「クラッシュ(1996年)クローネンバーグ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【承】– クラッシュ(1996年)クローネンバーグのあらすじ2

クラッシュ(1996年)クローネンバーグのシーン2

画像引用元:YouTube / クラッシュ(1996年)クローネンバーグトレーラー映像

リハビリのために松葉杖をついて歩行練習していたジェームズは、ヘレンと廊下で会いました。ジェームズが呼びかけるとヘレンは一瞬驚いた顔をしますが、すぐ何も言わず廊下を去っていきました。同行していた男が代わりにジェームズに近づくと、その場でしゃがみ込んでジェームズの足のケガを無遠慮に眺めました。男が持っていたのは交通事故に遭った人の傷のモノクロ写真で、男もまた顔に大きな傷跡がありました。男はジェームズの顔の傷もじっくり観察すると、ヘレンを追って去っていきます。妙な行動をする男でした。

キャサリンはジェームズに、事故で車がどれだけひどい状態になったか説明します。それを聞きながらジェームズは、キャサリンの身体をまさぐりました。しかし途中でその手を止めます。

ジェームズが気がかりだったのは、事故で亡くなった相手の運転手の葬儀に出られなかったことでした。キャサリンもすぐに気づいて、同感だと言います。

ジェームズはまだヘレンに挨拶できていませんでしたが、キャサリンもまだヘレンに会っていないと答えます。

傷がふさがり、ジェームズは退院しました。キャサリンはしばらく運転を控えろと言いますが、ジェームズは車に乗りたがります。ベランダでハイウェイの車を眺めたジェームズは、交通量が増えた気がすると言いました。

ジェームズは事故に遭った自分の車を見に行って、車に乗り込んでみます。車内には事故に遭ったときのまま荷物が放置されており、雑誌とジェームズが関係を持った女性の写真がありました。

ジェームズが運転席に座って車内を見ていると、事故車置き場にヘレンがやってきました。ヘレンはジェームズの顔を見ると、「警察がここにあるって」と自分たちの事故車を見に来たことを話します。しかしヘレンの車はここにはありませんでした。

ヘレンが入国管理局で働く医師だと聞いたジェームズは、職場まで送っていくと名乗り出ました。車内でヘレンが、事故のあとで車の交通量が増えたように感じると言いました。ジェームズも同じことを意識していたので、シンパシーを感じます。

ジェームズは事故を起こしたものと同じ車種、同じ色の車を購入していました。ヘレンがそれを指摘します。車線変更をしてきた他の車に動揺し、ジェームズはハンドルを大きく切りました。ヘレンが手を伸ばしてハンドルを戻すと、「いまなら空港の駐車場が空いているはず」と囁きます。

ジェームズは車を空港の駐車場に停めると、ヘレンにキスをします。ヘレンは拒否することなく、受け入れました。2人はそのまま車内で身体を重ねます。

ジェームズは自動車事故を起こしたときに、強い性的興奮を覚えました。そしてヘレンも同じ性癖の人物だったのです。

その夜、ジェームズは妻のキャサリンも抱きました。

次のページで起承転結の「転」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「クラッシュ(1996年)クローネンバーグ」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×