映画:チェインド

「チェインド」のネタバレあらすじと結末

チェインドの紹介:「エレファント・マン」や「ツイン・ピークス」などを生み出した鬼才デヴィッド・リンチ氏。その娘であるジェニファー・リンチ氏が監督を務めたのが本作となります。ジェニファー・リンチ監督は「サベイランス」や「ボクシング・ヘレナ」といった作品を手掛けており、父と同じくいくつもの衝撃作を生み出しています。本作もそんな衝撃作の1つであり、ジャンルはサスペンススリラーとなります。ちなみにタイトルの「チェインド」とは「鎖に繋がれた」という意味です。

あらすじ動画

チェインドの主な出演者

ボブ(ヴィンセント・ドノフリオ)、少年ティム(エヴァン・バード)、青年ティム(エイモン・ファーレン)、サラ(ジュリア・オーモンド)、アンジー(コナー・レスリー)

チェインドのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- チェインドのあらすじ1

チェインドのシーン1 9歳になるティム少年は、この日、母親サラと映画館へ出かけました。2人を映画館まで見送った父は「帰りはタクシーで帰っておいで」と言い残し、その場を去って行きます。
映画を楽しんだティムとサラは、その帰り、たまたま通りかかったタクシーに乗り込みます。ところがそのタクシーは、自宅へのルートとはまったく違う方向を走っていくのです。不審に思ったサラが何度も車を停めるように言うのですが、運転手のボブはまったく聞く耳を持ちません。それどころか、サラの忠告を無視してタクシーはどんどん人気のない場所へと入っていくのでした。

やがて辿り着いたのは、周辺に家一軒見当たらない場所に建てられたボブの自宅でした。タクシーはガレージに入っていき、そのシャッターが閉じられます。
こうして閉ざされたガレージの中、タクシーの車内から、サラが引きずり出されます。それに抵抗しながらも、サラがティムに耳を塞いでいるよう言います。そしてティムの目の前でボブに引きずられながら、サラはドアの奥へと消えていったのです。その直後、車内に残されたティムが耳にしたのは、母親サラの絶叫でした。
母親の悲鳴を聞いて不安になるティムの元に、ボブが戻ってきます。ママに会わせてと懇願するティムに、二度と会えることはないと冷酷に告げるボブ。その言葉で何が起こったかを悟ったティムは、ただただ泣くしかありませんでした。
しかしそんなティムもまたボブは車内から引きずり出し、部屋へと連れて行きます。

【承】- チェインドのあらすじ2

チェインドのシーン2 翌日、ボブはティムにあるルールを告げます。「やるべきことはただ一つ、俺の命令を聞くこと。命令に逆らえば殴る」と。それからボブは、殺した女の免許証を取っておくことや、行方不明者の新聞記事をスクラップブックに貼ることなどをティムに命じます。わずか9歳のティムはその命令に従うほかありません。
ただ大人しく命令に従っている限り、ボブはティムを無理に拘束する気もないようで、室内での行動は自由でした。

そんなある日のこと、ティムはボブの隙を突いて屋根裏部屋の小窓から脱出を試みました。ところが小窓から外へ出たティムが目にしたのは、自分を監視しているボブの姿だったのです。彼は「お前の行動は全部予想している。俺の管理下だ」さらに「命令に従うことが唯一の生きる道なのだ」と声高らかにティムへ宣告します。
これ以降、ティムは足を鎖で拘束され、カメラで行動を監視されるようになってしまいます。

ティムがこの家で監禁されるようになってからも、ボブは定期的に若い女性を拉致してきます。そしてティムの目の前で殺害し、その後始末をさせるのでした。ティムは黙々と女性の遺体を片付け、飛び散った血痕を拭きとります。
若い女性にしか興味のないボブは、日中タクシードライバーとして仕事を行いつつ、客の中からめぼしい獲物を物色しているのです。

そんな異常な生活がずっと続き、少年だったティムは青年へと成長しました。

【転】- チェインドのあらすじ3

チェインドのシーン3 青年に成長したティムはある時「勉強をして学べ。無知な人間になるな」とボブに言われます。そして人体の構造に関する1冊の本を与えられます。
さらにある手紙を見せられます。それはティムの父親のものらしく、そこには新しい女性と人生をやり直していることが書かれているのでした。だからお前にことなんてとっくに忘れている。お前の父親は今や俺だけだと言うわけです。それからのティムは暇があれば、与えられたその本を読むようになります。

それからも次々と若い女性を拉致してきては、ティムに後始末をさせるボブ。ある時はティムに一緒に逃げようと言い出す女性を刺し殺し、ある時は酔っぱらって状況をよく把握できていない女性の喉元を掻っ切るというように、まるでその殺害をティムに見せつけるかのように、殺していくのでした。

ある時、ボブはティムに卒業アルバムを見せ、ここから好みの女性を探せと言います。しかし監禁生活が始まってから外に出たことのないティムは、女性に縁もなく戸惑うばかりです。
そこでボブは大学生のアンジーを拉致し、ティムに性行為を行うよう命じます。アンジーと2人部屋に残されたティムはしかし、性行為を行うことも殺すこともできず、ただ困惑するばかりです。

室外ではその様子をボブが監視カメラから観ています。が、ティムが行動しないことにしびれを切らしたボブが2人のいる部屋へと入ります。そこでティムはアンジーをナイフで刺したのでした。

【結】- チェインドのあらすじ4

チェインドのシーン2 その翌日、ティムの方から女性を狩りに行きたいとボブを誘います。それを聞いたボブは満足げに頷き、初めてティムを外に連れ出すことにしたのです。
外へと連れ出されたティムはタクシーの助手席に座らされ、獲物を探しながら夜の街をボブと共に走ることになります。その道中「なぜこんなことを?」と問うティムに「俺も昔やらされたことがあるからだ」と答えるボブ。そう、ボブの父親もまた横暴で、彼はそのトラウマをずっと抱えながら生きてきたのでした。

やがて路肩にタクシーを停めたボブの目に入ってきたのは、車体に書かれた「HELP」の文字でした。ここでティムは決してボブに洗脳などされておらず、助けを呼べるよう、油断させて隙を伺っていたのだということが分かります。

騙されたことを知ったボブは激怒し、すぐ自宅に取って返します。そして部屋中を探し、アンジーが死んでいないことを知るのです。人体の構造を学んだティムが咄嗟の機転で、致命傷にならない箇所を刺し、その後、ボブには死んだように見せかけていたのでした。

アンジーを殺そうとするボブと、それを止めようとするティムが争いになります。
そしてアンジーが隠し持っていたナイフでボブを刺し、ティムが止めを刺したのでした。

こうしてすべてが終わったティムは、父親のいる本当の自宅へと帰ります。
しかしここでティムは驚くべきことを父に告げます。ティムがボブに見せられていた手紙はなんと、父がボブに殺害を依頼する手紙だったというのです。おまけにボブは父の弟だということまで分かりました。

ティムは母親のかたきだといって、実の父親に向かっていきます。そして父を殴り殺してしまうのでした。
真相を察した父の再婚相手は、ティムに逃げるように言います。
そしてティムは静かに去って行ったのでした。

みんなの感想

ライターの感想

この作品では登場人物が誰も幸せにならず、最悪の結末を迎えます。元々被害者だったティム、でも彼を救う者はいません。彼もまたボブの殺人に手を貸していたのは事実なのです。かなり後味の悪い結末が、どこまでも悲しい余韻を残します。

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