映画:デストラップ死の罠

「デストラップ死の罠」のネタバレあらすじ動画と結末

デストラップ死の罠の主な出演者

シドニー・ブリュール(マイケル・ケイン)、クリフ・アンダーソン(クリストファー・リーヴ)、マイラ・ブリュール(ダイアン・キャノン)、ヘルガ(アイリーン・ワース)

デストラップ死の罠のネタバレあらすじ

【起】- デストラップ死の罠のあらすじ1

舞台はアメリカ。劇作家シドニー・ブリュールはかつて名声をほしいままにしていましたが、老いた今では手掛ける演劇がいずれもブロードウェイで酷評を浴びていました。ロング・アイランドの郊外にある自宅に戻ったシドニーはある考えをめぐらせていました。それは、教え子の学生クリフ・アンダーソンが書いたミステリーの戯曲「死の罠」を横取りしようというものでした。シドニーに憧れるクリフが送りつけてきた脚本は完璧に近い出来で、これを発表すればシドニーが再び名声を獲得するのは間違いありませんでした。

妻のマイラはクリフと共同執筆して戯曲を完成させればいいと提案しますが、シドニーの腹はすでに決まっていました。クリフを家に呼び出し、殺そうと考えていたのです。シドニーは過去に演劇で使用した武器を家に大量に展示してあり、クリフを殺すための凶器は十分にそろっていました。マイラは夫に恐ろしい考えを捨てさせようとしますが、シドニーはそれにかまわずクリフに電話、今夜家に来るよう言いつけました。幸いなことに、クリフはあの戯曲をシドニー以外に見せていないうえに、コピーも作成していませんでした。シドニーにとって戯曲を横取りする絶好の状況が完成していたのです。

そして夜、クリフがシドニーの家にやって来ました。クリフは印象の良い美青年でした。マイラはシドニーの考えを改めさせようと二人の会話に乱入しますが、かえってクリフに不審の目で見られてしまいます。クリフが展示されている武器に興味を示すと、シドニーは実際に演劇で使ったと言ってクリフの腕に手錠をかけました。初めは楽しんでいたクリフでしたが、一向に手錠に外してくれないシドニーの態度に恐怖を覚え始めていました。そしてその予感は当たり、シドニーは鉄の鎖でクリフの首を締め上げ、殺害してしまいます。シドニーは悲鳴をあげ怯えるマイラを無理やり手伝わせ、クリフの死体を庭の畑に埋めるのでした。

【承】- デストラップ死の罠のあらすじ2

死体を埋め終わった後、シドニーの家に奇妙な客が訪れました。それは近くに住む霊媒師のヘルガでした。その能力を買われ、警察の捜査にも協力するヘルガはシドニーの家にずけずけ入ると、家の中を回りながら「痛い!」と叫び声を上げました。そして、ヘルガはマイラの体を心配し、シドニーに対してはある女が短剣を使うこと、ブーツの男に襲われることなど謎めいた言葉を残し、去って行きました。

その後二人がベッドに入ると、寝室の窓から血と泥にまみれたクリフが突然侵入してきました。クリフに狂気の表情で追い詰められるマイラ。元々心臓が弱く、今夜の出来事ですっかり参ってしまっていたマイラは心臓発作を起こし、そのまま亡くなってしまいました。マイラの死にシドニーとクリフは満足げでした。二人は今後の対応について話し終えると、キスをしました。二人は恋人関係にあり、一連の出来事はマイラを殺すために二人が仕組んだ「死の罠」だったのです。

その後、マイラの葬式を終えたシドニーはクリフを秘書として雇い、友人に対しては傷心の夫を演じる日々をしばらく続けていました。ところがそんなある日、クリフが自作の戯曲をシドニーの目に触れないよう厳重に管理していることをシドニーは偶然知ってしまいます。

【転】- デストラップ死の罠のあらすじ3

シドニーはその戯曲をクリフから巧みに奪うと、その内容に愕然としました。マイラを殺したあの日の出来事を、クリフは新たな「死の罠」として書き直していたのです。マイラの残した資産でこのまま平和な余生を暮らしたいと願っていたシドニーはクリフを問い詰め、激しい口論に及びました。そうしている内に、自分に危険が及びかねない題材を進んで選ぶクリフにシドニーは異常性を見出します。シドニーはクリフの言うままに戯曲の共同執筆を承諾しますが、その表情は硬く、なにか考えを持っている様子でした。

ロング・アイランドに激しい雷雨が襲った夜、あの霊媒師のヘルガが再びシドニーの家にやって来ました。ヘルガはブーツを履くクリフの姿を見て以前予言したシドニーを襲う男がクリフだと確信、シドニーにすぐ解雇するよう助言するとすぐに帰って行きました。

その後、シドニーは戯曲を完成させるために殺人場面の再現をクリフと始めました。このときの取っ組み合いでシドニーは傷を負ってしまいますが、それこそが彼の狙いでした。シドニーは突然クリフに銃を突きつけました。正当防衛を偽造し、クリフを葬ろうと考えたのです。しかし、クリフもシドニーの思惑を見越し、事前に銃から弾丸を抜き、別の拳銃を用意していました。シドニーは一気に形勢を逆転され、クリフに拳銃を向けられてしまいます。

【結】- デストラップ死の罠のあらすじ4

シドニーは死を予感していましたが、クリフにはシドニーを殺す気はありませんでした。クリフにとっての一番の目的は「死の罠」を自分名義で発表することであり、すぐにもこの家を出て行くつもりでした。手錠をかけられたシドニーに反撃はできまいとクリフは安心して身支度を始めましたが、シドニーは手錠を外しクリフにボーガンで矢を突き刺しました。

クリフがその場に倒れると、雷雨の影響で家は停電、部屋は真っ暗になってしまいました。すると、そこにロウソクを持ったヘルガが現れました。事の真相を知ったヘルガはシドニーに拳銃を突きつけますが、シドニーは銃を恐れず短剣を持ってヘルガに襲い掛かりました。二人は床に倒れながら互いに譲らず取っ組み合いを演じます。そして拳銃を奪ったシドニーは短剣を手にしたヘルガを撃とうと銃を構えますが、その瞬間、最後の力を振り絞ってクリフがシドニーに襲い掛かりました。

ここで物語はブロードウェイの舞台へ。舞台上では、二人の男が取っ組み合いの末に死に、傍らには一人の女性がその様子を見て喜びを爆発させていました。そこで舞台はフィナーレとなり、観客は大きな拍手を俳優たちに送りました。舞台裏ではヘルガが劇の大成功に沸いていました。上演されていたのは「死の罠」、あの夜をただ一人生き残ったヘルガがこの戯曲を仕上げたのです。「ひと財産できる」と歓喜するヘルガ。シドニーとクリフ、二人が作り上げた戯曲は思わぬ形で完成の日を見たのでした。

みんなの感想

ライターの感想

素敵な老紳士と美青年の姿と、どんでん返しが続く展開にハラハラドキドキさせられました。ヘルガが漁夫の利を得るというラストは衝撃的で、その余韻が冷めないうちにあっという間にスタッフロールが終わってしまい、鑑賞後はしばらく唖然となってしまうかもしれません。二時間足らずの映画ですが、非常に密度の濃いおもしろい映画でした。

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