映画:ザウーマン

「ザウーマン」のネタバレあらすじと結末

ザ・ウーマンの紹介:「読後感、史上最悪」として名高い小説「隣の家の少女」の原作者ジャック・ケッチャムが、映画監督のラッキー・マッキーと共に書き上げた小説の映画化。原作の小説は、ケッチャムが実在した人食い一家を元に描いた「食人一家シリーズ」の第三弾にあたり、食人一家の女ボスである「ザ・ウーマン」が、今回は逆に一般人に捕らわれてしまったことから始まる惨劇を描く。

あらすじ動画

ザウーマンの主な出演者

ザ・ウーマン(ポリアンナ・マッキントッシュ)、クリス(ショーン・ブリジャーズ)、ベラ(アンジェラ・ベティス)、ペギー(ローレン・アシュリー・カーター)、ジェネビエーヴ(カーリー・ベイカー)、ブライアン(ザック・ランド)

ザウーマンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ザウーマンのあらすじ1

ザウーマンのシーン1 長年に渡り人間を「食料」として生き抜いてきた食人一家も、警察の一斉攻撃により壊滅し、一家の女ボスであった「ザ・ウーマン」一人が、ケガを負いながらもかろうじて逃げ延びていました。そんな折、アメリカの片田舎に住む「平凡な一家」の主人・クリスは、趣味の狩りをするため森へと出かけます。獲物を探すうちにクリスは、森の中にある泉で体を洗い、魚を生け捕りにしてその場で食らう、野生そのままのような女性を発見します。その女性こそ、この地まで逃げ延びてきたウーマンでした。そんなウーマンの姿に強烈に惹かれるものを感じたクリスは一計を案じ、ウーマンを生け捕りにすることに成功します。クリスは捕らえたウーマンを家に連れ帰り、手足を手錠に繋いで地下室に監禁します。そしてクリスはなんと、自分の妻や子供たちに、捕らえたウーマンを自慢げに紹介するのでした。クリスは、野生のままのウーマンを、「一般社会で生きていけるように」調教すると言い、そのために家族の皆に協力するよう告げます。家族は大人しく、このクリスの恐るべき提案に従うのでした。

【承】- ザウーマンのあらすじ2

ザウーマンのシーン2 クリスの宣言どおり、その日からウーマンの調教が始まります。妻のベラや高校生の娘ペギーはウーマンに同情的でしたが、クリスに逆らおうとはしませんでした。小学生の息子・ブライアンは、鎖に繋がれたままの、成熟した女性であるウーマンに性的興味を覚えていました。まだ幼い娘のダーリンは、好奇心いっぱいでウーマンを見つめていました。家族は勤めに出たり学校に通いながら、ウーマンに食事を与えるなど、クリスに言われた通りの「役目」を勤めていました。そんなある日、夜中になり、クリスがそっと妻と寝ているベッドから抜け出します。クリスは地下室へ行くと、体の自由の効かないウーマンを犯すのでした。妻のベラは夫がベッドを抜け出していったことを知りつつ、その行く先の見当も付いているのに何も言わず、そして息子のブライアンはその様子を、地下室の扉に開けた小さな穴からじっと見つめ続けていました。

【転】- ザウーマンのあらすじ3

ザウーマンのシーン3 ブライアンはクリスに、ウーマンの排泄物を処理したりすることを「役目」と言いつけられていましたが、クリスが日中仕事で家を留守にしている時に、ブライアンは地下室へ忍び込みます。そして、ウーマンを裸にして、その体を工具などを使っていたぶり、興奮を覚えていました。ペギーがこの時、地下室から聞こえたウーマンの悲鳴に気付き、ブライアンの「いたずら」を止めさせます。これを知ったベラは、帰ってきたクリスに「あなたのせいよ」と猛抗議します。しかしクリスは「男なんだからそういうこともあるさ」と、ブライアンのした事をなんの問題もないかのように扱うのでした。ベラはさすがに我慢が出来ず、娘を連れて家を出て行くとクリスに告げます。するとクリスは、鉄拳をベラにお見舞いします。ベラは、ぐったりとその場に倒れこむのでした。そこへ、ペギーの高校の担任である女教師が家を訪ねて来ます。女教師はペギーの体調が思わしくないことを知り、妊娠しているのではないかと思って家庭訪問に来たのでした。クリスは倒れたベラを隠し、何事もなかったかのように、ペギーとブライアンと共に、女教師に応じます。女教師はペギーが妊娠しているかもしれないことをクリスに告げるのですが、最初は「まさか」と聞いていたクリスは徐々に態度を硬化させ、遂には「先生は、俺がペギーの子の父親だと思ってるのか?」と言い出します。嫌な気配を感じた女教師は帰ろうとしますが、クリスの拳によって、それを食い止められてしまいます。

【結】- ザウーマンのあらすじ4

ザウーマンのシーン2 女教師はクリスとブライアンに捕まり、家の庭にある犬小屋に連れて行かれます。獰猛な犬が繋がれた犬小屋の中で、犬の牙から逃げるように隅へと体を寄せる女教師。するとクリスは「それは失敗だぞ!」と叫びます。犬小屋の隅には小さな小屋があり、そこからもう一匹獰猛な獣が飛び出して来たのです。それは、両目の塞がった少女でした。クリスは生まれつき目の見えないこの「自分の娘」を、犬のように扱い犬小屋に閉じ込め、獣のように育てていたのです。少女は女教師の喉元を食い破り、教師は絶命します。その時ペギーが、最後の手段として地下室に駆け込み、ウーマンの拘束を解いていました。「自由の身」になったウーマンは、まず家から出てきたベラに食いつき、投げ飛ばしまして絶命させます。それから犬小屋の前で刃物のように縁の鋭い廃材を見つけると、そのまま小屋の中へ突入します。ブライアンは驚く間もなく、廃材によって体を真っ二つにされます。クリスは咄嗟に猟銃で抵抗しようとしますが、ウーマンが自分の拳をクリスの体にめり込ませます。ウーマンが手を引き抜いた時、その手にはクリスの心臓が握られていました。ウーマンは抉り取った心臓の血を、小屋から出てきた盲目の少女に与え、自分に従わせます。そして、ウーマンを怖がらない幼いダーリンと共に、家を去ろうとします。ペギーは迷った挙句に、このウーマンをボスとする「新しい家族」と一緒に、死体の転がる我が家を後にするのでした。

みんなの感想

ライターの感想

「鬼畜小説家」として名高いケッチャムの原作は、これまで「隣の家の少女」を始め何度か映画化されてきましたが、どの作品も原作の凄まじさを再現するには至りませんでした。「隣の家~」などに関しては、あの凄さを映像化しろっていう方が無理な話ではありますが。ケッチャムの小説の中では比較的残酷シーンの少ない「黒い夏」の映画化「THE LOST -失われた黒い夏- 」が、唯一乾いたバイオレンス描写でいい味を出していたくらいでしょうか。そしてこの「ザ・ウーマン」、「オフ・シーズン」「襲撃者の夜」と続いたケッチャムの「食人一家シリーズ」の3作目なのです。前2作の設定をある程度知っていないと、映画冒頭が少しわかりにくいかもしれません。実は2作目の「襲撃者の夜」も映画化されているのですが、その出来は、残念ながら・・・という出来栄えで、失望だけが残ったのですけども。その「襲撃者の夜」でも女ボス「ウーマン」を演じたマッキントッシュさんの、この映画での素晴らしさ!ほとんどセリフらしいセリフ無しに、見る者をグイグイと引き込んで行きます。そしてこの映画で描かれる、現代社会の闇の深さ。見かけは「いい夫でありいい社会人」であるクリスが、裏を返すとトンデモない鬼畜人間だという怖さ。これは本当に、「こうやって表面だけ偽ってる奴が実社会にもいるんじゃないか」と思わせるほどのリアルさです。そして映画冒頭からの、いじめられている同級生を見て見ぬ振りを決め込み平然とする息子、ナンパな男の誘いを断り、皆がプールに入っているのを一人で見学している娘・・・と、「何かわからないけど、何かがおかしい」と思わせる繊細な描写、これがクライマックスに効いてきます。突然の「犬娘」の登場には、映画館で引っくり返りそうになりました。そして、「これぞケッチャム映画化の醍醐味!」と万歳三唱したくなりました。鬼畜映画、ここに極まれり。音楽の使い方も絶妙で、ウーマンが拘束を解かれ地下室から出て行く際に流れる「Time To Die」には、心震えます。ケッチャムが亡くなってしまったことは本当に残念で仕方ありませんが、その原作を、今一度こんな風に鮮烈に映画化してくれる勇気ある映画作家が、出てきてくれないでしょうか・・・?

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「ザウーマン」の商品はこちら