映画:トレインミッション

「トレインミッション」のネタバレあらすじと結末

トレイン・ミッションの紹介:2018年3月30日公開のアメリカ&イギリス&フランス合作映画。『フライト・ゲーム』の監督&主演コンビによる、走り続ける電車の中で繰り広げられる出来事を描くサスペンス・アクション。リーアム・ニーソン演じる通勤電車に乗り込んだ中年男が、謎の女からのとある人物を捜し出せば10万ドル支払うという依頼を引き受けてしまったことから、次々と危険にさらされていく姿がつづられる。

あらすじ動画

トレインミッションの主な出演者

マイケル・マコーリー(リーアム・ニーソン)、ジョアンナ(ヴェラ・ファーミガ)、マーフィー(パトリック・ウィルソン)、ホーソーン警部(サム・ニール)、カレン・マコーリー(エリザベス・マクガヴァン)、ウォルト(ジョナサン・バンクス)、グウェン(フローレンス・ピュー)

トレインミッションのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①元警官、現在は保険のセールスマンのマイケルは、60歳でリストラされた。落胆の帰途、ジョアンナという女性に話しかけられたマイケルは、列車の中にいるプリンという人物を探すよう命ぜられる。不審に思い通報するとジョアンナが仲間を殺し、妻子を人質に取る示唆。 ②プリンは政府職員にとって不利な証拠を持つ少女・ソフィアだった。親友のマーフィーが共犯と知ったマイケルは事件を解決し、警察官に復職して黒幕のジョアンナを逮捕する。

【起】- トレインミッションのあらすじ1

トレインミッションのシーン1 アメリカ・ニューヨーク州。

マイケル・マコーリーは元警官ですが10年前に転職をし、現在は保険のセールスマンです。
マイケルが住む家は、ウエストチェスター郡のタリータウン駅が最寄り駅です。
タリータウン駅から会社のあるニューヨークまで、マイケルは電車通勤していました。
毎朝同じ電車に乗って通勤するため、あらたまって自己紹介はしないものの、通勤電車の乗客とは互いに、なんとなく顔を覚えています。

マイケルは妻・カレンと、今度大学生になる息子・ダニーがいました。
ダニーは名門シラキュース大学へ進学が決まっていますが、寮に入れるかアパート住まいにさせるかが、マイケルの家で今、最も熱い話題です。
息子にアパートを与えると、学費に加えて生活費も高くつきます。
家の住宅ローンもまだ残っており、60歳のマイケルは65歳の定年まで働くつもりです。

ところが…。
その日、マイケルは上司に呼び出され、解雇を言い渡されました。リストラです。
まだ息子の学費がいるからと訴えても、聞き入れられません。

帰り道に妻のカレンから電話を受けたマイケルは、すぐには解雇のことを切り出せませんでした。
どうしようと考えつつ、友人と約束したバーへ行きます。
会った相手は、警官時代に7年間相棒だった45歳の男性ジム・マーフィー警部補でした。
マイケルが会社をクビになったことを告げると、マーフィーは力になると言います。
しかしマイケルはやんわりと断りました。マーフィーはバツイチで、マーフィーにも生活があるだろうと考えたからです。

同じバーには、警部に出世したホーソーンがいました。
マーフィーはホーソーンを見て、苦々しい顔を浮かべます。
「善人ぶっても死ぬだけだ。崇高な精神なんて古い」
マーフィーは呟きます。

バーのテレビでは、政府の職員が飛び降り自殺したニュースが報じられていましたが、マイケルは気に留めませんでした。(伏線)


飲みに行ったものの、会社を早びけしたため、帰りの電車はいつも乗る時刻のものでした。
グランドセントラル駅ではカバンの検査が行なわれており、ごったがえしています。
その人ごみでマイケルは、携帯をスられてしまいました。
通勤電車は電気が通っていない(電気トラブル)の車両もあり、使えるのは一部の車両のみです。
それでも電車は乗客を乗せ、進み始めました。


本を読もうとするマイケルの向かいに座り、話しかけてきた女性がいます。見慣れない顔です。
女性はジョアンナと名乗ると、人間行動学者だと言いました。
人間は16種類の性格に分けられると言ったジョアンナは、マイケルの性格を探るためにある実験をしようと言い出します。

それは非常に奇妙な内容でした。
「この電車内に見慣れない乗客がおり、盗品が入ったバッグを持っている」、「その人物はプリンという偽名を使っている」、「プリンは終点のコールドスプリング駅で降りる」、「もしその人物を探り当てたら、10万ドル(約1120万円)の報酬を与える」というものです。
手付金として2万5000ドル(約280万円)が、2号車のトイレに隠されていると言うと、ジョアンナはさっさと次の86丁目駅で降りていきました。

半信半疑でトイレに行ったマイケルは、通風口に本当に現金があるのを見て驚きます。
しかし、乗客はジョアンナが最初に指摘したとおり、100人前後もいるのです。
到底探し出せるわけがない…と思いつつ、マイケルはごみ集めをしていた乗務員・マニーに聞いてみます。
コールドスプリング駅で降りる客に心当たりがあるかと聞くと、マニーはデート(あいびき)かとひやかしました。マイケルは言葉を濁します。

「あなたの性格は次の駅で分かる」と、ジョアンナが言っていました。
次の駅でマイケルは、フードをかぶった黒人の少女に「やるのね?」と聞かれ、封筒を押しつけられました。
「あなたは見張られている」と言い、少女はすばやくホームに出ていきます。
渡された封筒を開くと、中身は妻の結婚指輪でした。妻が人質に取られかけている、監視されているのだと思い、マイケルはあせります。

【承】- トレインミッションのあらすじ2

トレインミッションのシーン2 電車は地下に入ると携帯が圏外になるため、なじみのトニーはスマホでゲームをして遊んでいました。
スマホをトニーから借りたものの、電波が入らないので、マイケルは顔なじみの男性・ウォルトの新聞を借りて読む振りをしながら、「降りたら警察に通報してくれ」と示します。

次の駅が近づき、電車が地上に出ました。
マイケルは携帯を使い、マーフィーに連絡を入れます。自宅が見張られていることと、この番号に折り返し連絡をくれと留守番電話に入れました。

次の125丁目駅でウォルトは下車します。
折り返し電話がかかってきますが、電話の主はジョアンナでした。
約束を破ったと咎めたジョアンナは、駅から見える交差点を見ておけと言います。
信号待ちをしていたウォルトが背中を押され、バスに轢かれました。
マイケルは真剣にプリンを探し始めます。

ところで列車の座席には、購入した切符を立てておく場所があります。
定期を持っている者もいますが、一般客はその切符を購入しています。
コールドスプリング駅で降りる客は、7番のところに穴が開きます。車掌がパンチで穴を開けるのです。
それを調べたマイケルは、ひとりずつ話しかけて様子を探ろうとしました。


マイケルが最初に話しかけた相手は、ビジネスマンの株式仲買人・ヴィンスです。
ヴィンスは高慢ちきで、えらそうでした。取りつく島もなく席を立って去っていきます。
(先にネタバレ。ヴィンスはコールドスプリング駅で下車するわけではない。ある女性を「安い香水がにおう」と追い払ってヴィンスがその席に座ったため、マイケルが勘違いした。乗車間際の頃に、その悶着がある)

続いてマイケルが話しかけたのは、髪の毛を染めて鼻にピアスをした女性・グウェンでした。
マイケルは顔馴染みのシェリーに、息子が今度大学へ進学すると言いながら、グウェンに「コロンビア大学だな」と、大学の紋章が入ったバッグを指摘しますが、警戒されます。
グウェンは席を立って隣の車両へ逃げ、マイケルが追いました。グウェンのカバンの中身を見せろと詰め寄ります。
カバンの中身は…偽のIDでした。グウェンの恋人が偽造したもので、彼氏が捕まらないようにとグウェンが持ち運んでいただけです。
マイケルは警官だと思われて、警戒されたのでした。マイケルは違うと否定します。

そうこうする間に、次の駅に着きました。
時間が足りない、自分が話しかけると警戒されると判断したマイケルは、車掌のサムに「怪しい奴がいた。3人組で乗りこんだのに、別の車両に別れて乗り込んでいる」とテロをにおわせ、車掌のサムを使って3人の乗客を探ろうとします。

看護師のエヴァに車掌のサムが荷物の点検を求めると、首にタトゥーを入れた男がさりげなく車両を移動しました。
それを見て怪しんだマイケルが追うと、相手が殴りかかってきます。
こいつがプリンだと思ったマイケルは、追い払われながらもGPSを荷物につけました。


マーフィーから折り返し電話がかかってきます。
マイケルは簡単に状況を説明しました。するとマーフィーは、2日前に都市計画局の政府職員がふところに大金を持ったまま、飛び込み自殺するという事件があり、それと今回の件が関係しているのではないかと答えます。
危険だから次の駅で下車しろとマーフィーに警告されたところで、スマホの電池が切れました。

顔馴染みの通勤客とはいえ、客車内を始終うろうろと行ったり来たりするマイケルこそが、はた目には怪しい奴に見えます。
移動した車両は、電気系統のトラブルで使われていない客車ですが、携帯の着信音が聞こえました。
それが床から聞こえるので開いてみると、先ほどの首タトゥーの男の死体が入っています。
ふところをさぐると、バッジが入っていました。実はこの男性、FBIのディラン捜査官だったのです。
(ディラン捜査官も同じ事件を捜査するために、潜入していた)

【転】- トレインミッションのあらすじ3

トレインミッションのシーン3 携帯を取るとジョアンナからで、「あなたのせいでまた死者が出た」と言い、妻子の声も聞かせました。
妻子は監禁されているわけではなく、盗聴した内容でした。洗面所に置いたはずの結婚指輪がないと妻・カレンが言い、息子のダニーが「父さんに電話して聞けば」と返答しています。
乗客の誰かが通報したようで、次の駅には警官が詰めかけていることを知らせると、ジョアンナは「下車せずにやりすごせ」とマイケルに命じました。


次のタリータウン駅で警察官が入り込むと、客車内を見て回ります。
マイケルはディラン捜査官の死体と一緒に隠れますが、警察官がネジを踏んだため、出られなくなりました。
列車の下部から出ようとしますが、電車が発進します。
車輪の隙間から外を回って中へ入りますが、前金はバッグから飛んでいきました。100ドル札だけ、マイケルの手に残ります。

マイケルは一計を案じ、最終車両以外の空調をわざと壊します。最終車両に乗客を集める作戦です。
空調のトラブルに気付き、サムが最後尾の車両に移動するよう、アナウンスしました。

マイケルは見慣れぬ顔の男性にポーカーを挑みながら、客の全員に聞こえるようにわざと大きな声で、ジョアンナから依頼されたことを話します。
あと2駅で終点、時間がないからです。
5人が初めて見る顔なので、身分を知りたいと言うと、ポーカーの相手・ジャクソンは定期券を見せました。
マイケルが知らなかっただけで、ジャクソンは通勤客でした。

ギターを背負った男が隣の車両に移動し、追ってきたマイケルに言われるまま、荷物を見せます。
中身はギターでしたが、男は銃も所持していました。実はこの男性、プリンを殺害するよう命ぜられた暗殺者・オリヴァーでした。
(FBIのディランを殺害したのも、オリヴァー)
オリヴァーはマイケルに、黒幕が誰か知らないのかと笑います。
マイケルは投降する振りをして揉み合いとなり、オリヴァーは窓ガラスを割って対抗列車にぶつかりつつ、落ちました。


電車はギャリソン駅に到着し、次が終点のコールドスプリング駅です。
オリヴァーの銃を奪ったマイケルは、プリンという人物が狙われているのだと言いながら、必死で乗客を説得し始めました。
プリンという人物に名乗り出るよう言いますが、はた目にはやはり、マイケルがあぶない奴に見えます。

看護師のエヴァに銃をつきつけて、持っているスマホを見せろとマイケルは言いました。
エヴァは彼氏と大喧嘩をし、家に帰りたくなくて衝動的に列車に乗っただけだと答えます。

終点まで乗っているはずの、株式仲買人のヴィンスの顔がないことに気づいたマイケルは、香水で揉めていた女性・ソフィアが席を外したことを思い出しました。
ソフィアが持っているのはヘスター・プリンの『緋文字』という本で、彼女こそがプリンだと、マイケルは確信します。

しかしそこで車掌のサムが、マイケルの持つ銃に気付き、人質事件だと誤解しました。
マイケルは緊急停車を指示し、サムは言われたとおりに緊急停車ボタンを押しますが、電車は止まらないどころか小爆発を起こし、暴走を開始します。
(電気トラブルが起きて使えない車両には、暴走させる爆弾が仕込まれていた)

運転士は殺害されており(殺し屋・オリヴァーの仕業か)、終点の直前にはカーブが控えていました。
マイケルはみんなに車両の後ろの方に移動するよう指示すると、車両を切り離す作戦を開始します。
それを見たサムが、マイケルへの疑いを晴らしました。
サムとマイケルは車両を切り離しますが、脱線時に車掌のサムは爆発に巻き込まれて死亡します。

【結】- トレインミッションのあらすじ4

トレインミッションのシーン2 最後尾の車両は無事でしたが、まだ事態は解決していないと思ったマイケルは、ガラスを濡らして新聞紙を張るよう乗客に指示します。
さすがにこの時点になると、「マイケルは怪しい奴ではなく、むしろ陰謀から守ろうとしているのだ」ということが、乗客にも分かるようになりました。
マイケルは静かにソフィアへ語りかけ、なぜ狙われるのか質問します。

ソフィアはまだ10代後半の少女でした。
残業するニューヨーク市の職員・エンリケとたまたま一緒におり、エンリケが35階から飛び降り自殺したわけではなく、殺されたことを知っていました。
ソフィアはエンリケの持つ証拠を、代わりに所持していました。


話を聞いたマイケルは「なぜ警察に通報しなかった」と質問しますが、返答は「警官が犯人だもの」というものでした。
「善人ぶっても死ぬだけだ。崇高な精神なんて古い」と言っていたと、ソフィアは語ります。


脱線した車両は警察に包囲されました。
一見すると「マイケルが乗客を人質にたてこもった」ように感じられますし、実際、マスコミもそう報じます。

交渉役に選ばれたのは、マイケルの親友・マーフィーでした。マーフィーは「人質を解放して、代わりに俺を人質にしろ」と言います。
マイケルは人質の大多数を解放しますが、マイケルを信じて危険を顧みないエヴァ、トニー、グウェン、ジャクソンと、なんとなく逃げそびれた乗務員・マニー、狙われているソフィアが残っていました。

車両に入り込んだマーフィーは、「善人ぶっても死ぬだけだ。崇高な精神なんて古い」とマイケルに声をかけます。
それを聞いた乗客とマイケルは、マーフィーが悪の一味と気づきました。

マーフィーはマイケルがクビになったのを知り、大金が入るようひそかに悪事を手伝わせる段取りをつけていたのです。
しかしマイケルが断ったため(居酒屋で)、ジョアンナが接触してきていました。

ジョアンナから処刑を命じられたマーフィーは、プリンは誰かと乗客に聞きます。
ソフィアが名乗り出ますが、ジャクソンもグウェンもエヴァもトニーも肯定したために、マーフィーは混乱しました。
マニーだけは「俺は違う」と否定しますが、乗務員であることは制服で明らかです。

悩んだマーフィーの隙をつき、マイケルはタックルして揉み合いになりました。
マーフィーがナイフを振り回すのを、みんなで取り押さえます。
マイケルは機転を利かせ、マーフィーの持っていた識別装置をとりあげました。
狙撃手は、識別装置がない者が立ちあがったので、それが犯人だと思い、狙撃します。
マーフィーは狙撃され、死亡しました。


外にはソフィアが連絡を取り、証拠を持って会う手筈をつけたガルシア捜査官がいました。
マイケルはガルシア捜査官に会うと、マイケルが助けてくれたと言います。
ガルシア捜査官は、マイケルの家の庭にいた不審者を逮捕したと報告しました。
マイケルの容疑は晴れます。

マーフィーのナイフで傷ついたジャクソンは手当てを受け、安全が戻ったマニーは、看護師のエヴァを口説き始めます。
ソーホーン警部は「マーフィーを内務調査しているところだった。こんな目に遭わせて申し訳ない」と、マイケルに謝ります。
そしてマイケルがクビになったことを指摘し、復帰を勧めました…。


後日。
シカゴ行きの電車に乗るジョアンナのところへ、マイケルがやってきます。
マーフィーは手先にすぎず、本物の黒幕はジョアンナであることを、マイケルは指摘しました。
ジョアンナは「もしそうだとして、あなたに何ができるの?」と、平然と答えます。
(マイケルはジョアンナに話を持ちかけられた当人なので、証人でもある。しかし一介の民間人であるマイケルに、どんな効力があるのかとジョアンナは言いたい)

毅然とした態度のジョアンナに対して、マイケルもひるみません。
「実はちょっとしたことなのだが」と言うと、マイケルは警官バッジを見せました。
ジョアンナの表情が崩れます…。

(マイケルは警官に復帰した。逮捕権を持つため、ジョアンナを捕縛できる)

みんなの感想

ライターの感想

うまいこと情報を散らばらせておいて、あとで伏線を回収して行く手腕はあっぱれ。
サスペンス慣れしていたら、たぶん最初に会った時のマーフィーの格言めいた言葉が「伏線だな」と思ってしまうかも。(私は思った)
展開はスリリングなのだが、なんか笑えてしまう作品でもある。乗務員マニーのへたれぶりも面白い。
何よりも「正義の味方のはずなのに、はた目にはこれ、犯人にしか見えないよね」というマイケル。
それが終盤に近付くにつれ、乗客にもマイケルの真摯な態度が伝わっていく過程は、見ていて胸が熱くなった。
しかも悪役のマーフィー&ジョアンナは、映画『死霊館』シリーズのウォーレン夫妻という、映画通だったら豪華だとうなるコンビ!

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください