映画:スマホを落としただけなのに

「スマホを落としただけなのに」のネタバレあらすじと結末

スマホを落としただけなのにの紹介:2018年11月2日公開の日本映画。現代人の必需品となったスマートフォンにまつわる恐怖を描くミステリー。恋人がタクシーにスマホを忘れてきてしまったのを機に、個人情報の流出など、度重なるトラブルに巻き込まれていくヒロインを北川景子が演じる。2020年に第2弾が公開予定。

あらすじ動画

スマホを落としただけなのにの主な出演者

稲葉麻美(北川景子)、加賀谷学(千葉雄大)、浦野善治(成田凌)、富田誠(田中圭)、毒島徹(原田泰造)、小柳守(バカリズム)、武井雄哉(要潤)、杉本加奈子(高橋メアリージュン)、大野俊也(酒井健太)、天城千尋(筧美和子)、宮本まゆ(松山愛里)、池上聡子(岩井堂聖子)、山本美奈代(桜井ユキ)

スマホを落としただけなのにのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①商社マン・富田がタクシーにスマホを置き忘れた直後から、周辺でおかしなことが起きる。富田と恋人・麻美のところへ奇妙なメール、写真送付、ハッキングなど。同時期、若い女性を殺害し長い黒髪を刈り取る事件が発生。 ②犯人はセキュリティ会社勤務の浦野で、幼少期に母に虐待された過去がトラウマになっていた。同じく幼少期に母から虐待された若い刑事・加賀谷が見抜き、逮捕。

【起】- スマホを落としただけなのにのあらすじ1

スマホを落としただけなのにのシーン1 2018年8月20日。

光友商事に勤務するサラリーマンの若い男性・富田誠は、移動のタクシーの車中で恋人・稲葉麻美へ送信するラインの文章に悩んでいました。
プロポーズを考えているのですが、それと気づかれないようにデートに誘おうと富田が考えるため、文章は不自然なものとなります。
「僕らの将来について大事な話があります」だとバレバレですし、「サプライズ」と書きかけて、書くとサプライズじゃなくなることに、富田は気づきました。
けっきょく「今夜のデート、今から楽しみ」という無難なメッセージに落ち着きます。

麻美へ送信した富田は、車が渋滞に巻き込まれていると知って、タクシーから降りました。
そのときに、スマートフォンを車中に置き忘れてしまったことを、富田は気づきませんでした。

最寄り駅にたどり着いたとき、電車が止まっていることを知った富田は、大事なプレゼンがあるのであせります。
上司の徳永課長に連絡を入れようとした富田は、そこでスマホがないと気づきました。
課長には公衆電話から連絡を入れます。


恋人の麻美が富田のスマホに電話をすると、無機質な声が聞こえました。富田の声ではありません。
相手の人物はスマホを拾ったことを麻美に告げ、警察に届け出ようかと最初は言います。
拾い主は横浜のカフェにいて、そのカフェに預けておくと提案しました。
それを聞いた麻美はカフェまで取りに行き、店員から受け取りますが、それをこっそり見ている人物がいることを知りませんでした…。

富田の勤務する会社に、麻美が派遣社員として以前、勤めたことがきっかけで、2人は付き合うようになりました。
富田の会社には小柳守という男性がおり、ひそかに麻美を狙っていたそうです。

富田のスマホをカフェから取ってきた麻美は、富田と合流してデートしました。
いろんな情報を入れたスマホをなくすと危険だと富田は言い、スマホは恐ろしいものだと言います。
しかし麻美は「スマホって、宝箱にもなるんだよ」と富田に返しました。
(この真意はラストで明らかに)

プラネタリウムを見に行った富田は、太陽がもし爆発しても、太陽の光が到達するまで8分間の差があることから、地球にいる自分たちが気づくまで8分の差があることを指摘します。
あと8分しか生きられないと知ったらどうするか…という話を持ち出した富田は、麻美に予定どおりプロポーズします。

富田のプロポーズを嬉しく思いながらも、麻美は答えを渋りました。
麻美には悩みがあるのです。
麻美は母親と疎遠でした。
父は10年前に他界し、母は再婚しているために、あまり会っていないと麻美は親友の杉本加奈子に説明します。

加奈子の好きなバンド『ドロック・オフ』の追加公演が決まったことがスマホニュースで判明します。
麻美は加奈子に、富田が公演のチケットを手に入れられるのではないかと言いました。
富田にその話をすると、富田はキャンセル待ちのチケットを取ろうとし、スマホでクレジットカード情報を入力します。

先日スマホをなくしたことで学習した富田は、スマホの場所が分かるよう、追跡用のアプリを入れたそうです。
麻美にも同じ追跡用アプリを入れるよう勧めた富田は、麻美のスマホを借りて、アプリを入れます。
富田は麻美に、プロポーズの答えを聞きますが、麻美は「しばらく待って」と答えます。

そんな2人を同じ店で、見ている長髪の人物がいました。
長髪の人物はその後、銀座を歩きます…。

【承】- スマホを落としただけなのにのあらすじ2

スマホを落としただけなのにのシーン2 〔10日前〕

長髪の人物は、タクシーで富田のスマホを拾った人物でした。
麻美からの着信を取ったその人は、麻美に強い興味を抱きます。
カフェに預けると答えながら、長髪の人物はSNSで麻美や富田の情報を調べます。
富田のスマホの情報をパソコンへコピーした人物は、横浜のカフェの店内に潜伏し、スマホを取りに現れた麻美の動画を撮影していました…。


警察側では、捜査一課のベテラン刑事・毒島(ぶすじま)徹が、厄介な連続殺人事件の捜査をしていました。
下腹部を刃物で刺されて死亡した女性の遺体が足柄市の山中で発見されたのですが、「被害者は長い黒髪の女性で、遺体の髪の毛の一部(頭の一角)が、バリカンで刈り取られている」という特徴があります。
女性の遺体のすぐ近くに、もう1体、同じ手口の遺体が発見されます。

遺体遺棄現場で毒島は、新人の若い刑事・加賀谷守と会いました。
加賀谷は転職組です。以前はプログラマーとしてIT企業に就職していたのですが、それを辞めて刑事になった加賀谷は、コンピュータ関連の知識が豊富です。


ソーシャルブックというSNSにはまっている加奈子は、一緒に食事をしに来ている相手が女性だとアピールしたくて(彼氏を作るために)、自分といっしょに写真に写ってくれと、麻美に頼みます。
そのなりゆきで、麻美もソーシャルブックに入ることになりました。
登録をしたとたんに、麻美の知人から次々に友達申請がやってきます。
そこには大学時代の先輩・武井や、恋人・富田と同じ職場の小柳守らの名前がありました。
戸部という友人は、現在はサイバーセキュリティの会社に就職しているようです。
断ると角が立つので、麻美は友達申請を受けます。

スマホを落とした富田は、その後、嫌な目に遭遇します。
富田のクレジットカードの名義で、57万4千円の高額請求がきました。覚えのない家電製品や腕時計が、勝手に購入されています。
富田はすぐにクレジットカードを使用停止にしましたが、ショックを受けました。

麻美のほうにも、奇妙なことが起きます。
リクエスト承認をした麻美に、小柳から執拗にメッセージが届くようになりました。
映画を誘ってきたり、付きまとったりするような内容のものです。

富田のスマホがウイルスに感染し、ハッキングされました。
相談を受けた麻美は、自分の友人・戸部の部下である浦野善治に頼み、ハッキングを解除してもらいます。
浦野は富田と麻美の前で、あっという間にウイルスを駆除しました。その手際のよさに、富田も麻美も感心します。

しかしその後も、2人の周辺では奇妙なことが起こります。
富田が大学時代に家庭教師をしていた教え子・天城千尋の写真が、麻美のところへ送られてきました。
同じく麻美のほうも、たまたま再会して無理やりキスされた武井との写真が、富田のところへ送られます。
これがきっかけで、富田と麻美の仲はぎくしゃくしました。


警察側ではその後、10代から30代の5人の女性の遺体が見つかったことで、捜査本部が立てられていました。
被害者の女性はいずれも全裸で遺棄されていたために、身元の特定が難しい状態でした。
失踪届、被害届の類も出てこないことから、加賀谷は「被害者は地方出身者かもしれない」と考えます。
地方から上京して独り暮らしだった場合、いなくなっていることに気づくまで、時間がかかるからでした。

【転】- スマホを落としただけなのにのあらすじ3

スマホを落としただけなのにのシーン3 そして加賀谷の推理は当たり、風俗嬢の女性・池上聡子が被害者であることが判明します。
聡子の母親のスマホに残された留守電は、聡子の声を合成し継ぎ合わせたものでした。
聡子の勤務していた店へ行った加賀谷と毒島は、聡子に執着する客がいたことを知らされます。


麻美のスマホもハッキングされたため、麻美は浦野を呼びだします。
麻美のスマホを診断した浦野は、「一連の悪いことは終わった」と言いました。
浦野は逆ハッキングをし、麻美に嫌がらせをしていた相手を通報した…と言います。
それを聞いて、麻美はほっとします。

同じ頃。
浦野が通報をしたことで、ネットカフェのアルバイト店員・足立直樹が容疑者として浮上しました。
警察は足立の家に踏み込みますが、足立は青酸カリで服毒自殺したあとです。
部屋にはたくさんの破壊したスマホが置かれており、被害者のものと思われました。
部屋には池上聡子、宮本まゆたちの写真があり、犯人だと思われます。

しかし…足立の勤務先のロッカールームには、「金髪のショートカットの女性」のポスターが貼られていました。
そのことから、毒島と加賀谷は、「足立は犯人に仕立て上げられただけ」と判断します。
(注:犯人は「長い黒髪をバリカンで刈る」ことからも分かるとおり、黒髪に執着している。
真犯人が足立の部屋に侵入し、足立を殺害した後で証拠品だけ置いて去った。
勤務先までは証拠を隠滅できなかったことから、それが分かる)

加賀谷は「足立を通報した者はだれか」に着目し、通報した発信源を突き止めます。

麻美のスマホの件を解決した浦野は、麻美に飲み物をおごりました。
一連のトラブルが終わったと聞かされた安心から、麻美は飲み物を疑いなく飲みます。
そこには睡眠薬が盛られていました。
眠った麻美を、浦野が連れ出します。

(この監視カメラの映像を、時間差で現れた加賀谷と毒島も見る)


一連の犯人は、浦野でした。
(注:浦野善治という名前も、本名かどうかすら分からない)
浦野は幼少期に、長い黒髪の実母に虐待を受けていました。
「あんたなんか産まなきゃよかった」母に日常的に言われて、浦野は育ちます。

母に屈託した思いを抱えて育った浦野は長じてから、連続殺人犯になっていました。
黒髪の女性を見つけては拘束し、腹を刺して殺します。
バリカンで女性たちの髪の毛を刈ると、その髪の毛を使って、浦野はカツラを作っていました。
そのカツラをかぶり、白い服を着た浦野は、若い女性の殺害を繰り返していました。

麻美はその浦野の標的になったのです。
但し麻美には大きな秘密があったため、浦野はことさらに麻美に興味をかきたてられていました。
富田と教え子の写真を送信したり、武井や小柳になりすまして接近したりしていたのは、すべて浦野です。


目覚めた麻美は、遊園地のメリーゴーラウンドのところにいました。
浦野は興味を持った麻美の写真を見て、麻美に「ある秘密」があることを知ります。

麻美の危機を知った富田は、追跡アプリを使って静岡県富士野原市にある、「ゆめのくに遊園地」へ行きました。
富田が追跡アプリをたどってやってくるということも、浦野は感づいていました。
やってきた富田へ秘密を暴露しようとするので、麻美が「自分で話す」と言います。

【結】- スマホを落としただけなのにのあらすじ4

スマホを落としただけなのにのシーン2 …麻美には、大きな秘密がありました。
富田のプロポーズに即答せずにいたのは、この秘密が大きく関係しています。
麻美は本当は、「山本美奈代」という女性でした。本物の麻美は、5年前に死んでいました。
山本美奈代は麻美の死後、麻美に似せて整形をして、成り代わっていたのです。

その昔。
麻美と美奈代は、仲のよいルームメイトでした。
大学を卒業後、就職をした美奈代はブラック企業での勤務に疲れており、麻美は投資にはまっていました。
そんなころ、美奈代は武井と会いベッドを共にしますが、武井にとって美奈代は、おおぜいいる女性のひとりにすぎませんでした。
遊ばれて捨てられた美奈代は、妊娠していたため堕胎をします。

麻美は投資にのめりこみ、大金を費やしていました。
金が足りなくなった麻美は、美奈代名義でヤミ金から金を借ります。
(麻美は無職だから、麻美名義では金が借りられない。美奈代は勤務しているから、美奈代名義で金が借りられた)

麻美が投資に失敗し、ヤミ金の取り立てに悩まされました。
ヤミ金はやがて会社に取り立てに現れ、美奈代は会社を辞めざるをえなくなります。
借金に困った美奈代は、麻美に「私の人生返せ」と責めました。

麻美は「私の人生をあげるから、許して」と、美奈代のスマホを持って家を出ます。
そして早朝の電車の踏切に飛び込み、投身自殺をしました。
自殺の前に、麻美が美奈代名義で通報をしていたこと、遺体の損傷が激しくて区別がつかなかったことで、警察は、亡くなったのは山本美奈代だとします。
美奈代も、借金から解放されることになるので、麻美だということにしました。
そうやって美奈代は、稲葉麻美として生きることにしたのです…。


麻美(美奈代)の過去を聞いた富田は、衝撃を隠せずにいました。
その富田を浦野が殺そうとしますが、そこへ刑事の加賀谷が追いつきます。
(毒島は応援を呼んでおり、加賀谷が先着)

刑事の加賀谷も、幼少期に母親から虐待を受けていました。
その経験から、浦野がどういうことばをかけられていたか推理した加賀谷は、麻美を人質にとった浦野に、効果的なひとことを浴びせます。

「あんたなんか産まなきゃよかった」ということばを聞いた浦野は、怒って加賀谷に襲い掛かります。
麻美は解放され、浦野と加賀谷はもみ合いになりますが、遅れて現着した毒島が発砲し、警官隊もやってきました。
加賀谷が浦野を確保します…。


逮捕された浦野は、浦野以外にもたくさんの偽名を使っていました。
加賀谷と向き合った浦野は、「あなたは僕と同じ種類の人間だ」と言うと、不敵に笑います。

麻美の過去を聞いた富田は、屈託を持っていました。その屈託を察し、麻美は富田の前から姿を消していました。
証拠物件として麻美からスマホを預かっていた加賀谷は、頭に軽傷を負って病院にいた富田のところを訪れ、「うらやましい」と言って麻美のスマホを渡します。

麻美のスマホには、いろんな富田の写真がありました。
寝ているとき、食事をしているとき、…その写真を見ると、麻美が富田を好きなことは一目瞭然でした。
写真を見た富田は、プロポーズをする直前に麻美が「スマホって宝箱にもなるんだよ」と言っていたことを思い出します。

プラネタリウムで麻美を見つけた富田は、改めて麻美にプロポーズします。
「俺と一緒に生きよう。新しい戸籍でやり直そう」
そう言われた麻美は、うなずきかえします。

富田と麻美は新しいスマホを買いに席を立ちますが、プラネタリウムでは男子生徒がスマホを落として立ち去っていました。
その男子生徒のスマホに、友達リクエストが届きます…。
(続編をにおわせるラスト)

みんなの感想

ライターの感想

成田凌の演技が非常に興味深い。犯人と判ってからの気持ち悪さがすごい…(笑)。
すでに2020年に続編公開が決定しているこの作品。
サイバーセキュリティ対策をしておかないと、怖いよという内容。確かにそのとおり。
しかし素人が対策できるのか…という疑問もあるし。知識のあるハッカーの手に渡ってしまった時点でアウトのような…。
ところで映画のラストシーン、男子高校生がスマホを落とすのは「10月24日」。
映画のなかの出来事は、たった2箇月の出来事…ひえー。
いろいろ考えさせられる作品。続編もいまから楽しみ。

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