「サイコパス地下戦慄」のネタバレあらすじと結末の感想

サイコパス 地下戦慄の紹介:2015年製作のイギリス映画。「The OC」シリーズのミーシャ・バートン主演によるサスペンススリラー。婚約者の浮気を疑うエラは、彼が借りている町外れの倉庫に親友・モリーとやって来る。そこで暗闇に潜む“何か”にモリーを殺されたエラは、逃げ場も出口も見失ってしまう。

予告動画

サイコパス地下戦慄の主な出演者

エラ(ミーシャ・バートン)、モリー(エミリー・アタック)、ステファン(アンドリュー・バックリー)、ウィロウ(ヴァリーン・ケイン)、バーンズ(ロバート・ネッパ)、サラ(シャルロット・ソルト)、ブラッド(エド・クーパー・クラーク)、イアン(ジョン・サックヴィル)、ジェフリー(フィリップ・フィルマー)、ウェイン(ジェイミー・ベーコン)、ラシッド(リチャード・スミトロ)

サイコパス地下戦慄のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①婚約者・ブラッドの浮気を疑うエラは女友達・モリーを連れてブラッドの貸倉庫へ行くが、モリーが地下4階で謎の怪物に殺されたのを皮切りに、倉庫内で次々に殺人が起きる。 ②殺人犯は口をホッチキスで留められたジェフリーだが、受付男性・ステファンが地下4階で不特定多数の人間を飼育していた。ブラッドが浮気していたのではなくエラは自分が売春していた過去を隠したくて手帳を取りに行った。エラはステファンに捕らえられペットになった。

【起】- サイコパス地下戦慄のあらすじ1

アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク。
エラは若い金髪の女性です。ウォール街で銀行マンをするエリートの恋人ブラッド・バトラーと同棲しており、結婚の予定も立っていました。
エラは、大親友の女性・モリーを家に呼ぶと、ブラッドが浮気しているのではないかと言います。そして、ブラッドがエラの疑惑に気づいているとも言います。
ブラッドの日記を読んで証拠を掴もうとした矢先、ブラッドは貸倉庫を借りて、荷物を移動させてしまいました。さらにエラの私物まで、倉庫に入れてしまいました。
エラは「ブラッドの日記を見たい」と言って、モリーを連れて貸倉庫に行きます。カードキーは手に入れています。

貸倉庫は線路のそばにある荒廃した場所に位置しており、騒音がひどい場所でした。友人・モリーは「リッチな男性ほどせこいのね」と言います。
その貸倉庫は『イージー』という名でした。受付男性・ステファンにカードキーを見せます。
受付にはハムスターが飼われていました。ステファンいわく「貸倉庫に放置した奴がいたので、そのまま飼っている」そうです。
あと25分で閉店することをステファンは告げ、もし台車が必要なら、倉庫内を巡回している男性スタッフ・ウェインに言ってくれと言いました。

(あとで出てくる人たちも先に説明)
・エラ…結婚間際になって恋人・ブラッドの浮気を疑う女性。
・モリー…エラの女友達。
・ステファン…貸倉庫の受付男性。ひげ面のベテラン。
・ウェイン…貸倉庫の巡回スタッフ。まだ若いバイト。
・ラシード…エレベーターの中でエラとモリーに話しかけてくるアラブ系の男性。
・バーンズ…警察官の中年男性。細面。
・ウィロウ…1年前に離婚してから薬物中毒の女性。
・イアン…広告マンの男性。サラと離婚予定。
・サラ…イアンと離婚する予定の女性。
(・ジェフリー…騒動の発端となる人物。詳細は後述)
・ブラッド…エラと婚約しているエリート銀行マン。

『イージー』という貸倉庫は地下に倉庫があります。地下1階から3階までが貸倉庫で、地下4階はスタッフルームで、スタッフしか行けないようになっています。
貸倉庫は地下にある関係で電力の供給が不安定で、電気がついたり消えたりしました。壁に一定間隔で設置されてあるボタンを押すと、照明が回復します。
ブラッドが借りている倉庫は地下3階でした。
エラとモリーがエレベーターに入ると、一緒のエレベーターに乗ろうと走って来たアラブ系男性・ラシードがいました。ラシードはなれなれしくナンパしてきて、エラとモリーが地下3階に行くと答えると、一緒の階で降りるつもりです。
鬱陶しいと思った親友・モリーがラシードを地下3階でおろすと、自分たちはエレベーターに残って扉を閉めました。その後、エレベーターの配電盤をいじって地下4階へ行きます。
本当はエラとモリーが地下4階に行きさえしなければ、問題がなかったのかもしれません。

エラとモリーは地下4階に入り、主にモリーが物珍しさでスタッフルームを見回ります。
静電気を起こしてカードキーを開け、スタッフルームに入ると、そこは不思議な部屋でした。
エラが電気をつけようとしている間にいちばん奥まで進んだモリーが、出没した者に首を掻き切られて死にます。
エラが見たのは、全身真っ白くて体毛がない(髪の毛などが一切ない)、やせぎすの二足歩行の異様ないでたちの男・ジェフリーでした。本当は人間なのですが、一瞬しか見えないために、エラは「怪物」だと思います。
誤解が起きた要因の一つに、ジェフリーは口がふさがれていました。ステープラー(ホッチキスを電動で留める機械)でビッチリと、口をふさがれていたのです。

【承】- サイコパス地下戦慄のあらすじ2

驚いたエラはエレベーターに乗って上昇しようとしますが、動かなくなりました。天板を開けて上の階に行こうとします。
エラの叫び声を聞きつけて、地下3階にいたバーンズ刑事が手助けしました。消火器で扉を開け、引き上げてくれました。
バーンズは自分が刑事だと告げます。ほかに、地下3階にはウィロウという女性も、エラの声を聞きつけてやってきました。
ウィロウとエラがその場に残り、バーンズ刑事だけ確認してくると言って、地下4階におりていきます。
バーンズ刑事は地下へ行きましたが、モリーの遺体はありませんでした。戻ってきたバーンズ刑事は、エラがクスリでもやっていて幻覚を見たのではないかと疑って、信じません。

その頃、閉店時間が迫り、受付男性・ステファンはウェインにアナウンスで、戸締まりを開始しろと言いました。
ウェインは見回りを開始しますが、さぼってこっそり喫煙します。
物音を聞きつけて部屋の外へ出たウェインは、ドライバーをこめかみに刺されて死亡しました。
ウェインに指示したステファンは、防火扉の確認が済んでいないという表示を見て、ウェインがサボっていると思って見に行きます。
ステファンは降りている最中に、体毛のない男性・ジェフリーと遭遇しました。

エラ、バーンズ刑事、ウィロウの3人は、携帯の電波が届かないのに気付き、受付へ移動を開始しました。エレベーターは使えませんが、階段で上がろうと思います。
階段に行くと、上の階のドアノブは鎖で頑丈に固定されており、開きませんでした。何か器具が必要です。
ところで同じ階にはイアンとサラという、離婚予定のカップルもいました。
サラは離婚で荷物を引き揚げる作業をしていました。イアンに頼み、閉店の時間を延長してもらってくれと言います。
イアンが移動してエラ、バーンズ刑事、ウィロウと合流しました。4人でサラのところへ戻ろうとします。
その間にサラは後頭部を殴られて気絶し、引きずられていました。
イアンとサラの倉庫へ行くと、床に血痕が残されていましたが、バーンズ刑事は「離婚騒動でイアンが行なった犯行ではないか」と疑います。
反対側で物音がし、みんな振り向きました。そこには、エラとモリーをナンパしたアラブ系男性・ラシードがいました。

ラシードは失業して家賃も払えなくなり、3日前から地下3階の貸倉庫に住んでいるそうです。そう言うと、自分の倉庫にみんなを案内しました。
エラの発言を聞いたラシードは、肯定します。確かに閉店後、地下4階から物音が聞こえるのだそうです。
地下4階の物音だけではなく、廊下を巡回するような気配もあると、ラシードは言いました。夜は無人になるはずなのに、おかしいと思っていたそうです。
ラシードがバットと電動のこぎりを持ち、エラ、バーンズ刑事、ウィロウ、イアン、ラシードで移動しました。階段をのぼって上の階へ行こうとします。
ウィロウが血糖値をあやぶみ、自分の倉庫に行きたがります。
そのウィロウが倉庫内で喫煙したために、スプリンクラーが作動しました(スタッフのウェインはスプリンクラーが作動しないエリアで吸っていた)。
ウィロウが襲われましたが、バーンズ刑事が発砲したので相手が逃げます。その時、異様ないでたちをみんなが確認し、「人間じゃない」と言いました。バーンズ刑事も信じ始めます。
さらに防火扉も作動してしまい、ラシードが孤立しました。
ラシードは扉の向こう側で、電動のこぎりを取られ、その男に殺されます。床から広がってきた血を見て、ラシードが死んだとみんなは知りました。

【転】- サイコパス地下戦慄のあらすじ3

反対方向にも階段があったことをウィロウが言い出し、4人(エラ、バーンズ刑事、ウィロウ、イアン)は移動します。
バーンズ刑事は途中、自分の部屋に行ってリュックを持ち出しました。刑事と言いながら活躍しないバーンズにイアンが怒り、取っ組みあった際にリュックが落ちます。
中から出て来たのは札束でした。
バーンズ刑事は汚職警官でした。警察の捜査が入ってしまうと、自分が隠した金が見つかってしまうので、それで捜査を引き延ばしていたのだと知ります。
バーンズ刑事はイアンに「お前は年収300万ドル(約3億7000万円)くらいあるんだろうが、自分は年収7万ドル(約800万円)で3人の子どもを養わなくてはならないのだ」と怒り、単独行動を始めました。
バーンズ刑事はひとりで動き、ナイフで刺されて死にます。

エラは最初に地下4階へ行った時に、モリーが「風を感じる」と言っていたことを思い出しました。最下層に、通風口があるのではないかとイアン、ウィロウに言います。
移動前に自分の倉庫へ立ち寄ってくれと、ウィロウが言いました。ウィロウの倉庫へ行きます。
ウィロウは血糖値と騒いでいましたが、モルヒネ中毒者でした。離婚後に薬物中毒になったそうです。
ウィロウの倉庫は薬剤の宝庫で、どうやら薬剤師か薬局の仕事をしているようです。
ウィロウはモルヒネを自分に打つと「あとは部屋の扉を閉めておいて」と言いました。自分は部屋に残るそうです。
もし誰か敵がやってきた場合には、強力な睡眠薬・プロポフォールを打ってやると言いました。
イアンはメスと拳銃をウィロウからもらいます。ウィロウの銃は護身用に購入したものだそうです。
イアンとエラは移動を開始しました。
残ったウィロウは部屋でくつろいでいましたが、侵入者がやってきたのでプロポフォールの注射器を持って警戒します。
ところがその注射器を誤って自分に打ってしまいました。眠りこんだウィロウは、梱包材(プチプチ)でぐるぐる巻きにされます(死んでない)。

エラとイアンは地下4階へ行きました。
一見すると正方形の何もない部屋に見えますが、壁に当たる部分にいくつもドアノブがついており、ドアノブの数だけ小さな個室があります。小さな個室は全部で12個くらいは優にありそうです。
イアンは開いた扉に向けて、反射的に発砲しました。そこには、捕らわれた自分の妻・サラがいました。イアンはサラを撃ってしまったのです。
サラの口にはホッチキスがなされ、声が出せないようになっていました。さらに個室の扉には、給水ボトルが1つずつついています。
奥へ進んだエラは、受付男性・ステファンの帽子を見つけました。嫌な予感がして、さらに奥のところへエラは隠れます。
そこへ受付男性・ステファンが梱包材を抱えて入って来ました。イアンはとっさに、サラの部屋に隠れます。
ステファンはウィロウを机の上に置くと、ステープルで口をホッチキスし始めました。これからは自分が世話をすると囁きます。

…明らかになったので、分かりやすく説明します。
倉庫には2種類の犯人がいたのです。
1人は逃亡した男・ジェフリーです。体毛のない男です。
しかしジェフリーは決して「化け物」ではなく、受付男性・ステファンに捕らえられ、飼育されていた男性でした。ジェフリーが逃げて、手当たりしだいに人を殺していたのです。
エラの親友・モリーはジェフリーを見つけ、その時に「ジェフリーを逃がして」しまったのです。ジェフリーはモリーを殺して倉庫内をうろつき、殺人を繰り返しました。

【結】- サイコパス地下戦慄のあらすじ4

そしてもう1人…受付男性・ステファンこそがサイコパス(反社会性人格障害)でした。
ステファンはこれと思った人物は、男女の別なく捕らえ、口にホッチキスをして個室で「飼育」していたのです。
ステファンは途中、ジェフリーと遭遇していましたが、ジェフリーは飼い主であるステファンだけは殺せずにいました。
殺しまくっていたのはジェフリーで、ステファンは気絶させては運びこみ、ペットとして飼育するために口にホッチキスをしていたのです。
(ステファンが手にかけて飼育しようとしたのは、現段階ではサラとウィロウ。あとはみんなジェフリーが殺した)

立ち去ったと思って個室を出たイアンは、こめかみにステープルを押しあてられました。捕らえられます。
エラは逃げて、エレベーターに乗りました。動いたので1階を目指しますが、ステファンが配線を切って停止させます。
地下3階で降りたエラは、恋人・ブラッドの倉庫に隠れました。そこで息をひそめます。
さらに自分の私物をあさると、手帳を出しました。
ここにもひとつ、大きな秘密があります。
エラはモリーを誘う時に「婚約者のブラッドが浮気しているからもしれないから、ブラッドの日記を見たい」と言っていたのですが、それは嘘でした。
本来は、ブラッドが部屋の整理整頓をする際に、エラの私物もまとめて倉庫に入れたからなのです。
エラの手帳には、エラが7年ほど前に売春婦をしていた証拠が残っていました。自分に不都合な手帳を取り戻して処分するために、エラは貸倉庫に来たのです。

尻ポケットに入れてバットを武器にしたエラは、ゴルフクラブを持って入ってきたステファンと戦いますが、そこへジェフリーも乱入しました。
ジェフリーはステファンに首をボールペンで刺され、大量出血を起こして死にます。
エラは受付男性・ステファンに捕らえられ、机の上に拘束されます。
隣には、イアンが机に寝そべっていました。すでにイアンの口はステープルでふさがれています。
イアンはステファンの目を盗み、エラにメス(ウィロウからもらった)を渡しました。エラはメスで手首の拘束を切り、近づいてきたステファンの脇腹を刺して逃亡します。
通風口に逃げ込んだエラは、モリーの死体につまずきました。光のある方めざして走ると、上に向けてはしご段があります。
必死でのぼって外へ出たエラですが、蓋を閉める時に手帳が蓋の間に挟まります。
その手帳を取るために蓋を再び開けたエラは、下から引っ張られました…。

…数週間後。
貸倉庫『イージー』にブラッド・バトラーが来ます。エラの恋人です。
ブラッドは倉庫を引き払いたいと受付男性・ステファンに言いました。なんでも婚約者が女友達と共に数週間前から姿を消してしまい、なんの手がかりもないのだそうです。
結婚するつもりだったブラッドは失恋したものと落胆し、過去との思い出に訣別するために、倉庫を引き払うと言いました。
今となっては過去の荷物をなぜ取っておきたかったのか分からないと言ったブラッドは、倉庫の中のものは全て売り払ってくれとステファンに頼みます。
売り上げを振りこむと言うステファンに、ブラッドは受付にいるハムスターを見て「売り上げはハムスターの飼育用品に充ててくれ」と言いました。ステファンは満足げに微笑みます。
…何も知らずにブラッドは立ち去りますが、地下室4階にはエラが監禁されていました。ホッチキスで口を留められ、個室で「飼われて」います。
そしてエラ以外にも何人もその地下4階には飼育されている者がいました。

みんなの感想

ライターの感想

もうちょっと上手く演出していれば、すごく面白いのになあと思う。
犯人が2人いて、しかも種類が異なる怖さ。
ジェフリーの「口がホッチキスされてます」はビジュアル的にびっくりで、最初私はチュパカブラかと思っていた。細いしね。
そしてジェフリーを「飼っていた」ステファン。人が次々に殺される時にステファンも遭遇しているので、てっきり途中で殺されたと思い込んでいたら、まさかの彼がサイコパス。
(なのでこの真相が明らかになるまでは「なぜ映画のタイトルが『サイコパス』なんだろと首をひねった。真相が判ったらなるほどーと思った)
それだけではなく、ブラッドの浮気自体が捏造された理由で、ほんとはエラ自身にやましい過去があった…などと、とにかく「こちらの思い込みを覆すことばかり」出てくる。
全貌が明らかになってから振り返ると「受付にいたハムスター」が伏線だったんだよなあ。
こんだけ面白いのに「緊張感がない」…そのせいで台無し。あとときどき登場人物が謎の動きするので(刑事が唐突に単独行動とるなど)、なんかいまいち。
せっかく意外性はあって、話自体は面白いのに~。

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