと、ロッキーはレイプされたあと殺害されたようで、目を開けたまま死んでいました。
ロイはショックを受け、遺体にカーテンをかけて泣きます。

こっそり裏口から出て、ロイは手下たちが乗っている車を襲いました。
そのまま車を運転して逃亡しようとしますが、先を急いだため、車は交通事故に遭います。
ロイは病院へ担ぎ込まれました。


病院で目覚めたロイは、自分が「肺アスペルギルス症」にかかっていると医者から教わります。
咳き込んで苦しい症状とはいえ、完治せずに死に至るほどの病ではありませんでした。
命に別状はなく、治療で治る病気だと知り、ロイは愕然とします。
(映画序盤で、医者が説明しようとするのを、ロイは聞かず、途中で席を立ってしまっていた。
自分が余命短い身なのだと、ロイが勝手に思い込んでいた)

スタンの弁護士がやってくると、ロイに「依頼人(スタン)をそっとしておけば、ティファニーの命は奪わない」と言います。
ロイは言うことを聞いて、そのまま投獄されました…。


〔20年後〕

ロイはその後、20年間を刑務所で過ごします。
出所したロイは、ガルヴェストンのある一軒家に身を寄せていました。
ひっそりと暮らしています。

ハリケーンが来る時期。
成長してすっかり大人になった女性・ティファニーが、ロイを訪問しました。
ティファニーはその後、約束通り、モーテルの女主人・ナンシーが助けていました。

ティファニーはりっぱな大人になり、いまではオースティンでグラフィックデザイナーをしています。
恋人もできて、結婚も間近でした。
ロイのところへ来たのは、「あの日、姉は自分を捨てたのか」という長年の疑問を聞くためでした。

ロイはそれに対し、真摯に説明します。
ショックを受けるなと前置きをし、ロッキーは姉ではなく母親だと言い、決して捨てられていないと答えました。
帰るつもりだったのに、自分と共に拉致をされた…という話をします。(これは事実)

「捨てられていない」ときっぱりとティファニーに否定したロイは、ハリケーンが上陸する前に帰れと告げました。
ティファニーは真実を聞いて、帰っていきます。

(ここがオープニングの映像)
やがてガルヴェストンにハリケーンが上陸しました。
風が強く、ロイが住む屋敷の2階の窓ガラスが割れます。
風雨の強さを確認するために外へ出たロイは、そこにいまは亡き、ロッキーの後ろ姿を見た気がしました。
ロッキーのことを思い出します…。

みんなの感想

ライターの感想

なんともいえない、切ない話。できれば、できればもっと救いのある話にしてほしかった。ある意味「夢がない」。
リアリティのある展開といえなくもない。実際にあったら、こういう展開なんだろうなと、深くうなずいてしまう。
主人公ロイが「余命いくばくもない病ではなかった」という展開…これは、すっかりだまされた!!(笑)
というか、そこちゃんと医者の説明聞いておけよと思った(笑)。ある意味、非常にすごいどんでん返し。
「なんだかんだ言いつつ、ロッキーちゃんは救われるんだろう」と思ってたら、殺されちゃった。これは…つらい。
その意味でもどんでん返しか。実際の話だとこういう展開なんだろうとは思うのだけれど、映画の世界くらい、夢を見せてほしかった…。
エル・ファニングさんが美しく成長してた。

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