「キング罪の王」のネタバレあらすじと結末の感想

サスペンス映画

キング 罪の王の紹介:2005年制作。実の父に存在を否定された青年の復讐を描いた作品。主演は「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナル、「蜘蛛女のキス」のウィリアム・ハートほか。海軍を除隊したエルヴィスは亡き母から聞いていた父デビッドを訪ねる。しかし、牧師のデビッドは妻と子供二人と幸せに暮らしていて、エルヴィスを邪険にあしらう。復讐を考えたエルヴィスは何も知らない異母兄妹のマレリーを誘惑していくのだった…。

キング罪の王の主な出演者

エルヴィス・バルデレス(ガエル・ガルシア・ベルナル)、デビッド・サンダウ(ウィリアム・ハート)、マレリー・サンダウ(ぺル・ジェームズ)、トゥワイラ・サンダウ(ローラ・ハリング)、ポール・サンダウ(ポール・ダノ)

キング罪の王のネタバレあらすじ

【起】- キング罪の王のあらすじ1

エルヴィスは海軍を除隊して、亡き母から聞いていた父デビッドを訪ねに行きます。道中、除隊の金があるエルヴィスは女を抱き、車を買います。
牧師のデビッドが集会をしている教会を訪れるエルヴィスでした。そこで彼はデビッドの娘のマレリーと知り合います。
忙しいデビッドの仕事が終わって、家族で帰っている所にエルヴィスが後をつけます。気づいたデビッドがエルヴィスと話しをします。
母の事を話すとデビッドは冷たい態度で接してきます。彼は妻と子供二人と幸せに暮らしていて邪魔をされたくなかったのです。
連絡先だけ渡されたエルヴィスは帰ります。デビッドは子供達にエルヴィスとは話しをしないように注意します。
復讐を考えたエルヴィスは近くのモーテルで泊まり始めます。そしてピザの配達の仕事を始めるようになります。
デビッドの家を訪れたエルヴィスはマレリーを食事に誘います。母の写真を彼女に見せます。デビッドは子供達にエルヴィスのことを話していませんでした。

【承】- キング罪の王のあらすじ2

デビッドは息子のポールに高校の卒業祝いとして車を買ってあげます。ポールは教育委員会に駆け寄って、新たなカリキュラムを申請します。
エルヴィスはマレリーの学校帰りを狙ってデートに誘います。一緒に水浴びをした後、二人は結ばれます。
ポールの申請したカリキュラムは却下されます。その時のショックを歌にして教会の集会で歌います。その茶番劇にデビッドは激怒してポールと喧嘩になります。
エルヴィスはマレリーに協力を頼んで夜中に家に入ります。そして二人は愛し合います。帰っていく所をポールに見られてしまいます。
ポールはエルヴィスの後をつけてモーテルのドアをノックします。そして妹のマレリーに近づくなと言い、デビッドに言うぞと脅します。エルヴィスはポールを刺殺します。
エルヴィスは川までポールを運んで服を脱がせます。そして川の中に遺体を入れます。服は車のトランクに隠しておきます。
翌日、デビッドはポールがいないことで警察に知らせます。マレリーが喧嘩をしていたことを喋って、警察は家出だと思って捜査をしませんでした。

【転】- キング罪の王のあらすじ3

エルヴィスはマレリーからポールが家出をしたことを聞きます。警察が家出だと思っている事を知ります。そしてエルヴィスとマレリーは密会を続けて愛し合います。
警察にいくら頼んでも捜査をしていなくて、両親はひどく落ち込みます。デビッドはポールの張り紙をして自分で手がかりを探し始めます。そんな時、ピザの配達をしていたエルヴィスを見かけます。
エルヴィスはポールの服を燃やします。そしてマレリーが妊娠して、エルヴィスは産んでほしいと頼みます。
マレリーにポールを殺して川に沈めたことを打ち明けます。マレリーはエルヴィスを愛していたため、黙っていることにしてポールにお祈りを捧げます。
ピザ屋で頑張って働くエルヴィスをデビッドは見かけます。そしてエルヴィスをアーチェリーに誘います。
二人は楽しい時間を過ごします。そしてデビッドはエルヴィスを家に招き入れて、教会にも出席させます。
トゥワイラはエルヴィスの素性を知っていて冷たく接します。しかし、花壇の手入れを一生懸命するエルヴィスに次第に打ち解けて行きます。

【結】- キング罪の王のあらすじ4

トゥワイラはポールのことを集会で話すデビッドを見て耐えられなくなります。ポールのいない生活が辛くて、道路に飛び出します。エルヴィスが救います。
エルヴィスは夜中マレリーの部屋に行って愛し合う生活をしていました。
デビッドは集会で自分の罪を話し始めます。彼は昔、ある女性と金で肉体関係を持って子供を授かったのです。それがエルヴィスだと皆の前で紹介します。
マレリーはエルヴィスと異母兄妹である衝撃の事実に落ち込みます。エルヴィスが部屋にきても鍵を閉めています。一晩考えて母に打ち明ける事を決めます。
翌朝、デビッドはいつものように仕事に向かいます。マレリーはトゥワイラに打ち明けて、それを見たエルヴィスは二人をライフルで撃ち殺します。
二人をベッドに寝かせて、エルヴィスは車で逃げようとします。しかし、Uターンしてデビッドの仕事場に行って、懺悔して天国にと告白してエンディングです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は静かで淡々としている空気の中で恐ろしい事実が進んでいきます。その独特な描き方に釘付けになってしまいます。
終盤、マレリーとトゥワイラを殺したシーンで、ライフルを使った後や家の中の様子をぐるりと全体を見渡す場面があります。撃ち殺した場面を映すのではなく、その事実を見る側に想像させる描き方には独創性を感じられました。
他にもそう感じられる場面があります。エンディング間近でエルヴィスがデビッドに懺悔して天国にと言います。その後すぐにエンディングになるのですが、事実を聞いたデビッドがどうなるかを想像させてくれます。
ポールの服を燃やすシーンではマッチの火がすぐに消えてしまって焦るエルヴィスとデビッドを交互に映しているので、発見されるのではとドキドキしてしまいます。結局、全然別の場所に双方はいるのでフェイントをかけられた気分になります。
デビッドがエルヴィスを見つけて、ピザ屋の仕事をしているのを監視している場面があります。ここでエルヴィスがポールを拉致した犯人だと怪しんでいるのかと考えてしまいましたが、まったくの逆の展開でフェイントをかけるのがうまい描き方だなと感心させられました。
罪の王というタイトルですが、本当の罪びとはエルヴィスではなくデビッドなのかと感じました。終始目が離せない展開と描き方で面白い作品で満足できました。

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