「キラー・セラピー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

キラー・セラピーの紹介:2019年製作のアメリカ映画。「狼の死刑宣告」のエリザベス・キーナーや「バタリアン」のトム・マシューズらが出演、少年が殺人鬼に変貌していく様を活写したホラー。ブライアンの凶暴性を危ぶんだ父親は彼を病院に連れていくが、秘密のセラピーは彼を闇の世界に引きずり込んでいき……。監督は、数々のホラー作品を手がけるバリー・ジェイ。劇場発信型映画祭『未体験ゾーンの映画たち2022』にて上映。

あらすじ動画

キラー・セラピーの主な出演者

エリザベス・キーナー(日本語吹替:浅井晴美) – デビー・ラングストン トム・マシューズ(日本語吹替:菊池康弘) – ジョン・ラングストン マイケル・ケリキ(日本語吹替:荻原秀樹) – ブライアン・ラングストン ジョナサン・タイソール – 幼少期のブライアン ダエグ・フェアーク(日本語吹替:水野駿太郎) – ブレイク・コービン P・J・ソールズ(日本語吹替:井上カオリ) – エミリー・ルイス博士 エイドリアン・キング(日本語吹替:松田 知) – パーキンス先生 エマ・マムフォード – オーブリー・ラングストン

キラー・セラピーのネタバレあらすじ

【起】– キラー・セラピーのあらすじ1

キラー・セラピーのシーン1

画像引用元:YouTube / キラー・セラピートレーラー映像

母親・デビーが赤い自転車をガレージで組み立てているのを、少年のブライアン・ラングストンが冷蔵庫の上に乗って足をブラブラさせながら見ています。ブライアンは苛立たしいらしく、足のかかとを冷蔵庫の壁面にぶつけ始めました。デビーは「蹴らないで」と注意します。

ブライアンが苛立っているのは、孤児のオーブリーを家で養女に迎えるからでした。それまでは家族3人だったのに、オーブリーを迎えることで自分への愛情が義妹に向かうのではと、ブライアンは不安なのです。特に父・ジョンは女の子のオーブリーのほうを贔屓するのではないかとブライアンは言います。デビーは「パパはあなたが大好きよ」と告げると、自分のために妹と仲良くしてくれと言いました。(映画タイトル)

デビーとブライアンが家の外で待っていると、父・ジョンがオーブリーを連れてきます。オーブリーはハキハキとブライアンにあいさつをしますが、ブライアンはふてくされていました。父親に促されてようやく、しぶしぶ返事をします。

夜、オーブリーは流暢に本を読みました。それに対しブライアンはつっかえながら音読します。オーブリーはそれでも気に入られたくてブライアンを褒めますが、ブライアンは冷たい反応でした。耐えかねてオーブリーは、自分の部屋に逃げてしまいます。

デビーはあとでオーブリーの部屋へ様子を見に行きました。オーブリーが「嫌われている」と言うので、そんなことはないとなだめます。デビーはオーブリーに、ぬいぐるみをプレゼントしました。そんなデビーとオーブリーの様子を、扉の陰からブライアンがこっそり見ていました。

家族4人の生活が始まります。

父・ジョンは不動産業者です。夕食の時間になっても机に座ったまま、顧客に営業の電話をかけていました。ブライアンはふてくされながら食事をし、残しました。そのまま席を立って父に叱られます。母・デビーはセラピストでした。ジョンはデビーに「セラピストならなんとかしろ」と注意します。

デビーがブライアンの部屋に様子を見に行くと、ブライアンはすっかり拗ねていました。父親が自分よりもオーブリーのほうが好きなのだと言います。デビーは、オーブリーはもう家族の一員なのだと言って受け入れろと言いますが、ブライアンは母親にしがみついて泣き始めます。そんな様子をオーブリーが、黙ってみています。

デビーは家にトミーという少年を呼ぶと、セラピーを行なっていました。オーブリーは別の部屋でぬいぐるみの絵を描いています。ブライアンがそれを見て邪魔をすると、ぬいぐるみを取り上げました。嫌がるオーブリーの目の前でぬいぐるみの腕をちぎると、揉み合いになったオーブリーの左腕を噛みます。

オーブリーの悲鳴を聞いてデビーが駆け付けると、オーブリーは左腕から血を流していました。

その夜、父・ジョンは「失敗だったな。あの子は(施設に)返すか」とぼやきます。デビーは道具じゃないんだからと言います。ブライアンを甘やかしすぎているとジョンはデビーに言いますが、デビーは「もう少しブライアンに向き合ってやって」と頼みます。

デビーとジョンは、ブライアンを精神科の男性医師・ケラー先生のところへ連れていきました。ケラー先生は「先にブライアンと2人きりで話をしたい」と言って、デビーとジョンに1時間ほど下の喫茶店で待っていてくれと部屋から出しました。ブライアンだけになった部屋に、ケラー先生は鍵をかけます…。

「君を必ず助ける。でも今日のことは話してはならない。君のためだよ」と言いながら、ケラー先生はブライアンに性的虐待を行ないました。「しばらく週2回診察で会おう。身体に触るのも治療の一環だ」と言います。

ブライアンは両親に言えないまま、ケラー先生から性的虐待を受け続けます。

しばらくしてブライアンはある夜、オーブリーの部屋に行くと「噛んだことは謝るよ」と言いました。オーブリーが「どうして嫌うの?」と聞きますが、ブライアンは無言のまま部屋を去ります。

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