映画:キラーサスペクト

「キラーサスペクト」のネタバレあらすじと結末

キラー・サスペクトの紹介:大規模な詐欺事件を起こし、逮捕された恋人の元を離れ、一人逃亡生活を始めた若い女性。行く先々で取り付かれたかのように殺人を犯す彼女を、「特殊能力」を見込まれて赴任した新米捜査官が追いかけるのだが・・・という物語で、捜査官が駆使する特殊能力が、いかに捜査に関わるのかが見どころの作品と言えます。

あらすじ動画

キラーサスペクトの主な出演者

ガブリエル(コズモ・ジャーヴィス)、エマ(ジョー・ウッドコック)、ウォルコット(リー・ボードマン)、ランドール(パトリス・ナイアムバーナ)

キラーサスペクトのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- キラーサスペクトのあらすじ1

キラーサスペクトのシーン1 イギリスはロンドンの銀行で、総額7億円が着服されるという大規模な詐欺事件が発生します。容疑者として逮捕されたのは、実業家のブレンダン。容疑を否認する彼には恋人がいて、警察はブレンダンの逮捕以来行方不明になった、恋人のエマの行方を追っていました。
エマは自宅前でブレンダンが逮捕される場面を目撃しており、自分の身も危ないと察し、北へ向かい逃亡の旅に出ます。途中で出会った老人の家で、エマは賃金はいらない、住む場所と食事さえ出来ればいいと条件を出し、住み込みで仕事をすることになります。
著名な画家である老人は、見かけによらず我がままで高慢な性格で、エマは次第にこの生活に嫌気が刺してきます。そしてある日、老人を殺害。そこから再び国内の「北へ向かって」、ヒッチハイクを始めるのでした。

【承】- キラーサスペクトのあらすじ2

キラーサスペクトのシーン2 一方イギリスの警察本部では、アメリカの優秀なFBI行動分析班にならって、独自の捜査機関を設けようとしていました。まずテストケースとして採用されたのが、「特殊な力を持つ」青年、ガブリエルでした。彼には独特の五感があり、音を色彩として、色を音楽として感じることが出来るのです。また、数字や記号も色として認識することにより、人並み外れた記憶能力を持っていました。
人と違う感覚を持ったことにより、極度の潔癖症であり強迫観念にも襲われることのあるガブリエルでしたが、採用を決めてくれた人事担当の心理学者ランドールと共に、エマに殺された老人の捜査を始めます。担当の警察では、糖尿病を患っていた老人が薬の量を間違えた事故死ではないかと捉えていましたが、ガブリエルは現場に残った「気配」からエマの存在を察知。これは「他殺」であると考え始めます。
その頃エマは、逃亡先2件目の家で仕事をしていました。しかしこの家も、違法な商売で成り上がった不動産屋で、鼻持ちならない態度が目に付きました。ここでも「賃金がいらない」とお金に対し嫌悪感を見せていたエマでしたが、最終的に不動産屋夫妻を殺し、再び逃亡します。

【転】- キラーサスペクトのあらすじ3

キラーサスペクトのシーン3 ガブリエルは不動産夫妻の家でもエマの気配を感じ取り、同一犯ではないかと考え始めます。しかし彼の立場はまだ警察内では認知されておらず、7億円の詐欺事件を担当する刑事のウォルコットからは、邪魔者扱いされる始末でした。自分の役割を警察内で確固たるものにするため、そして自分を見込んでくれたランドールのためにも、ガブリエルは必死に捜査に取り組みます。
エマはその後、3軒目の「仕事先」、もとサッカー選手の妻だったという女の家出働いていましたが、有名なサッカー選手と知り合いだからという理由で自分たちを「特別扱い」する彼女とその友人に耐え切れず、ここでも彼女たちを殺害しようと目論みます。そこへ、エマの行方を追っていたガブリエルが到着。クスリも盛られた被害者を救いますが、ガブリエルはエマに襲われ負傷してしまいます。
被害者を助けたものの、7億円詐欺の重要参考人として追っているエマを逃がしたことで、事件担当のウォルコットは更に怒りを露にします。その結果、ガブリエルは停職扱いに。それでもガブリエルは、エマがイギリス北部に住む父親の元へ向かったという情報を仕入れ、単独で彼女を追い始めます。

【結】- キラーサスペクトのあらすじ4

キラーサスペクトのシーン2 その頃ウォルコットは、証拠不十分で釈放されたブレンダンの家に向かいます。ブレンダンに、「エマに全部話したんじゃないだろうな」と問い詰めるウォルコット。実はウォルコットは、ブレンダンが犯した詐欺の「共犯」だったのです。それを知っているかもしれないエマの口を塞ぐため、ガブリエルの捜査を邪魔していたのでした。
イギリス北部に向かったガブリエルは、エマの父親が住む家で、エマの写真を発見。写真に映っていた海岸沿いにエマがいるのではないかと考えますが、海岸近くの崖から転落、気を失います。負傷したガブリエルを助けたのは、意外にもエマでした。以前、自分を言いなりにしようとする母親を殺した過去を持つエマは、逃亡と殺人の旅もここで終わりだと覚悟を決めていました。
エマは隠し持っていた、ブレンダンから渡された7億円の送金先である銀行口座の番号を、ガブリエルの目の前で焼き捨てます。そこへ、ヘリでエマを捜索中のウォルコットがやって来ます。ショットガンでヘリを撃とうとするエマを、ガブリエルは説得。エマが銃を降ろした瞬間、ウォルコットがエマを射殺します。しかしこの時、ガブリエルの行方を追っていたランドールも現場に来ていました。ウォルコットが銃を降ろした無抵抗の人物を射殺したのを、ランドールは見逃しませんでした。
こうしてブレンダンと、共謀したウォルコットは逮捕され、事件は幕を閉じます。7億円の行方はわからないままかと思われましたが、エマが持っていた銀行口座を一瞬だけ見ていたガブリエルがそれを記憶しており、大金も無事に回収されます。ガブリエルは警察内での「確かな一歩」を踏み出したのでした。

みんなの感想

ライターの感想

DVDのジャケ写真には、「特殊能力捜査官VS殺人少女!」という勇ましいアオリ文句が踊っておりますが。そういった観点から見ると本作は「なんとも不思議な内容」の作品になっております。
まずもって、「特殊能力捜査官」である主人公の、その「特殊能力」があんまり操作上で役に立たないのは、いかがなものかと。彼を推薦したランドールが、「利口な犯人は、カードやネット上など、デジタルの中に証拠を残さない。彼は、目に見えないものを追う」って上司に推薦理由を説明したのに、ガブリエルがエマを追うのは、彼女が「パソコンに残した証拠」から。思いっきり「デジタルの証拠」で探してるやんけ!と、ツッコミたくなってしまいます。
更に、画家の老人宅でも不動産屋夫妻の家でも、殺害後は家の中をキレイにして「証拠を残さない」ようにしていたエマが、自分が使ったパソコンを置いたまま逃げるって、そんなバカな。第一、この「ヒロイン」と言えるエマが、色々と原因となるような過去はあるものの、どう見ても「自己チューな女」にしか見えず、感情移入出来ないので困ったものです。
これが劇中で「完全なヒール」として描かれてればまだいいんですけどね、最後に主人公と「心通わせる」ような展開になっちゃうもんだから、更に困ったことに。製作側としては「金の亡者たちへの皮肉」として描いたのかもしれませんし、実際劇中に、彼女を応援するような風潮もあるというセリフも出てきますが、ちょっとそれはムリがあるかなあと。
そんなわけで、人と違った五感という特殊能力を持ちながら「徹夜する努力と足で稼ぐ」ような古風な捜査官である主人公と、結局我がまま放題で育っちゃったからガマンが効かないんじゃないの?と思ってしまう敵役ヒロインが最後に心通わせるという、世にも不思議な物語でございました!ガブリエルくんの「音が色に、色が音に」感じる感覚、マンガ「コブラ」での異世界設定を思い出して、ちょっといいんじゃない?と思ったんですけどね、もう少し劇中の、捜査の肝心なところで使って欲しかったなあ・・・。

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