「クロスファイア(宮部みゆき)」のネタバレあらすじと結末の感想

クロスファイアの紹介:2000年公開の日本映画。宮部みゆきのベストセラー小説をもとに、平成「ガメラ」シリーズの金子修介がメガホンを執ったサスペンス。“炎”を意のままに操ることの出来る念力発火能力=パイロキネシスを持つ少女が、凶悪犯罪の激増する現代社会に挑む姿を描く。

予告動画

クロスファイア(宮部みゆき)の主な出演者

青木淳子(矢田亜希子)、多田一樹(伊藤英明)、石津ちか子(桃井かおり)、牧原康明(原田龍二)、倉田かおり(長澤まさみ)、木戸浩一(吉沢悠)、木暮昌樹(徳山秀典)、長谷川芳裕(永島敏行)、野坂永治(石橋蓮司)、多田雪江(浅丘麻矢)、木暮泰三(本田博太郎)、朝羽利光(螢雪次朗)、青木美幸(筒井真理子)、藤木(谷原章介)、佐伯(中山忍)、若い部員(水橋研二)、店員(藤谷文子)、キャッチセールス(宮迫博之)、焼香客(山崎一)、焼香客(甲本雅裕)、機動隊長(上田耕一)、長谷川(並木史朗)、オペレーター(小松みゆき)

クロスファイア(宮部みゆき)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①淳子は念じたものを燃やすパイロキネシスという超能力を持つ女性で、能力ゆえに人と親しくならぬようひっそり生きていた。拉致した女性をバイクで何度も轢いて殺す連続殺人事件が発生。淳子が思いを寄せる男性・多田の妹・雪江が殺される。淳子は復讐を決意。 ②淳子は超能力者の木戸に接触されるが、背後にいたガーディアンのボス・長谷川(警視庁捜査本部長)から処分するよう命ぜられる。事件は銃殺された淳子の仕業として処理されるが、長谷川は会見の席上で焼死。淳子の残留思念が残っていた。

【起】- クロスファイア(宮部みゆき)のあらすじ1

幼女の青木淳子は、母親から「ひとと親しくなってはならない」と言われていました。
公園で遊ぶ同じ年頃の少年少女を見ながら、淳子は人形に「お友だちはいないの」と話しかけます。
淳子に近づいたのは、牧原(弟)という10代の少年でした。牧原は小動物の殺害を繰り返しており、次は人間を狙おうと思っています。
ハンマーを持って襲ってきた牧原を見て、淳子は思わず悲鳴をあげました。それと同時に、牧原は炎上します。
近くで牧原の兄・牧原康明が目撃していました。しかし自分の目の前で起きたことが信じられません。
淳子の母は、淳子がしたことを知って、牧原の葬儀を遠くから見守り、お辞儀をします。
母は淳子に言い聞かせました。自分たちの家系には火をつける能力が備わっていて、相手を憎んだり怒ったりしてはならないこと、定期的に身体に水をつけて、力を放出することを話します。
幼い淳子も、少年を燃やした後悔が教訓となり、以後はずっと、人と距離を置いて過ごします…。

大人になった淳子は、平凡な会社の一介の事務員として、目立たないように生きていました。母の言いつけを守り、他人と親しくなることを避けています。
そのため同僚からは疎んじられ、会社でも浮いた存在でした。母はすでに他界しています。
淳子の能力は幼いころよりも、格段にパワーアップしていました。眠る時には必ず、ベッドの近くに水を張ったボウルを置いています。
それでも寝付けない夜は、こっそり自転車で近所の小学校に出かけ、プールに能力を放出していました。その力はプールの水をすべて干上がらせるほどです。

その頃、東京都では物騒な事件が起きていました。女子高校生の死体が道端で見つかります。
女子高校生は何度もバイクや車にはねられた挙句、捨て去られていました。
その前にも荒川区に、同じような遺体が発見されていました。
いずれも多数の打撲傷、擦過傷が見つかっており、同一犯と思われます。
警視庁寺町東警察署では、中年女性の石津ちか子刑事と、若い男性の牧原康明刑事が担当に当たっていました。
石津刑事は、犯人は快楽殺人をしていると想像します。

ある日、淳子は同僚の多田一樹と仲良くなります。
雨の日に郵便物を落とした淳子を見つけ、多田が拾うのを手伝ってくれたのがきっかけでした。
淳子はもともと多田に好意を抱いており、多田も淳子に思いを寄せていたため、親しくなるのに時間はかかりませんでした。
多田は淳子を、社員寮の西山寮祭に誘います。
その祭りで多田は淳子に自分の妹・雪江を紹介しました。雪江はひとめで淳子を気に入り、初対面から淳子と雪江は打ち解けます。
帰り道の方向が一緒のこともあり、淳子が雪江を電車で送りました。
淳子は雪江を家まで送ろうと言いますが、そうなると今度は淳子の帰り道が危ないと雪江は言います。
淳子は雪江に、タクシーに乗ってくれと頼み、駅の改札で別れました。
雪江はタクシーの列に並びますが、時間がかかりそうなので徒歩を選びます。
ひとけのない道でヘッドライトを消した車が近づき、雪江を拉致しました。中にいた未成年の男たちは、雪江をいたぶって殺します。

会社で雪江の死の連絡を受けた多田は、上司に声をかけて病院へ行き、変わり果てた雪江の姿を見ました。雪江はまだ16歳でした。
葬儀に行った淳子は、焼香客が「ゲーム感覚で人を殺す連続殺人グループは未成年らしい。その場合逮捕されても大した罪に問われない」と聞き、いきどおりを覚えます。
多田も気持ちは同じでした。妹を無残に殺した犯人を許せず、殺してやりたいと思います。

その矢先、犯人が逮捕されました。
犯人の主犯格は小暮昌樹18歳で、父は元検事です。犯人たちはみな、未成年でした。
石津と牧原が聴取に当たりますが、小暮は当初からなめた態度を取っています。
えらそうな発言をする小暮を石津が小突くと、小暮は「暴力を振るわれた!」と大騒ぎしました。結局、証拠不十分ということで釈放されます。
小暮は父と共に会見を開き、「警察は自白を強要した。聴取の際に暴力を振るわれた」とマスコミの前で言いました。また未成年にもかかわらずマスコミに顔を出すのは、無実だからだと主張します。
思いつめた多田は会見後にテレビ局から出てくる小暮を狙おうとしますが、その包丁を淳子が熱くし、多田を制止します。

【承】- クロスファイア(宮部みゆき)のあらすじ2

淳子は多田を馴染みの店に誘い、自分の能力を初めて打ち明けました。
望んだだけで物体や人物を燃やす能力…パイロキネシス…を、淳子は持っていました。
淳子は自分が雪江の復讐をすると言います。小暮のような人間は、放置すると犠牲者が増えるばかりだと付け足しました。
信じられない多田は反駁しますが、淳子が店内のテーブルに置かれているキャンドルに炎をともしてみせます。
それでもまだ多田は信じません。
淳子は駐車禁止の場所に停車したベンツを燃やしました。これでやっと、多田も淳子の能力を認めます。

淳子は多田の車に同乗し、白昼の公園にいる小暮を狙います。
それよりも前に、淳子はウラを取っていました。記者と偽って小暮に接触し、小暮が録音のMDを止めると「嘘って疲れるなあ」と、犯罪をむしろ誇らしげに話すのを聞いたのです。
たちの悪い人物だと思った淳子は、小暮の右腕から燃やし始めますが、怖くなった多田は淳子を制止して、急発進してその場を去りました。
途中で止めたために力の制御ができなくなった淳子は、水を求めます。淳子の身体からは煙が出ていました。
多田はガソリンスタンドに突入し、ガソリンスタンドの人たちが水をかけます。

多田は淳子に「かたきを取ろうとしてくれた、それだけでいい」と言い、小暮を殺すと自分たちも同じ人殺しに堕ちてしまうと指摘しました。
それでも淳子は許せませんでした。小暮を狙おうと思います。

ベンツ車が原因不明で出火炎上した書類を見た牧原刑事は、あることを気に留めていました。
自分が学生時代に見た、弟が燃えて死ぬ事件のことです。
牧原の両親は再婚しており、死んだ義弟は義母の連れ子でした。
義弟は猫を殺して回っていました。幼女に近づいたのも、殺害目的だと気付いたものの、その少女・青木淳子が「ごめんなさい。私、燃やしちゃった」と発言していたことが、妙に気にかかっていたのです。
牧原刑事は、淳子が残した人形を持っていました。少女の家はすぐに引っ越してしまい、確かめる術もなくしていました。
しかし刑事になればいつか淳子を探せるのではないかと思い、牧原は刑事になりました。

小暮が白昼堂々、公園で燃えたということを聞いた牧原刑事が思い浮かべたのは、淳子のことでした。
調べると事件直後、近所のガソリンスタンドに、煙をあげた車が来たという証言を得ます。
多田の車だと突き止め、同乗していた淳子に話を聞くために、石津刑事と牧原刑事は会社に現れました。
ところが淳子は電話1本で会社を辞め、引っ越したあとでした。多田も淳子の行き先を知らず、石津刑事らに引っ越し先が分かったら教えてくれと頼みます。
牧原刑事は石津刑事に、淳子が行なったことの説明を行ないます。
淳子は「パイロキネシス」という超能力の持ち主で、その能力を使うと念じたものを自由に燃焼させることができます。そう、牧原刑事は石津刑事に説明しました。
現場には燃焼性ガス、引火性の物質などなく、燃焼促進剤を使った痕跡は見当たりませんでした。一気に火が回ったことも、科学的には説明がつかないことです。
しかし超能力と言われても、にわかには信じがたいことでした。石津刑事は牧原刑事の言葉を、聞き流すことにします。
牧原刑事が必死で過去の事例を説明しても、笑ってごまかすだけでした。

淳子は転居したばかりの家で、荷ほどきをしていました。そこへ電話がかかります。
警戒した淳子ですが、2度目に鳴った時に電話を取ると、相手の男性は淳子の能力のことを知っていました。淳子は男性に会いに行きます。
男は木戸浩一という若い能力者で、「相手に触ることで波動を伝え、自分の思うままに行動させる(相手が一定程度親しい場合には、触らなくても波動を伝えることができる)」という超能力を持っていました。淳子に声をかけてきたキャッチセールスの男性に能力を発揮し、自分で自分を殴るという事象を見せます。
木戸は淳子のしていることに、賛同しました。選ばれた能力者は、ガン細胞のような犯罪者を退治するべきだと淳子に言います。

木戸は淳子に「組んで連中を抹殺しよう」と持ちかけます。木戸も小暮の仲間に接触し、犯罪をおかした犯人だと突き止めていました。

【転】- クロスファイア(宮部みゆき)のあらすじ3

今夜、淳子の新居に近い場所の廃工場で、連中は犯行を行なう予定だと言い、木戸は淳子にビデオテープを渡します。そこに犯行が映されているそうです。
淳子は警戒し、一度は木戸の話を断りました。
しかし家でビデオテープを見ると、気が変わります。彼らは女性を拉致すると、バイクで追いかけ回して何度も轢いていました。また犯行の様子をビデオテープに録画しています。
タチが悪いと思った淳子は、単身で木戸に聞いた場所に行きました。

石津刑事が信じないので、牧原刑事は施設にいる超能力者の少女・倉田かおりに会わせます。
かおりは初対面の石津刑事の腕に触れると、石津刑事から「青木淳子」という名前を読み取りました(サイコメトリー能力)。さらに石津刑事が想像したように、部屋の中の花瓶を燃やします。
それでもまだ石津刑事は、仕組まれた手品ではないかと思いました。

廃工場には、小暮、長谷川芳裕たち不良グループ5人が集まり、女性を吊るしあげてバイクで轢こうとしていました。
バイクの男性が火だるまになって燃え、不良グループは騒然とします。
カメラで撮影していた長谷川が、淳子の存在に気付き仲間に指示しました。
金髪頭の男性が淳子を捕まえますが、淳子に睨まれると燃えます。
銃を持つ男性が淳子に発砲し、銃弾が淳子の左腕をかすります。淳子はその男も燃やしました。
小暮が淳子の顔を見て、自分に記者として近づいた女だと気付きます。
そこへ遅れて木戸が現れました。小暮と長谷川は女性を連れて逃亡します。
現場には被害者女性・三田夏子だけではなく、その上司・浅羽利光も拘束されていました。小暮に取材しようとした光文社の者が狙われたらしく、記憶を消そうとする木戸を制した淳子は、浅羽に口止めをします。

木戸はまだ息のある不良グループから、アジトとなる場所を聞き出しました。その雑居ビルに、淳子と共に車で向かいます。
乗り込んだ淳子は、自分の足首を掴んだ男を燃やしますが、夏子は眉間を銃で撃たれ、すでに死んでいました。
淳子は夏子を救えなかったことを嘆き、現場に残された夏子のデジカメを持ち去ります。
その後、淳子は一度に大量の能力を使ったため、昏睡しました。木戸は家に連れ帰り、銃痕を手当てして寝かせます。

施設にいたかおりは、石津刑事から念力で見た淳子のことが気がかりでした。
淳子の身に危険が及んでいることを察知したかおりは、こっそり施設を抜け出します。

廃工場から3人の焼死体が、雑居ビルの現場から2人の遺体が発見されました。
燃えた男性の身元が分からず、小暮が死んだと報道されます。
目覚めた淳子は浅羽に会いに行き、部下である夏子の遺品を渡そうとしました。しかし警戒されます。
その直後、浅羽は車に仕掛けられていた爆発で爆死しました。
この浅羽の事件のみ、起爆装置が見つかったため、淳子の仕業ではないと牧原刑事は思います。
複数の現場から淳子の姿が目撃されたため、警視庁は青木淳子を重要参考人として身柄を確保しようとします。

淳子の痕跡をたどって、かおりが淳子を見つけました。
淳子を触ったかおりは今までの経緯をすべて読み取り、自分も手伝うと言い出します。
かおりは夏子のデジカメを触り、死の直前の一部始終を念写しました。小暮の背後に、警視庁の本部長・長谷川がいると確認できます。
同じ頃、木戸は長谷川から「淳子は危険な存在だから見捨てるように」という指示を受けていました。木戸は淳子に好意を寄せており、悲しく思います。
かおりは淳子に、石津刑事の話をしました。淳子は石津刑事に会いにいこうと決めます。

事件の捜査で慌ただしくしている警視庁の寺町東署、石津刑事のもとに、淳子が直接赴きました。石津刑事は驚きます。
淳子は不良グループを殺したことを自白し、夏子を救うためだったと言いました。許されなくてもかまわないと答えます。
小暮の背後にいる人物として、淳子は夏子のデジカメを見せました。そこには警視庁の長谷川が映っており、石津刑事は驚きます。
小暮はまだ生きており、浅羽記者が「ガーディアン」という組織の名前を口にしていたことも淳子は告げました。
淳子を見た牧原刑事は、とっさに銃を向けます。石津刑事が仕事だと説得し、銃をおろさせました。

【結】- クロスファイア(宮部みゆき)のあらすじ4

そこまで従順に石津刑事の言葉に従っていた淳子でしたが、ひどいことをした者は未成年で野放しのままで、淳子が法にのっとって裁かれねばならないと聞いて、憤ります。
自分の始末は自分で決めると言い、それよりも先に始末せねばならない者たちがいると言いました。
捜査本部の刑事たちに囲まれた淳子は、捜査資料の用紙に火をつけ、逃亡します。
これを見て初めて、石津刑事は超能力を信じる気になります。

クリスマスシーズン、多田は雪の中、淳子に連れられて入った店で淳子と再会しました。
多田は淳子にお詫びを言い、一緒に生きようと言ってキスします。
淳子は嬉しく思いますが、自分と一般人とが共に生きることはできないと感じていました。そのまま立ち去ります。
多田は淳子を追いかけますが、見失いました。

木戸は対犯罪組織「ガーディアン」に所属していました。
ガーディアンは元々、犯罪を抑止するための目的で結成されたものです。法律で裁かれない悪質な人間を、ひそかに葬ることをしていました。
人間社会の膿を出すために、ガーディアンは活動します。
ところが長谷川は法に処されない人を暗殺するうちに、自分たちも人殺しと紙一重だと思うようになっていました。
そこで息子の長谷川芳裕に命じ、不良グループの犯行の様子をビデオに収めさせる、スナッフビデオ(人が死ぬ様子を録画したビデオ)を作らせました。
(なぜそんなビデオを作らせたのかについては、言及されていない。ガーディアンの資金源とするためか)
木戸は長谷川に命令され、かおりを人質に取って淳子を遊園地に呼びます。
ガーディアンのボス・警視庁の本部長・長谷川は、そこで淳子を殺すつもりでした。スナイパーを手配します。

警視庁では長谷川が容疑者・青木淳子に対し、射撃命令を出していました。機動隊も手配します。
居場所が遊園地と分かり、遊園地に避難命令が出されました。
客はいなくなります。

遊園地に呼び出された淳子は、木戸と対峙しました。木戸はかおりの力を使い、淳子と互角の戦いを見せます。
吹き飛ばされた淳子は、メリーゴーラウンドごと燃えました。かおりも能力を使いすぎて気絶します。
それを遠方で確認した長谷川は、スナイパーに木戸を殺させ、さらにスナイパーと機動隊を共倒れにしました。

ところが淳子は死んでいませんでした。炎の中から出てきて、気絶したかおりと木戸の射殺死体を見ます。
かおりは意識がない状態ながらも、木戸の思いを淳子に伝えます。木戸は淳子と戦いながらも、泣きたいほど好きだったのです。
かおりに肩を貸した淳子は、遊園地の出口に出ました。機動隊が射撃準備をしています。
長谷川は命令を出しますが、機動隊は少女・かおりがいるために発砲しませんでした。
撃とうとする長谷川を、多田が殴って制止します。多田は石津刑事を訪ね、淳子が手配されたことを知り同行していました。
発砲命令が再び出され、今度は発砲されますが、淳子が弾を炎で止めました。
放水が開始され、水蒸気があたり一面に放出され、視界が悪くなります。

その間に淳子は石津刑事を見つけ、かおりを託しました。その後、石津刑事は淳子を逮捕したと両手を挙げ、発砲しないよう言います。
消防隊員に変装した小暮が多田に接近し、多田にボウガンを向けて人質にとりました。
淳子は空を仰ぎ、上空に熱を放出して雨を降らせます。
雨の塊を小暮にぶつけ、多田から離しました。淳子はそのまま小暮を燃やします。
長谷川が撃った弾がもとで、大爆発が起きました。
淳子は被害を防ぐため、自分が身を挺してかばいます。
その背中を長谷川が撃ちました。淳子は倒れ、炎にまかれます。
消火活動が始まり、淳子の服だけが発見されました。

…後日。
警視庁は一連の事件を、すべて青木淳子の仕業だとして記者会見に臨みます。
その会見の最中、長谷川が炎にまかれ焼死しました。マスコミは騒然とします。
それを見た多田、かおり、石津刑事たちは、まだ淳子の残留思念が残っていると思いました。

石津刑事は施設に戻ったかおりのところへ、幼い淳子が持っていた人形(牧原刑事が保管していた)を渡しました。
それを手にしたかおりは「お姉ちゃん」と小さくつぶやきます。
多田が寮の部屋に戻ると、亡くなった妹・雪江が作ったろうそくに、ひっそりと灯りがともります。淳子の肉体は滅びたものの、まだ思いのみは残っていました。

みんなの感想

ライターの感想

宮部みゆきの作品『クロスファイア』と、ならびにその前日譚『燔祭』をもとに作られている。
とはいうものの原作は長編ゆえに、変更点が多い。
石津ちか子刑事役の桃井かおりは、いい演技(原作ではもっとおばちゃん然としている)。
確か牧原刑事という存在も、原作にはなかったんじゃないか。
(すみません~原作読んだのだいぶ前なので、自信がない~)
超能力ものとしては、はらはらどきどきさせられる良作。

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