映画:タワーリングダウン

「タワーリングダウン」のネタバレあらすじと結末

タワーリング・ダウンの紹介:2017年11月4日公開のフランス&ブルガリア&ベルギー合作映画。離婚寸前のブロンソン夫妻は突然発生した高層ビルの巨大火災に巻き込まれ、60階に閉じ込められる。そのビルには二人の子供たちもおり、ブロンソンは決死の救出に乗り出すが…。

あらすじ動画

タワーリングダウンの主な出演者

ブリアナ・ブロンソン(クレア・フォーラニ)、トム・ブロンソン(ジェイミー・バンバー)、アン・ブロンソン(リリー・ジャクソン)、ベン・ブロンソン(アイザック・ルース)、ルーカス・ボーモント(ナイジェル・バーバー)、エリック・スティール(アタナス・スレブレヴ)、ポール(ネイサン・クーパー)、アドリア(ロリーナ・カムルローヴァ)、ナターシャ・ヴィーラ(デリー・アレン)、ジェームズ(J・R・エスポシート)

タワーリングダウンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ベルギー・アントワープに建設された超高層ビル・UBXビルの20階機械室で、変圧器の爆発が起こり火災が発生。さらに地下駐車場でガス漏れが発覚。60階の法律事務所で離婚の話し合いをしていたトム、ブリアナ夫妻は子ども・ベンとアンが火元近くのエレベーターに取り残されていると知り、救助に向かう。 ②妻・ブリアナが趣味のロック・クライミングを駆使して子どもたちを救出、離婚原因となった浮気の嫌疑も晴れる。違法建築に関わったボーモント社長はヘリ墜落で救急搬送、責任を問われることに。

【起】- タワーリングダウンのあらすじ1

ベルギー・アントワープ。

ボーモント社の社長ルーカス・ボーモントが、5000万ユーロ(約68億円)を投じてアントワープに超高層ビルを建設しようとします。
検査官の女性エヴェリン・ホフに賄賂をちらつかせたボーモントですが、ホフはなびきません。
ボーモントの右腕の男性・ジェームズがホフをエレベーターの穴から突き落とし、殺しました(エレベーターが到着しておらず、穴の状態だった)。ホフの遺体は地下に埋めろと指示します。

トム・ブロンソンは妻・ブリアナと2人の子と暮らす、ごく平凡な家庭の父親でした。

・トム…結婚して15年になる妻・ブリアナの浮気現場のメールを受け取り、後に離婚問題でもめる。
・ブリアナ…トムの妻。建築工学の達人であり、ロック・クライミングが趣味。
・ベン…トムとブリアナの長男。十代半ばでブリアナからロック・クライミングを少し齧った。
・アン…トムとブリアナの長女。7歳くらい。


フランス・パリ。

妻のブリアナは仕事で、ボーモント社が今度建築するというUBXタワーのプレゼンに出かけていました。
投資家の前で、UBXタワーの説明をします。
ブリアナはプレゼンの後、アントワープに日帰りする予定でした。
ところがボーモント社長じきじきの願いで、パーティーにも参加することになります。
仕方なく夫のトムに電話して滞在延長を告げ、ホテルにももう1泊しました。

ブリアナとバートランドが話すところを、ボーモント社長が命じて盗撮する者がいます。
ブリアナが去った後、ブリアナと背格好が似た別の女性を用意し、キスシーンを撮影しました。それを夫・トムの携帯にメールで添付します。
夫・トムはそれを見て、妻のブリアナが浮気のためにパリに残るのだと思い込みました。
ボーモント社長の狙いは、建築工学のプロのブリアナの夫婦間をこじらせて、ビルの建築不正がばれないうちに、業界から追放したいのです。

…6か月後。

UBXビルは完成して、すでにビル内にテナントが入っていました。
ボーモント社長の思惑どおり、トムとブリアナは揉めていました。離婚問題に発展し、今日はUBXビルの60階で、双方の話し合いがされる予定です。
妻・ブリアナとブリアナ側の弁護士の女性・マイナーが、トム側の弁護士・ランドのところへ行きました。ランド法律事務所が、UBXビルの60階に入っています。

ブリアナは浮気の事実などないと訴えたのですが、夫のトムは画像を信じ込んでいました。離婚して、子どもたちの親権も自分が握るつもりです。
その頃、自宅にいるベンは、問題の画像をパソコンに取り込んで解析し、「どうもおかしい」と気付きました。連写で撮られた写真なのですが、母・ブリアナの顔が分かる写真と、キスしている写真とでは、背後の通行人に「途切れ」があり、時間差があるのです。
つまり「ねつ造された写真だ」という結論に、ベンは至りました。ベンとアンは両親が離婚してほしくないので、この事実を喜びます。
早速、両親の携帯電話にかけてみますが、双方ともに離婚協議のため、電源を切っていました。
待ちきれないベンとアンは、ランド法律事務所までタクシーで行きます。

【承】- タワーリングダウンのあらすじ2

UBXビルの60階では、トムとブリアナの離婚の話し合いがなされていました。
争点はやはり写真で、4人(夫妻と双方の弁護士)は別室で話しこんでいます。
受付に駆け付けたベンとアンは、事情を話して受付を通してもらおうとしました。
フロントマンのポールは、ランド法律事務所の受付嬢・アドリアを口説いていたのですが、「花でも持ってきたらどう?」と言われて振られていたので、子どもたちを通す代わりに「これを持って行ってくれ」と、紙に書いた花をアンに持たせます。
ベンとアンはエレベーターに乗りました。

その頃、20階の機械室では、変圧器の修理をしていました。
ビル全体の消費電力を見ながらの作業でしたが、ふと気付くと消費電力が供給量を上回っており、変圧器に負荷がかかります。
変圧器は爆発しました。それを鎮圧させようと急に水を浴びせたので、さらに爆発が起き、20階で火災が発生します。
(さらに…この段階ではまだ明らかにされていませんが、地下駐車場でも配管のミスでガス漏れが起きています。地下ではガス漏れにより、ガスが徐々に充満します)

20階の火災発生を受け、火災警報機が鳴り始めました。
60階の法律事務所でも、警報に気付きます。会話をやめ、ランドが確認しに行きました。
機械室にいた男が消防を呼び、避難指示も出します。
連絡を受けた消防隊が駆け付けました。

ベンとアンは20階近くでエレベーターが緊急停止したことで、困っていました。
外からの掛け声に応じると、男性がエレベーターの扉を開けてくれます。
しかし扉とエレベーターはずれて止まっており、開いたのは上部の30cmほどでした。人が通れる幅ではありません。
男性は助けを呼んでくると言い、「煙が入ると危ないから」と言って、扉を閉じました。
直後、その男性は崩れた鉄骨の下敷きになり、死亡します。

消防隊員は、避難指示に従って出てきた人たちを、誘導していました。消防隊員が火元の20階に急行します。
早くも火災を知って、マスコミも現れていました。ビル近くで報道します。

(ここで少し本題から離れさせていただきます。
2017年の6月に起きたロンドンの24階建てのマンション「グレンフェルタワー」外壁が燃え、多くの死傷者を出したのはまだ記憶に新しいと思います。
劇中でもちらっと触れられますが「本当に防火対策がしっかりしているならば、下手に避難するよりも、部屋で待機して鎮火まで待ったほうが」高層階にいる者にとっては安全なのです。防火対策がしっかりしていればの話です。
日本では消防法が厳しいので、高層ビルで火災が起きてもスプリンクラーが作動し、「燃えても1部屋」という程度のものが多いです。
しかしヨーロッパの消防法は、若干荒くなっています。
それに加え、ボーモント社長が賄賂を使って、ビルを不正に安く仕上げようとする、という企みもあって、今作品では火災がなかなか消えず、燃え広がる設定となっています。)

【転】- タワーリングダウンのあらすじ3

20階で起きた火災ですが、60階の法律事務所では、まだぴんときません。火災報知機が作動したものの、煙くさいわけでもありません。
妻のブリアナが「UBXビルは最新構造で作られているはずだから、大丈夫」と言いました。設計図どおりなら…です。
防火対策がしっかりしているならば(ここが肝要なのだけれど)、下手に避難をするよりも、そのまま待機しているほうが安全なのです。
むしろ火災が起きている階まで降りていくと、煙を吸う危険性がありました。そちらのほうが命にかかわる問題です。

そうはいっても、火災が起きたと知り、テレビで実際にこのUBXビルが燃えているのを見たランド弁護士とマイナー弁護士は、恐ろしくなってエレベーターでの避難をしました。
「避難するなら非常階段を使って」というブリアナの声を無視し、エレベーターに乗り込みます。
受付嬢のアドリアは、ポールからの電話を取っていたために、エレベーターに乗り遅れました。非常階段を使って避難します(アドリアは無事で、ラストに再登場します)。

離婚問題に発展してはいますが、建築に関していえば、夫のトムは妻・ブリアナを信頼していました。ブリアナとトムは残ります。
そのまま待機しているつもりでしたが、ベンから父・トムの携帯に電話がありました。
ベンとアンがこのUBXビルのエレベーターに閉じ込められていることを、両親は知ります。
しかもベンとアンは火元近くのようで、煙のにおいがすると電話で訴えました。ブリアナが「シャツを脱いで鼻と口を覆って」とアドバイスします。

その頃消防隊に、「UBXビルの地下でガス漏れが起きた」という知らせが入りました。
ビル周辺に規制線を張り、中に入ってこないようにします。
ボーモント社長はUBXビルの最上階におり、都合の悪い資料を集めて逃亡するつもりでした。ヘリの手配をします。

息子のベンの携帯の電池が、残り16%ほどになります。
母・ブリアナは息子のベンに、天井の灯りの後ろにある、ハッチを開けろと言いました。高すぎて届かないのですが、ベンはアンを肩に乗せて開けさせます。
その間にブリアナとトムはエレベーターを開き、下へ向けて呼びかけました。エレベーターの特定をしています。
最初に捜索した北側には、いませんでした。南側にもエレベーターがあり、夫妻は移動します。

ハッチを開けてエレベーターの上部に移動したベンとアンは、母・ブリアナの呼びかけに応じます。
ベンとアンは母の指示通り、上部から通風口近くへ移動しようとしました。
ベンが先に到達しますが、アンを移動させるよりも前に、エレベーターが降下してしまいます。これは、消防隊がエレベーターを操作して、地下へ移動させたからです。
子どもたちが南側のシャフトにいると判明しましたが、60階から20階まで降りるのに、非常階段を使っていては時間がかかります。

【結】- タワーリングダウンのあらすじ4

夫・トムには非常階段を使わせ、ブリアナはシャツの袖を破っててのひらに巻くと、エレベーターのケーブルを使って一気に20階まで降りました。
ベンを見つけたブリアナですが、アンの乗ったエレベーターが地下に降りたと知り、ブリアナはショックを受けます。

アンはエレベーターに再び戻り、フロアに出ました。地下駐車場です。
そこは無人で、ガスが漏れていました。ガスを吸ってアンは倒れます。

24階まで階段で降りた夫・トムは、のぼってきた煙に巻かれて倒れました。
しかし男女ペアの消防隊員が見つけ、酸素マスクをあてがいます。
意識が戻ったトムは、妻子がまだエレベーターにいることを告げました。消防隊員はトムに避難しろといいますが、トムは率先して案内します。
南側の20階に移動しますが、途中で天井が崩落し、女性隊員が負傷しました。

駆け付けたトムと男性の消防隊員によって、ベンが救助されます。
それを確認したブリアナは、消防隊員に酸素マスク、ロープ、手袋を貸してくれと言いました。娘のアンを助けに行くためです。
それを聞いた消防隊員は、地下には有毒ガスが充満していると言いました。なおさら助けに行くと、ブリアナは言います。
夫のトムも、ブリアナの趣味がロック・クライミングだと口添えしました。
女性の消防隊員の装備を借りて、ブリアナは地下へ降りて行きます。
その後、改めてトムは息子のベンに、なぜこのビルに来ていたのかと聞きました。
ベンは、母・ブリアナの浮気写真は作られたもので、ブリアナは潔白だと説明します。

ボーモント社長とジェームズは、屋上に着陸したヘリに乗ります。
ところが乱気流に巻き込まれ、ヘリが墜落しました。UBXビルのすぐそばです。
下で見守っていた者たちは驚きます。

崩落で開いた地下の穴に、エヴェリン・ホフの遺体が見つかりました。IDカードで身元が確認されます。
トムとベンは一足先に、消防隊員らによってビルの外へ誘導されました。
報道陣たちはそれを映します。

地下へ移動したブリアナは、倒れたアンを発見しました。酸素マスクをつけると、アンの意識が戻ります。
ブリアナはアンを抱いて移動しました。
その直後に、爆発が起きます。

墜落したヘリコプターは、操縦士とジェームズの死が確認されます。
ボーモント社長のみが重体で発見され、救急搬送されました。しかしビル建築不正の資料もあるので、告訴はまぬかれないでしょう。

周辺に煤が舞う中、アンを抱いたブリアナが出てきました。
トムとベンが見つけて、抱き合います。
テレビクルーがそれを撮影しました。
トムはブリアナに、「ずっと愛し続けるよ。君は間違っていない」と言いました。
ブリアナは浮気の嫌疑が晴れたと知ります。

アドリアも無事に避難できていました。それを見つけたポールが駆け寄ります。
ポールを見たアンが思い出し、持っていた花を描いた用紙を差し出しました。花の絵を見てアドリアは笑います。

みんなの感想

ライターの感想

まず邦題の『タワーリング・ダウン』というネーミングセンス、なんとかならないかな。矛盾してるでしょ(タワーリングがそびえたつ、ダウンでさがる)。
原題は『Crystal Inferno』。まだこっちのほうがまし。
その原題からも察せられるとおり、映画『タワーリング・インフェルノ』をリメイクしたのか、と思うような内容。
しかし…悲しいかな、レベルが違いすぎる。消防隊員の活躍は描かれない、そもそも消火活動してるのかすらあやしい。ガス漏れしてるのになんも対策練らない消防隊って、なによ。
違法建築したっぽい社長は逃げ損ねた…ここがいちおう「すかっとする」シーンなのかもしれないんだけど、主人公たちが対決しているわけではない。
その主人公ですが、夫は…職業不詳のまま(終盤いちおうエンジニアとか言ってたかな、しかし裏付ける行動もなし)。えーと、キス写真で離婚に発展したんだよね。15年の結婚生活なのに、それだけで離婚が出るってすごいな。妻を信用してないのか。
しかも夫・トムはあまり役に立ってません。活躍するのは妻・ブリアナのほう。
ぐだぐだな展開で適当にハッピーエンドに持ち込まれた。火災もちゃちいCGだし、あまりお勧めはできない。

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