「キャプテン・フィリップス」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

2013年公開のアメリカ映画。2009年に発生した「マースク・アラバマ号」乗っ取り事件で、リチャード・フィリップス船長がソマリア海賊の人質となった出来事を映画化した作品。ポール・グリーングラスが監督、トム・ハンクスが主演を務めたこの作品は、批評家の間で高い評価を受け、アカデミー賞作品賞にノミネートされた他、数多くの映画賞でノミネート・受賞に輝いている。

あらすじ動画

キャプテン・フィリップスの主な出演者

リチャード・フィリップス(トム・ハンクス)、 アブディワリ・ムセ(バーカッド・アブディ)、 アダン・ビラル(バーカッド・アブディラマン)、 ノール・ナジェ(ファイサル・アメッド)、 ワリド・エルミ(マハト・M・アリ)、 シェーン・マーフィー(マイケル・チャーナス)、 アンドレア・フィリップス(キャサリン・キーナー)、 SEALS指揮官(マックス・マーティーニー)、 ネモ(オマール・バードゥーニー)

キャプテン・フィリップスのネタバレあらすじ

【起】– キャプテン・フィリップスのあらすじ1

キャプテン・フィリップスのシーン1

画像引用元:YouTube / キャプテン・フィリップストレーラー映像

2009年4月、リチャード・フィリップスはアメリカのコンテナ船、マースク・アラバマ号の船長に就任し、船はオマーンの港からケニアのモンバサを目指して出港する。

一方その頃、ソマリア人漁師であるアブディワリ・ムセらは、彼らのボスの命令により、ソマリア沖を航行する船舶への海賊行為を計画していた。ムセとノール・ナジェ、ワリド・エルミ、そしてまだ十代半ばのアダン・ビラルは同じボートに乗り込み、もうひとつのボートに乗り込んだアサドらのグループと共に、ソマリア沖へと浜辺から旅立つ。

フィリップスは当時、ソマリア沖で頻繁に発生していた海賊行為を警戒し、有事に備えた訓練を乗員に指示した。その訓練の最中、フィリップスは遠方から2艘のボートがアラバマ号に向かってくるのを発見する。海賊に違いないと確信したフィリップスは乗員に危険を知らせる。そして海賊が無線を持っているだろうと考え、米海軍に救援を求める内容を装った通信を開始する。

アサドらはそれを受信し、海軍の攻撃を恐れて引き返す。しかし、ムセらは構わずそのまま前進しようとするものの、高速で遠ざかるアラバマ号を追跡するには、彼らの小さなボートのエンジンでは限界があった。エンジンのオーバーヒートによりボートはそれ以上進むことができず、ムセらは一旦洋上で動きを止める。

その夜、フィリップスは乗員たちに危機は回避されたことを伝えるが、「奴らはまた戻ってくる」「俺たちは海軍に志願したわけじゃない」「海賊と戦うのに十分な給料は貰ってない」と乗員たちは無防備なアラバマ号の状態について抗議する。それに対しフィリップスは「この先どこでも同じ危険に遭う可能性がある。我々の仕事は貨物をできるだけ早く目的地に届けることだ。この船に乗っていたくない者は、いつでも次の港で降りて貰って構わない」と毅然とした態度を見せる。

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