「ザリガニの鳴くところ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

ザリガニの鳴くところの紹介:2022年製作のアメリカ映画。一件の殺人事件を巡って少女の人生を描いたディーリア・オーエンズによる同名ミステリー小説を実写映画化。オリビア・ニューマンがメガホンをとり、『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』のリース・ウィザースプーンが製作を手掛けた。主人公のカイアを「ふつうの人々」のデイジー・エドガー=ジョーンズが演じるほか、『シャドウ・イン・クラウド』のテイラー・ジョン・スミスや『キングスマン ファースト・エージェント』のハリス・ディキンソンらが出演する。

あらすじ動画

ザリガニの鳴くところの主な出演者

キャサリン・クラーク(カイア):デイジー・エドガー=ジョーンズ(高橋雛子) 子供時代のキャサリン・クラーク:ジョジョ・レジーナ 70代半ばになったキャサリン・クラーク:レスリー・フランス テイト・ウォーカー:テイラー・ジョン・スミス(近松孝丞) 子供時代のテイト・ウォーカー:ルーク・デヴィッド・ブラム 70代半ばになったテイト・ウォーカー:サム・アンダーソン チェイス・アンドルーズ:ハリス・ディキンソン(小林親弘) メイベル・マディソン:マイケル・ハイアット(斉藤こず恵) ジャンピン・マディソン:スターリング・メイサー・Jr(楠見尚己) トム・ミルトン:デヴィッド・ストラザーン(牛山茂) ジョー・パデュー保安官:ジェイソン・ワーナー・スミス ジャクソン・クラーク(カイアの父親):ギャレット・ディラハント ジュリアンヌ・クラーク(カイアの母親):アーナ・オライリー エリック・チャステイン:エリック・ラディン

ザリガニの鳴くところのネタバレあらすじ

【起】– ザリガニの鳴くところのあらすじ1

ザリガニの鳴くところのシーン1

画像引用元:YouTube / ザリガニの鳴くところトレーラー映像

アメリカのノースカロライナに、広い湿原があります。その湿原の上を、翼を大きく広げて飛ぶ鳥が1羽、映し出されます…。

(映画タイトル)

【ノースカロライナ州 バークリ・コーヴ】

【1969年10月30日】

自転車に乗っていた2人の少年が、火の見やぐらのところで男性の遺体を見つけました。やってきた保安官たちは、「なぜチェイスがここに」と不思議がります。

遺体はチェイス・アンドルーズという青年でした。親が有力者であるばかりでなく、チェイス自身も町の人気者とされていました。現場を調べた警察は、遺体周辺にチェイスの足跡がないことに気づきます。

火の見やぐらの格子が外れていて、そこから転落したものと思われました。死因は地上19mからの落下による衝撃で、やぐらの梁に血痕と毛髪が付着していました。落下時に後頭部を梁に打ち付けたのです。死亡推定時刻は午前0~2時、チェイスの指紋や足跡は残っておらず、チェイスの服には赤い繊維がついていました。

チェイスの死を知った町の人たちは、「あの妙な湿地の娘のしわざかも」と噂していました。それを聞いた保安官たちは、「湿地の娘」と言われる若い女性キャサリン・D・クラーク、通称:カイアのもとを訪れます。カイアの家には鳥の羽根や湿地で集めてきたものが、たくさん置かれていました。カイアは不在でしたが、家を覗き込んだ保安官は「赤いニット帽」を見つけて興奮しました。チェイスの衣服に付着していた赤い繊維の正体と思えたからです。

捜査令状を取ろうかと話していた保安官は、その後湿地でボートに乗るカイアを捕まえました。連行されたカイアは、町の人たちに「チェイス殺しめ」と言われます。

拘置所で拘留されたカイアのところへ、町の猫が紛れ込みました。カイアは猫を撫でて癒されます。

チェイス殺しの被告人として拘留されたカイアを、弁護士のトム・ミルトンが訪れました。ミルトンはカイアの弁護を買って出ますが、カイアは沈黙していました。「裁判が始まれば、君を『湿地の娘』と呼ぶ陪審員たちは、本当の君を知らないまま判断を下す。しかし私は弁護をするために、君のことを知らねばならない。少しでいいから話を聞かせてくれ」と言って、カイアに差し入れの本を渡しました。

差し入れの本を見たカイアは、沈黙を破りました。「殻にこもる者は忘れられる」と呟くと、ミルトンに生い立ちから話し始めます…。(以後、過去の話と裁判の話とが交互に描かれます)

【1953】

少女時代のカイアは、湿地に家族と暮らしていました。父・ジャクソン、母・ジュリアンヌ、子どもは上からマーフ、マンディ、ミッシー、ジョディ、そしてカイアの5人きょうだいです。

カイアの父親は酒を飲んで、家族に暴力を振るう男でした。幼いカイアがボートで遊んでいると、父は叱るより先に手が出ます。それは妻にも同様で、母親は殴られて顔にアザができていました。

暴力を苦にした母親が、父親が酒を飲んで寝ている隙に家を出ました。それを皮切りに次はマーフが、その数カ月後にマンディとミッシーが家を出ていきました。最後にカイアのすぐ上の兄・ジョディも家を出ます。

ひとり父親のもとに残ってしまうカイアを見たジョディは、「危ないときはザリガニの鳴くところまで逃げろ。母さんの口癖だ」と助言して去りました。

カイアは父親を避けて暮らしていました。ボートで湿地を移動し、自然と親しみながら生活していました。

ある日、湿地でカイアは兄・ジョディの友人だったテイト・ウォーカーと会います。テイトはジョディを遊びに誘うために以前から家に来ていたこともあって、カイアの顔を知っていました。ボートに乗ったまま家が判らず迷子になっているカイアに声をかけたテイトは、家まで送ってくれます。

優しく声をかけてくれたテイトに勇気づけられたカイアは、思い切って父親に歩み寄って「お腹空いた」と話しかけます。

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