映画:ゼロの焦点(2009年)

「ゼロの焦点(2009年)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

サスペンス映画

映画「ゼロの焦点(2009年)」の感想

ライターの感想

『ゼロの焦点』…焦点がゼロ、つまり光源…光って輝いているのにもかかわらず、明るさは無きに等しい、という意味。 転じて、虚飾、虚栄といったところか。 社会的には一定の立場を確保しながらも、隠すべき過去を持つことを表現しているのだと思われる。 さて三大女優の共演。主人公は広末涼子なのだが、見終わって印象に残るのは、やはり中谷美紀。ついで木村多江、彼女は不幸な役がほんとに似合う。 禎子が列車の中で真相に辿り着くシーンと、久子が佐知子と会って自殺するシーンとが重なりあい真相が暴かれるわけだが。 …禎子、どんだけ賢いの!? 禎子が得た情報って少ないよ! 佐知子と久子の回想シーンがあって初めて、観客は真相を100%知るわけだが、禎子側だけだと判りにくいもん。 必死に過去を隠そうとして、逆に追いつめられていく佐知子の姿は、いたましい。久子も。 禎子が主人公だが、佐知子と久子サイドで見るとまた変わった仕上がり。
  • ninaworkさんの感想

    主演女優の3人がそれぞれがどことなく影があって、それがとても綺麗だ。撮り方も映画の世界観をうまく表現していると思う。例え謎解きの部分がスッキリしなかったとしても、アリだ。西島秀俊も、こういう役が似合うと思う。いつからかアクション俳優のような出演作が増えてしまっていたが、こういう役こそもっとやって欲しい。細かいストーリー云々での満足度は高くないが、つい最後まで観てしまう映画だ。

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