
「クラッシュ(1996年)クローネンバーグ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)
クラッシュ(1996年)の紹介:1996年製作のカナダ映画。車の衝突事故だけに性的エクスタシーを覚えるようになった夫婦の倒錯的な愛の姿を描いた一編。英国を代表するSF作家J・G・バラードが73年に発表した同名小説(邦訳・ペヨトル工房刊)を、「ビデオドローム」「裸のランチ」「エム・バタフライ」の奇才、デイヴィッド・クローネンバーグの監督・脚本・製作で映画化。製作総指揮は「リトル・ブッダ」ほかベルナルド・ベルトリッチ作品で知られ、「裸のランチ」でクローネンバーグと組んだ異才ジェレミー・トーマスと、アライアンス・コミュニケーションズの会長で「JM」を手掛けたロバート・ラントス。撮影のピーター・サシツキー、音楽のハワード・ショア、美術のキャロル・スピアー、編集のロン・サンダース、衣裳デザインのデニス・クローネンバーグ(監督の実妹)は「エム・バタフライ」に続く参加で、それぞれクローネンバーグ作品の常連として知られる面々。主演は「セックスと嘘とビデオテープ」「水曜日に抱かれる女」のジェームズ・スペイダーと「ハイランダー3/超戦士大決戦」のデボラ・アンガー。共演は「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」のホリー・ハンター、「エキゾチカ」のエリアス・コーティアス、「パルプ・フィクション」のロザンナ・アークェットほか。
あらすじ動画
クラッシュ(1996年)クローネンバーグの主な出演者
ジェームズ・バラード – ジェームズ・スペイダー(池田秀一) キャサリン・バラード – デボラ・カーラ・アンガー(高島雅羅) ヘレン・レミントン – ホリー・ハンター(土井美加) ヴォーン – イライアス・コティーズ(牛山茂) ガブリエル – ロザンナ・アークエット(雨蘭咲木子)

クラッシュ (字幕版)
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ジェームズ・スペイダー(出演),ホリー・ハンター(出演),イライアス・コティーズ(出演),デボラ・アンガー(出演),デヴィッド・クローネンバーグ(監督)
クラッシュ(1996年)クローネンバーグのネタバレあらすじ
【起】– クラッシュ(1996年)クローネンバーグのあらすじ1

画像引用元:YouTube / クラッシュ(1996年)クローネンバーグトレーラー映像
(映画タイトル)
カナダ・オンタリオ州トロント。1996年。
自家用飛行機がいくつも並ぶ格納庫で、キャサリン・バラードという女性がシャツのボタンを外して下着を見せます。さらにブラジャーから乳房を出すと、自家用ジェットの機体に押し付けました。
背後から男性の手が伸びるとそれを制止し、男性はキャサリンを背後から抱きしめて愛撫します。男性はキャサリンのスカートを捲し上げると優しく愛撫しますが、キャサリンは物足りない様子です。
撮影スタジオではCMプロデューサーのジェームズ・バラードが、カメラ室の密室で女性と抱き合っています。次の指示を急かされながら、ジェームズは女性と急いで身体を重ねました。
仕事終わりの夜、ベランダでキャサリンは夫のジェームズに「どこにいた?」と聞かれて自家用飛行機の格納庫だと答えました。キャサリンは飛行練習で利用しているのです。ジェームズが絶頂に達したか質問し、キャサリンは否定します。キャサリンもジェームズの首尾に着いて質問し、ジェームズは途中で呼ばれたと答えます。
ジェームズとキャサリンは夫婦で仲も良いのですが、倦怠期を迎えていてお互いのセックスでは満足できなくなっていました。そこで夫婦ともに、互いの伴侶が別の人と身体を重ねることを許すように取り決めています。ジェームズとキャサリンは「でも次がある」と言い合いながら、ベランダで身体を重ねました。
2人が住んでいるのは高層マンションで、下にはハイウェイの道路が何車線も見えます。
ある日。ジェームズは仕事で空港へ向かう車のなかで、資料を見ながらハンドルを握っていました。車内に資料を落としたジェームズはハンドル操作をミスしてハンドルを大きく切ってしまい、対向車線の車と高速で正面衝突の事故を起こします。
ジェームズの視界に入ったのは、フロントガラスを突き破って飛び出した事故の相手の運転手の男性の姿と車のエンブレム、そして相手の車の助手席に座る女性の姿でした。助手席の女性はコートの前をはだけて、ジェームズにわざと裸の胸を見せました。
顔周りと首、左足にケガを負ったジェームズは空港近くの病院に入院しました。事故の相手はレミントン夫妻という名で、夫は即死、妻のヘレンはジェームズと同じ病院に収容されています。
妻のキャサリンがジェームズの見舞いに来ると、ヘレンは医者で死んだ夫は食品会社の化学技術者だと話しました。交通事故を起こしてケガをしたジェームズは、「事故を起こしてむしろさっぱりしている」と話してキャサリンに変な顔をされます。
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