映画:トーナメント

「トーナメント」のネタバレあらすじと結末

トーナメントの紹介:2017年製作のアメリカ映画。「ネイバーズ」のアレックス・エッソーらが出演したシチュエーションスリラー。リンジーとジェフの夫婦は見知らぬ男を車で轢いてしまい、死体を自宅ガレージに隠蔽。混乱する一家のもとへ刑事を名乗る男がやってきて…。

あらすじ動画

トーナメントの主な出演者

リンジー・ピットマン(アレックス・エッソー)、ハンナ(パーラ・ヘイニー=ジャーディン)、スミス刑事〔リチャード〕(ウォード・ホートン)、ジェフ(ディラン・マクティー)、ヴェローン事務員(アンドリュー・ローゼンバーグ)

トーナメントのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①大晦日の夜、ジェフとリンジーは老人を轢死した。飲酒運転だったため死体を家に持ち帰るが、スミス刑事という男が家を訪ね、死体のことを聞いてくる。 ②男はリンジーの妹・ハンナの恋人・リチャード。詐欺で手に入れ、ハンナに預けた大金を奪い返そうとしていた。生き残ったのはリンジー。

【起】- トーナメントのあらすじ1

トーナメントのシーン1 荒野にある洋館。
口にガムテープを張られ、椅子に拘束された女性・リンジーがいます…。
(このシーンは後で出てくる)


アメリカ。

大晦日の夜、職場のカウントダウンパーティーに呼ばれて、リンジー・ピットマンとその夫・ジェフが行きました。
リンジーは、銀行の窓口係です。

夫のジェフは、現在は無職でした。前の職場を辞めて8か月になりますし、そろそろ働かねばならないとは思っています。
リンジーとジェフは、家を転居したばかりでした。新たに住む家を改築する必要があり、出費が必要です。
リンジーには妹・ハンナがおり、現在ハンナとも同居していました。


パーティーからの帰り道、運転中に気を取られたジェフは、車道を歩いていた老人男性を轢いてしまいます。
ジェフとリンジーは急いで車から降り、老人の様子をみました。
リンジーは救急車を呼ぼうとしますが、携帯は圏外です。
仕方なく車に乗せて、老人を病院まで運ぶつもりでした。
リンジーが運転をし、後部座席でジェフが老人につきそいます。

ところが、車中で老人は息絶えました。
ジェフは老人が死亡すると、病院や警察へ行くのをためらいます。
飲酒運転で人を死なせてしまったとなると、重大な罪に問われるからです。
ジェフはリンジーに、一旦家に帰って出方を考えようと言いました。


自宅のガレージに入ると、ジェフはリンジーに言います。
2時間だけ待って、酔いをさましてから警察や病院へ行くと提案しました。
ガレージで改めて車を見ると、ナンバープレートがありません。
老人を轢いた時に、外れてしまったものと思われました。
あせったジェフは、徒歩で現場まで戻ります。
リンジーは思わぬ事態に動転して、洗面所で吐きました。
事故現場まで戻ったジェフは、「なんてこった」とつぶやきます。
すでに現場には、警察が到着していたのでした。


ハンナをバイクに乗せた男性が、家まで送ってきます。
帰宅したものの、家に灯りがともっていないことを、ハンナはいぶかしみました。
ガレージに入ったハンナは、一度は死んだものの生き返った老人に襲われます。
揉み合いになったハンナは、護衛の銃で老人を射殺しました。

ちょうど同じ頃、ジェフが徒歩で戻ってきます。
発砲音に気付いたジェフとリンジーは、ガレージに駆け付けました。
動揺するハンナを、リンジーは薬で寝かせつけます。


ジェフはボブ弁護士に連絡を取り、対処方法を教わろうと提案しました。
それに当たり、被害者の身元を知っておくほうがいいと考え、ジェフはガレージに行きます。
死んだ男性のポケットを探ると、持っていた紙片にはなんと、ジェフとリンジーの住む住所が書かれていました。
つまり、死んだ男性はなんらかの事情で、この家を訪ねてくるつもりだったのです。

【承】- トーナメントのあらすじ2

トーナメントのシーン2 ジェフはリンジーを疑い、ジェフとリンジーのあいだで小さな口論が起きました。
ジェフは犯行を隠すことにします。
警察には、鹿を轢いたと通すことに決め、死体は隠すことにしました。
ジェフとリンジーはガレージに散った血痕を拭き取り、証拠隠滅の作業を行ないます。


朝8時近く。
ようやくガレージの掃除が終わり、リンジーがコーヒーを淹れている頃に、警察がやってきます。
バロンとキャンベルという2人の警察官は、リンジーに簡単な事情聴取をしました。
リンジーは「会社のパーティーの帰りに雌鹿を轢いた。雌鹿は身体をひきずって去った」と答えます。

警察官が車を見たがるので、リンジーは仕方なくガレージに通しました。
ガレージにはジェフがおり、あせる気持ちから「鹿には角が生えていて(雄鹿)」と言ってしまいます。
リンジーとの証言の食い違いを指摘されたジェフは、妻が無知なのだということでごまかしました。
警察官は去っていきます。


目覚めた妹・ハンナは、自分が起こした罪を警察に通報しているものと思っていました。
ですので、ジェフとリンジーが犯罪を隠匿したがるのを、不思議がります。
ハンナは最近、妙な人物に尾行されていたと言いました。
ハンナの恋人・リチャードは株絡みの仕事をしていたのですが、老人の資金を横取りしたことで相棒に殺されてしまったのです。
しかしハンナは、死ぬ直前のリチャードに、あるものを託していました。
ハンナはそのことを、ジェフとリンジーに言い、夫妻は「死んだ老人は、ハンナがらみでこの家に来ようとしていた」と思います。

ハンナが死んだ恋人から託されていたものは、『クラウン・ヒル・ロッジ』の預かり証です。
そのロッジへ行けば、何か重要なものが置かれていそうです。


リンジーが留守番をし、ジェフとハンナがロッジへ行きました。
ハンナは部屋に入り、「5万ドルの金があった」とバッグを持ち出します。
ジェフはそれを喜び、最初「リンジーには金のことは内緒にしよう」と持ちかけました。
ハンナはジェフの発言を聞いて、姉の夫であるジェフを「信用ならない人間」と思います。

帰り道、ジェフはハンナを味方につけたいようで、「リンジーは妹の存在を、ずっと隠していた」と言いました。
しかしハンナは挑発に乗らず、そのまま帰宅します。


ハンナとジェフが出かけている間に、来客がありました。男はスミス刑事と名乗ります。
先ほど警察の事情聴取があったばかりだとリンジーが指摘しますが、スミス刑事は強引に部屋へ入ると、妹のハンナに会いたがります。

【転】- トーナメントのあらすじ3

トーナメントのシーン3 あまりにも強引すぎるので、本当に刑事かとリンジーが疑うのと同時に、スミス刑事は「死体はどこに?」と詰め寄りました。
気味が悪いと思ったリンジーは、スミス刑事の隙をついて攻撃しようとしますが、スミス刑事はリンジーを殴り、気絶させます。

(先にネタバレ。刑事というのは嘘。
この男性はハンナの恋人、リチャードである。
すぐ分かるので、先にネタバレさせていただく。
よって、以後「スミス刑事」=「リチャード」と表記する)

気絶から目覚めたリンジーは、ガムテープで口をふさがれ、椅子に拘束されていました。
(ここがオープニング)
容赦なくリンジーに平手を張り、リチャードはリンジーに、死体のありかを聞き出します。
スミス刑事はリンジーの喉元にナイフを突きつけますが、それ以上は何もしませんでした。
むしろリンジーの反応を見て、おもしろがる節があります。

部屋を物色したリチャードは、武器を物色した後にリンジーへ拷問を加えます。
そしてリンジーに「妹に会わせろ」と要求しました。
ところがリンジーは、リチャードがガレージを離れた隙に、拘束を解いていました。
火かき棒でリチャードを殴って気絶させると、リチャードを縛りあげます。


帰宅したジェフとハンナは、5万ドルがあったことをリンジーに告げました。
リンジーはガレージに拘束したリチャードを、2人に見せます。
ジェフはリチャードを殴りつけ、誰の差し金かと聞きますが、リチャードは笑うだけで答えません。
リチャードがハンナと話すことを要求したので、リンジーはリチャードとハンナを2人きりにさせました。

2人きりになったハンナは、平手打ちをした後にリチャードへキスをします。
ハンナは、リチャードが死んだものと思っていました。
リチャードは「身の危険を感じたので、死を装った。ハンナの無事を確認するために、男を派遣した」と答えます。
(轢死した男性は、リチャードが派遣した人物)

「2人で金を持って旅行に出かけよう」と甘い言葉を囁いたリチャードは、ハンナに縄を解くよう要求します。


「金を山分けにして、なかったことにする」というリチャードの要求を持って、ハンナはリンジーとジェフのところへ行きました。
ハンナはリンジーにこっそりと「夫のジェフは当初、金の存在を隠そうとした。信用しちゃだめ」と言います。

リンジーは、妹・ハンナのブレスレットと、リチャードのネックレスがおそろいなのに気付き、リチャードがハンナの恋人だと見抜きました。
リンジーはリチャードの口にガムテープを貼り、指に釘を打つと脅し、白状させます。
リチャードは、自分が得た金を回収するために、この家にやってきたことを自白しました。

【結】- トーナメントのあらすじ4

トーナメントのシーン2 ジェフは金欲しさに、リチャードの殺害を計画し、「1人殺すも2人も同じだろう」とリンジーに言います。
リンジーは反対しますが、ジェフの説得に最後はうなずきました。

リンジーは妹・ハンナのところへ行き、反応を見ます。
妹のハンナは、拘束された男性が恋人だと、リンジーに言いました。
「知っていた」と言ってハンナを安心させ、リンジーは妹を気絶させます。
リチャード殺害には、恋人のハンナが邪魔になるからです。

ハンナは気絶した状態で後ろ手に縛られ、ガレージに無造作に放置されます。
リチャードはハンナに呼びかけて起こすと、自分の拘束を解くように言いました。


ジェフとリンジーはリチャード殺害の準備をしますが、リンジーは武器を取りにいった際に、金が消えていることに気付きました。
リンジーは、警察に通報します。

ジェフが枕を2つ持っているのを見たリンジーは、ジェフがリチャードだけでなく、自分の妹・ハンナまでも殺そうと計画していると気付きます。
ジェフは「ハンナは裏切り者だ」と言うと、リンジーに襲いかかりました。

同じ頃。
地下室でも、諍いが起きています。
拘束をハンナに解いてもらったリチャードは、ハンナの首を絞め、殺害しました。


ジェフはリンジーを説得する振りを装い、殺害しようと考えます。
リンジーを見つけて馬乗りになったジェフは、背後からリチャードに斧で襲われました。
リンジーとリチャードが戦います。
リチャードはリンジーの首を絞めようとしますが、リンジーがリチャードの首に小さなものを刺します。
(リチャードは死んでいない)

首を絞められたリンジーは寝転がったままで、首を刺されたリチャードは、床の上に銃が落ちているのを見つけました。
リチャードは銃を拾い、リンジーに向けますが、それはリンジーの計画でした。
リンジーはガレージのリモコンを押し、車庫を開きます。

外には通報で駆け付けた警官がおり、銃を手にしたリチャードは射殺されました。
リンジーは弱っていますが、無事に保護されます。


警察から事情聴取を受けたリンジーは、解放された後に、ロッジへ行きました。
ハンナが持っていた預かり証を、受付係に見せます。
部屋に通してもらったリンジーは、そこに大金が置かれているのを見ました。
ハンナが家に持ち帰った、5万ドルどころの額ではありません。
それを見たリンジーは、複雑な表情で笑います…。

(預かり証がハンナの元に残っているのを、リンジーが見つけていた。
預かり証があるということは、まだロッジに残っているものがある、と、リンジーが見当をつけた。
ラストシーンの笑顔は微妙なもの。
大金を手にしたリンジーだが、その代わりに1日弱で夫や妹を失ってしまった。
気持ちの整理がまだついていない様子)

みんなの感想

ライターの感想

映画のDVDパッケージの簡単なあらすじのところに「刑事がやってきて、殺し合いのトーナメントをするよう促す」と書いてあるが、実際はそうではない。
煽り文句とストーリーがまるで違う作品。
むしろこの映画の肝は、「夫婦であっても信用ならない」「姉妹でも信用ならない」その関係性の脆さを突いたもの。
映画の序盤から、優等生の姉・リンジーに対し、妹のハンナは劣等感のコンプレックスを持っているし、リンジー側も妹を少しばかり煙たく思っている。
さらにジェフは、見つけた大金を隠そうと義妹のハンナに持ちかけるし。
ざっくり書くと上記のネタバレになるが、「一介の銀行の窓口係にしては、逆襲の手口が鮮やかすぎる」という点もある。
むしろ実は本当の黒幕はリンジーなのではないか…そう深読みできる作品。

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