「シャドー（1982年）」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

画像引用元：YouTube / シャドー（1982年）トレーラー映像

空港の外でブルマーは、「未来のエージェントだ」と言ってジャンニという若者を紹介して引継ぎます。ジャンニがピーターの運転手などをすることになりました。『暗闇』は12週連続、売り上げトップのベストセラーということも話して、ブルマーは去っていきました。

アンにプレゼントを渡そうとカバンを開けたピーターは、服が汚れ時計が壊れていることに気づきます。ピーターは、婚約者のジェーンの嫌がらせかと思いました。

車に乗って滞在先のホテルへ移動すると、部屋ではローマ警察のジェルマーニ警部とアルティエリ警部が待っていました。ジェルマーニ警部はピーターに、つい5時間前に殺人があったことを告げました。殺害現場の被害者の写真を見せながら、ピーターが書いた本『暗闇』に書かれた殺害の手口を真似て喉と胸を刺されていること、口に『暗闇』のページが詰められていたことも教えました。ピーターは困惑します。

ピーターが滞在予定の部屋に、封筒が落ちていました。それを開くとピーターの本の一節が、新聞の活字で書かれていました。刑事たちはなにか異常があれば知らせてくれと言ったので、ピーターは旅行カバンの中身が変わっていることを教えます。

そのとき部屋に電話がかかりました。ピーターが取ると、殺人鬼からの電話でした。「一緒にいるのは誰だ、恋人か？」という問いかけから、殺人鬼はピーターが見える場所からかけていることが判りました。殺人鬼は殺人予告をして刑事たちは外の公衆電話に走りますが、殺人鬼は逃げていました。

壁に人の影だけ映ります。人の影は苦しそうに肩で息をすると、薬を服用しています。

その人物の夢でしょうか。赤いハイヒールを履いて白いワンピースを着た若い女性が若者4人の前で挑発的な視線を見せると、浜辺に移動して服を脱ぎました。若者3人はハイヒールの女性を追いかけますが、残りの1人が脱いだ女性に平手打ちをしました。それに怒った女性は、自分をぶった男性を追いかけて踏みつけ、他の若者にも手伝わせて暴行しました。そんな過去の出来事を思い出し、影は苦しみます。

女性記者のティルダは、同棲しているパートナーのマリオンとバーで会います。ティルダとマリオンは同性愛の関係ですが、マリオンは店にいる男性と出かけてくると言います。ティルダは嫉妬しつつも許可しました。マリオンを見送ったティルダにも、男の客が「1時間相手にしてくれ」と声をかけます。

ティルダが帰宅すると先にマリオンが帰っていました。マリオンが男性に抱かれて帰ってきたと知るティルダは、それが原因で痴話げんかをします。マリオンは2階の自室に移動し、ティルダは1階の部屋で着替えを始めました。そのティルダが殺人鬼に襲われ、カミソリで首を切られます。

異変を感じたマリオンは聞いていたレコードを切ると、下の階に降りていきます。ティルダの遺体を見つけたマリオンは逃げますが、殺人鬼に捕まって階段で首を切られました。殺人鬼は遺体の写真をカメラで撮ります。

翌日。

ピーターがホテルの管理人にお湯が出ないと訴えると、管理人の17歳の娘マリア・アルバレットが部屋にやってきてお湯のスイッチをひねります。