「シュウカツ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

シュウカツ(就職活動)の紹介:2015年製作の日本映画。就職活動をテーマに、面接官によって会議室になかば軟禁されながらも内定を獲得しようと奮闘する学生たちの姿を捉えたオムニバス。「orange オレンジ」の桜田通や「進撃の巨人」の渡部秀ら5人が各エピソードの主人公を演じ、究極の就職試験に挑む。監督・脚本・プロデューサー・編集は「忍者狩り」の千葉誠治。共演は「セブンデイズ」シリーズの廣瀬智紀、『烈車戦隊トッキュウジャー』の横浜流星、『仮面ライダーディケイド』の戸谷公人、「ニンジャ・アベンジャーズ」の肘井美佳。

シュウカツの主な出演者

桜田通 渡部秀 廣瀬智紀 横浜流星 戸谷公人 肘井美佳 諌山幸治 廣瀬裕一郎 熊野善啓 小野村麻郁

シュウカツのネタバレあらすじ

【起】– シュウカツのあらすじ1

〔第1次面接 【見えない相手】〕

スーツ姿にカバンを手に持った就職活動中の若い男性・カトウシュンスケが、あるビルのフロアにやってきました。そこはIT関連の企業で、カトウは最終面接を受けにきたのです。

しかし受付は無人で、フロアには誰もいませんでした。カトウが戸惑っていると奥から就職活動中と思しき若い男性が出てくると、カトウに「この会社の面接か?」と聞きました。カトウが頷くと男は「ざけんなよ、ったく」と毒づいて去っていきました。

「カトウシュンスケさん、奥の会議室へお入りください」という放送がフロアに響いたので、カトウは奥の部屋に行くとドアをノックし、入ります。

会議室にも、誰もいませんでした。奥に大きなモニターがあり、手前には椅子と机があります。机の真正面には、テレビカメラがありました。「カメラの前にお座りください」という声が聞こえたのでカトウが見ると、机の上にスマホがありました。声はスマホからで、「面接官」という文字が表示されています。

カトウは椅子に座って音声の相手に「ぶしつけな質問ですが、これは最終面接ですか」と質問しました。音声のみの面接官は、そうだと認めます。

先ほど出て行った若者は、この面接のスタイルに戸惑い混乱して出て行った…と、声のみの面接官は言いました。

面接官は相変わらず声のみで、上から目線の物言いをします。カトウは面接官にサイトを運営した経験があることを話し、1万ビュー以上の実績があるとアピールしました。ところが面接官は「それではだめなんですよ」と言います。それと同時に、奥のモニターに面接官の姿が映し出されました。顔は見えず、鼻の下と口元、胸上までのスーツ姿が見えるだけです。面接官は、これからの時代はネット世界において「頼られる存在」になることが大事なのだと話しました。

「本題に参りましょう」というと、面接官はカトウに、カメラに向かって「入社したらなにをするか」抱負を語れと言い出しました。最終面接では学生たちの映像をそれぞれ録画し、有料会員たちに投票してもらうのだそうです。最も票を集めた人物がクリエイティブプロデューサーとして採用される…ということを面接官から聞いたカトウは、そのシステムの危険性を指摘して辞退したいと言います。

すると面接官は「じゃあ、あなたも離脱ですね」と返しました。カトウはむっとします。

カトウは反撃を開始します。面接官が顔を出さずにカトウら学生側にだけ負担を強いているのは卑怯だと言い、最終面接の方法が「ひと昔前のB級映画か、ライトノベル並みのこと」と表現します。自分がもしするのならばサークルのメンバーに電話をかけて、ストリーミングを得意とするメンバーに編集など頼む…とカトウが話したので、面接官は「するのか」と聞きました。カトウは「嫌ですよ」と即答します。

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